文学賞とその後

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、文学に関する設問が多数ありました。

日本文学だけでも、古典から純文学、大衆文学など多岐に亘り、外国文学も種類が豊富です。

このように文学好きの人にとっては、基礎的な知識として文学賞がありますね。

その文学賞の中でも、最もポピュラーな賞の関しての問題が第10回の後楽園球場の一次予選で出されました。

問・芥川賞と直木賞、一人で両方とることはできない。〇か✖か?

答・〇

解説 芥川賞は新人作家の登竜門なので新人しかとれません。また芥川賞作家がジャンルを替えて直木賞を狙う事もありそう。

現実に、有名作家の太宰治が芥川賞を狙って、川端康成氏に根回しをした話は有名ですが、キッパリ断られています。

この様な不正を防ぐ目的で、応募しても対象から外されてしまうので、同じ人間が両方の賞をとることは出来ないのです。

因みに令和初、第161回の芥川賞・直木賞が7月17日夜に発表され今村夏子さん、大島真寿美さんと共に女性でした。

直木賞は娯楽作品が多いので、受賞と共にベストセラーになる確率が高いですね。

一方の芥川賞は難解な文学で、取り付き難いとの声も聴きますが、100万部を超えるベストセラーも多数ありました。

1,955年の「太陽の季節」で受賞した石原慎太郎氏の場合、太陽族という流行を産み、102万部のヒット作品でした。

それ以上に、石原裕次郎という戦後最大のスーパー・スターを誕生させた功績は忘れられません。

ご当人の石原慎太郎氏も、作家と政治家の二足の草鞋で大臣を務め、更に東京都知事にまで上り詰めています。

芥川賞作品の最大のヒット作は、1,976年受賞の村上龍氏で「限りなく透明に近いブルー」は354万部です。

彼の場合は世界的にファンも多く、毎年の事ながらノーベル文学賞の呼び声が高いのですが、残念ながら不発に終わっています。

本日の裏話は、文学賞とそれに関わる世の中の動きを少々覗いてみました。

受賞後の作家も、陽を浴びて歴史に名を残したり、逆に一時の夢で儚く消え去る場合もあり、小説のような世界なのですね~。

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