アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の常識となった知識が基本で創られていました。
常識は学校で習うのが通常ですが、別に家族や知人などの年長者から、言葉で伝えられる事も多数あるでしょう。
そうした中から、一般に知られている知識を吟味して、自分の知識として記憶するのが普通だと思います。
さて、日本人の半分くらいの人が知っている事で、冬の楽しみに関する問題をご紹介しましょう。
第11回のマイアミで出された次の問題です。
問・別名を「サクラウオ」ともいう氷に穴を開けて釣ることで知られる魚は何?
答・わかさぎ(チカ・あまさぎ)
解説 わかさぎは公魚・若鷺と書かれ、地方によってよって呼び名は複数あります。
淡水に棲むものと、成長期に海に出て再び河川や湖で生きる2種類があり、産卵は河川で行います。
ワカサギ釣りの多くは、湖や沼に氷が張った冬、氷に穴をあけて釣りその場で天ぷらにして食べる楽しみ方が多いですね。
また、ボートを浮かべ船上から釣る方法もあり、複数のワカサギを一気に吊り上げるのが一般的です。
何れにしても、味は淡白で癖が無く「天ぷら」で食するのが美味のようです。
因みにと、ワカサギは湖で生まれ育つ魚と思い勝ちですが、前述のように生まれるのは川なのです。
春になると河川を遡上して産卵し、親はそのまま死んでしまいます。生まれた稚魚は海へ下り、成長すると河川を遡上します。
海まで行かず、湖へ直行して群れで生活するのもあるでしょう。
海チームは川から湖に入り、群れを作って生活します。従って群れの中に餌を入れる事によって複数のワカサギが釣れるのです。
また、釣れなくなったら場所を変えて群れを探すのが、ワカサギ釣りの上手な方法であるとの事でした。
本日の裏話は、新春が「旬」のワカサギについて、少々詳しく調べてご紹介しました。
湖にテントを張って、釣り上げたワカサギの天ぷらを食べる。一方では炬燵でテレビを観ながらミカンを食べる。
日本各地で見られる正月風景ですね。今年も日本は幸せそ~。