アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、言葉の問題が多数ありました。
普段使われている言葉の意味、外来語の正しい解釈、語源の問題など多岐に亘って、間違い易い言葉を問題にしていました。
日頃から、正しい意味を理解して使っている方にとっては、正解は簡単ですが、そうでない方は迷ってしまいます。
そんな言葉の正しい意味を問う問題が、第15回のグアム・突撃〇×泥んこクイズで出されていました。
問・「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の「八卦」とは、「八掛け」つまり「八割」のことである。〇か✖か?
答・×
解説 「八卦」とは占いの方法の名称であり、当たる確率を表している訳ではありません。
古代の中国人は八つの要素が、自然と人生を支配するものだと考えたのだそうです。
その八つとは、天、沢、火、雷、風、水、山、地であり、これを様々な方法で組み合わせ、その並び方で占ったのです。
当たる確率が八割などという解釈は、「八卦占い」の専門家が聞いたら、さぞお怒りの事でしょう。
尤も、どの占いにしても、正確な裏付けとなる資料などはあり得ません。
従って、100%当たるなどという事はあり得ないので、占いを信じて行動を起こすのは止めるべきでしょう。
とは言え、人間は誰しも悩みを抱える事があります。そんな時に占いを頼りたくなる気持ちは理解出来ます。
でも、人生を左右するような重大な判断は、信頼出来る家族か友人の意見を聞いた方が得策と言えるでしょう。
占いを信じて莫大な損をしても、それは信じた自分の自己責任という事をお忘れなく。
本日の裏話は、「当たるも八卦当たらぬも八卦」の真実の意味をご紹介しました。
「占い」は神社の御神籤くらいの軽い気持ちで見てもらえば、もし外れても悔しさが高まる事は無いと思いますよ~。