問題のチェックのお話

アメリカ横断ウルトラ・クイズ問題の中でも、知識が無くても運が良ければ5割の確率で正解出来る問題がありました。

番組のキャッチフレーズは、知力、体力、時の運とあるように、運が良ければ正解出来るクイズがありました。

第一次予選の東京ドームやグアムの浜辺で行われる名物の○か×かを選ぶ泥んこクイズです。

その中で、我々スタッフが極度に神経を使った問題をご紹介しましょう。

第8回の後楽園球場、第一次予選で出された次の問題でした。

問・バストの大きい人は、胸のレントゲン写真の写りが悪い。〇か✖か?

答・〇

解説 この問題に関しては、大学病院の放射線科の先生に確認し間違いの無い事を確認しました。

とは言え、お医者さんによっては「そんな事は無い」と異論が出る場合が想定されます。

そこで幾つかの病院の専門家に確認をし、いずれも「間違いない」とのお墨付きをもらったのです。

それでも安心出来ないので、医療機器の会社に連絡し「新型でどんな場も写りが良い新機種が出ていないか」を確認。

「脂肪や筋肉が多いと、x線が吸収され、写真にカゲが出来て見ずらくなるのです」との回答を得ました。

そこで、この問題の採用が決まったのです。それでも問題の責任者だった私は手放しで安心出来ません。

本番当日、東京ドームでこの問題が出された瞬間は、心臓がドキドキで血圧も上がった事でしょう。

この問題で、誤答した挑戦者からのクレームもなく、一次予選は無事に終了したのでした。

○×問題の場合、挑戦者に専門家がいて「自分の理解は異なる」とクレームを付ける事があり得るのです。

従って、学者によって意見が異なるような問題は、問題のチェックが厳しく神経を使っていたのです。

テレビで十七年間続いたクイズ番組で、問題に一問も誤りがなかったのは、チェック担当者の努力の賜物と言えるでしょう。

本日は○×問題のチェックに関する裏話でした。

当時は、日本テレビの看板番組だっただけに、スケールが大きくスタッフの数も膨大でした。

その中で、問題を創りそのチェックをする作業は地味な裏方さんです。

敗者が主役のウルトラクイズ、その裏には問題関連の裏方さん達の存在が有った事を忘れないで下さーい!

「問題のチェックのお話」への1件のフィードバック

  1. 9月4日(水)21時からBSプレミアムにて、
    「たけしのこれがホントのニッポン芸能史」
    第19弾・クイズ番組を大特集!が放送されます。

    もちろん、我がアメリカ横断ウルトラクイズも、NHKに出るのは非常に珍しい福留さんが、当時の番組作りの秘話をかたるようです。

    その他、80年代にしのぎを削りあった名作クイズ番組も紹介。

    スタジオにメインのたけしさん、所さん、そしてゲストの関口宏さんと、まるで改編期のクイズ特番を思い出す豪華3ショット。

    さらに、“羞恥心”つるの剛士さんや、出題・解答者どちらも数多く務める“元・読売テレビ”川田裕美アナも出演。

    どのクイズ世代にも楽しめる“ぜいたく”な90分だと思います。

    先日の24時間TV明け方の「朝の顔大集合」も楽しんで拝見しましたが、
    今回のこの番組は“最高画質”で予録して“永久保存版”としてディスクに焼き付けます!

    追伸
    個人的には、ウルトラの罰ゲームをやっているかのような、川田アナの“独特なスキップ”も見たいですねぇ。
    本人はいたって“真剣”にやっています!

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