3種の神器は奥が深い

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の誰でもが知っている常識が中心に作られていました。

常識なので、義務教育で学習した事柄が多いので、記憶力が確かならば正解する確率は高いと言えます。

今年は平成から令和に元号が変わりましたので、天皇家に関する報道がテレビで盛んでした。

この事によって、今まで知らなかった知識を増やす事が出来たし、また学習した事を思い出した方も多かったと思います。

そんな天皇家に縁の問題が、第15回のニューヨーク決勝戦で出されていました。

問・天照大神の姿を映したため、その御霊として祀られるようになった鏡は何?

答・八咫鏡(やたのかがみ)

解説 義務教育では、勾玉(まがたま)、鏡、剣を3種の神器と習い、歴代の天皇が継承する伝説の宝です。

令和元年の5月1日、継承の儀が行われテレビ中継もありました。この時は宮内庁の係管が神器のケースを運んでいました。

従って、中味の勾玉、鏡、剣は映像として披露されていません。それどころか、3種の神器を見れる人は存在しないのです。

実は、歴代天皇の寝室の隣の部屋に置かれているものの、天皇ご自身もこれを見る事が出来ないのが皇室の伝統なのだそうです。

理由は割愛しますが、神世から続く天皇家の伝統で、3種の神器を持つものが「天皇である証」という事になります。

日本神話では、天照大神が岩屋に閉じこもり、闇夜になってしまい、扉を開けてもらおうと神々が大騒ぎをしました。

何事か? と天照大神が扉を少し開けたところ、鏡を差し出しご自身の顔を映し出したのが八咫鏡だったとの伝説です。

従って、八咫鏡は天照大神の御霊として祀られるようになったという伝説でした。

本日の裏話は、3種の神器の「鏡」にまつわる伝説を少々覗いてご紹介しました。

それにしても、あの有名な3種の神器の実物を見た事のある日本人は一人も居ないのだ、とは驚きでした。

となると、日本神話をもう一度読み返したくなりませんか? なんせ日本一古い物語ですから、面白い事間違いありませんよ~。

 

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