アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本に限らず世界の森羅万象について問題が創られていました。
世界中のあらゆる事象が対象とは、幅が広すぎて「記憶出来ない」とお手上げの人はクイズが好きにならないでしょう。
クイズ好きは、そんな無理な話をものともせずに知識を蓄積しているので、我々は難問と言われる問題も採用していました。
難問の中には、新しい発見もあるので、クイズファンは楽しみにしていたようです。
挑戦者にとっては、難問は有難くない筈ですが、中には平然と正解する強者もいます。
そんな強者も「えっー」と驚く問題をご紹介しましょう。第13回のゴールドコースト・敗者復活ダウト・クイズでの問題です。
問・古代エジプトで、「守護神」として最も多くの人々に崇拝されていた動物は?
答・猫
解説 古代エジプトで、紀元前1,000年頃に人間が一番最初に飼った家畜が「猫」だったと言われます。
最初は愛玩用でしたが、いつの間にか神の使いとして猫を崇拝するようになったのだそうです。
次第に「神の化身」として信仰の対象となり、猫の寺院は煌びやかで、これを超える寺院はないとまで伝えられていました。
そんな崇拝の対象ですから、死亡した猫は「専用の墓に葬られ」ミイラ化されたと伝えられています。
古代エジプト研究家の調査なので、異説もありますが、当時の証拠として豪華な猫の像や置物は多数残されています。
猫が崇拝される国は良いのですが、国が変われば印象も異なるのは自然の理と言えるでしょう。
日本では、昔は「化け猫」との言葉があったように、怖い動物あるいは薄気味の悪い動物との印象もありました。
犬のように尻尾を振って喜ぶ事もなく、猫はいつもマイペースで静かな動物との印象の方もいるでしょう。
特に、子猫の動作は可愛く愛嬌があって、テレビのコマーシャルでも毎日画面に登場して視聴者を和ませています。
本日の裏話は、ペットも国や時代によって人間からの扱われ方が大きく変わるとのお話でした。
最近はペットブームで、犬よりも猫の方が飼い易いとの理由でペットの人気ではNO1なのだそうですね。
「いや、一番は我々さ~」との動物がいましたよ。いわずと知れたナンバーワン!、お犬様でした~。敵わんにゃ~ん……。