アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、アメリカの事情を知識として沢山持っていれば当然有利になります。
アメリカの基礎知識は当然ながら、歴史、著名な人物、娯楽、雑学など広範囲の事に目を向けるべきでしょう。
クイズに強い人達は、この知識を分類して頭の中で整理しているようですね。
特に早押しクイズの場合は、瞬間的に判断してボタンを押さなければ、先を越されてしまうので要注意です。
そんな中で、アメリカの基礎的知識の問題がありました。これはクイズ問題を推理して記憶していれば正解出来る問題でした。
第9回のオーランドの「絶叫!恐怖のジェットコースター・クイズ」での問題です。
問・東・西・南・北。アメリカの州の名前に付かないのはどれ?
答・東
解説 イーストの付く州は、アメリカの州にはありません。これを咄嗟に思い付くのは無理でしょうね。
北と南は二つずつ。北はノースダコタ、ノースカロライナ、南はサウスダコタ、サウスカロライナです。
偶然でしょうか? 共にダコタ州とカロライナ州が国境に接していた一つの州を二つに分けたのでしょう。
西が付くのはウエストバージニア州で一つだけ。東が付くイースト州との州は無いのです。
因みにアメリカの州は、1,777年の独立時には13州でした。星条旗の「星」の数も州と同じく13個でした。
それが州が増える毎に「星」の数も増え、現在は50州で、最後に州として認められたのは1,960年のハワイ州でした。
アメリカは合衆国ですから、ハワイも以前は他の州の一部だったのが、独立して州になったのですね。
合衆国憲法の下、全ての州が合衆国の法律を守るのは当然です。一方、州自身にも州の法律が存在します。
日本では禁止されている「大麻」などは、禁止の州と解禁されている州があり知らない旅人は、逮捕される事もあるのです。
アメリカ人は当然理解しているので、他の州へ移動する時には法律のチェックを忘れないのが一般常識となっています。
本日の裏話は、アメリカの基礎知識の中からアメリカを旅する時に、各州毎の法律が異なるのを知って欲しいとのお話でした。
尤も、海外旅行なんて現在のコロナ騒動を思えば、遥か彼方の夢物語に聞こえそうですね。
ニュース番組でも、コロナ騒動のオンパレードで、経済もオリンピックも心配ばかり。現代人は世界中が悩み、嫌な時代で~す。