アメリカ大陸の歴史を覗くと…

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

日本人の一般常識を知っていれば、それだけで勝ち進む事が出来る訳ではありません。

クイズ番組は日本に限らず、世界中の森羅万象から問題が創られるので、より多くの知識を蓄積しなければなりません。

例えば、世界の常識と思われている事象でも、真実は別にある場合もあり、我々はその抜け穴を見つけて問題を創っていました。

第5回のサイパンで行われた「泥んこクイズ」で、その抜け穴的な問題が出されていました。

問・あのコロンブスは死ぬまでアメリカ大陸をインドだと思っていた。①正しい ②誤り

正解 ①

解説 アメリカ大陸が、何故「コロンブス大陸」呼ばれていないのか? クイズ問題作家が疑問に思い調べて見たのです。

アメリカの名はどこから付いたのか? 実はこの時代の探検家アメリゴ・ベスプッチが南アメリカを探検し新大陸であると発表。

その為、彼の名に因んでアメリカと呼ぶ事になったのです。

最初の移住者は1620年、メイフラワー号に乗ってイギリスから渡ったWASP(ワスプ)と呼ばれる人達です。

これは白人・アングロサクソン・プロテスタントの頭文字を取った命名でアメリカ社会の中核となったのです。

また、ヨーロッパ各国の国民が、それぞれが自分の国の植民地にしようと競って中南米に渡りました。

現在のメキシコは16世紀初頭にスペインのコルテスが兵を率いて上陸し、植民地化したのです。

それまでは、古い歴史と文化を持つ「アステカ帝国」の土地を力ずくで奪い取ったのです。

その後、300年もの間スペインの植民地でした。しかし、18世紀を迎えアメリカの独立戦争を皮切りに独立ブームが起こります。

ブラジルはポルトガルの植民地でした。従って、現在の公用語はポルトガル語です。

また、アルゼンチンはスペインやイタリア系の民族が移住し文化と言葉を持ち込みました。

スペイン語が公用語ですが、イタリア語、英語など故郷であるヨーロッパの言語が通用するようです。

我々は南米の国を数カ所回ってクイズを行いましたが、英語はどの国でも通用したので、旅をする方は参考にして下さい。

本日の裏話は、アメリカ大陸を発見したはずのコロンブスの名が何故無いのか? クイズ問題で判明した歴史のご紹介でした。

南北アメリカ大陸は、昔から無人の大陸では無かったのです。アメリカ・インディアン、アステカ帝国など先住民が居たのです。

それを、大航海時代にヨーロッパの白人が分捕ってしまったという歴史があり、日本は植民地にされずに良かったですね。

当然ですよ。日本人は大和魂あるから強いですよ~。

 

 

 

幸運の落とし穴

アメリカ横断ウルトラクイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識ですから、知っている知識を素直に行動に移せば問題は発生しません。

処が、知らないで行動すると周囲に迷惑を掛けたり、法律違反を犯し思わぬ結果を招き兼ねません。

一般常識を知っていれば問題は有りませんが、知らないと大きな損失をする事もあります。

第4回のニューヨーク決勝戦で、下手をすると損をする典型的な問題が出されていました。

問・せっかく当たった宝くじ、時効は何年?

答・一年

解説 賞金支払いの開始日から一年で無効になります。この年の無効金額はザッと二十億円にもなったのです。

宝くじを買うに付いては、何処の売り場が当選の確率が高いのか? 調べる人は多いですね。

因みに東京圏では、西銀座のチャンスセンターが長年にわたり人気第一位です。

買う時には気を配り、神棚に収めて「当たりますように」とお祈りをしたのに、発表日を忘れるとは神様も大笑いですよ。

こんな失敗を避けるために、発表日は必ずカレンダーに記入する癖を付けるのが賢明でしょうね。

あれから約四十年を経た現在の状態は? 調べて見たのでご紹介しましょう。

平成26年=161憶円。28年=181憶円。30年=127憶円。飛んでもない莫大な金額が無効で消えてしまっているのです。

でもご安心ください。宝くじの収益金や時効当選金は地域の自治体に還元され公共事業に活用されているのです。

従って「ものは考えようです」。自分の当選金は気前よく寄付したのだ、と考えましょう。気分は爽快になるでしょう。

本日の裏話は、宝くじの当選に関するクイズ問題から宝くじのシステムに関するお話でした。

「宝くじ」とは一攫千金の夢を求める買い物です。当たるも外れるもあなたの運しだい! 

長年買っているのにハズレばかり。それが宝くじの本質で~す。

 

文学問題の要点です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

クイズは日本の問題だけに限らず、世界中の森羅万象が対象なので、挑戦者はより多くの知識を備えなければなりません。

幅は広く、奥行きはそれほど深い必要は有りませんが、適度の知識があれば先へ進む事が可能な番組でした。

第16回の東京ドームでの○×クイズで、早くも世界のクイズ問題が出され、挑戦者も迷った事でしょう。

問・「シンデレラ」と「眠れる森の美女」。原作者は同じである。①正しい ②誤り

答 ①正しい

解説 二つの作品共に子供の頃に読む人が多いですね。特に女性は読む確率が高いので、有利な問題だったと言えるでしょう。

女性の友達同士で参加していた方は、互いの記憶力を呼び戻しヒソヒソ相談して決断していたようです。

作者は共にシャルル・ペローで、何と1,697年に書かれた作品で世界中の子供達に読まれた名作童話でした。

世界の著名な童話作家と言えば、アンデルセン、グリム兄弟などが有名ですね。

彼らの作品名、登場人物を記憶するだけで世界の童話関連の問題は大体クリア出来るでしょう。

また、日本では宮沢賢治が童話作家と詩人としても知られていて、その作品名を記憶するのはクイズ道の常識と言えます。

本日の裏話は、世界的に有名な童話のクイズ問題から、童話に関する内外のクイズ問題になりそうな要点のお話でした。

文学作品のクイズ問題の場合、作者と作品名を結ぶのは超易しい問題であり、少なくとも一度は読んで置くのが理想です。

何故なら作品の登場人物、筋書きなどを問うのが一般的なクイズ問題だったからです。

クイズ地が海外の場合、文学問題で作者と作品名を問うような超易しい問題は、皆無だったことを付け加えおきます。

処で、一夜にして幸運を掴む事を「シンデレラ・ボーイ」「シンデレラ・ガール」と呼び単語として確立していますね。

特にスポーツ界で多用されていますが、勿論物語と同様に日頃の訓練のたわものが結果を生んでいます。

遊んでいてある日突然「シンデレラ」にはなれません。この辺をシャルル・ペローさんも計算にして書かれているのですよ~。

 

 

戦後間もない名作ドラマと流行

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一口に一般常識と言っても、この常識は時代によって変化する事もあり、それは年代によって知識に差が出て来ます。

クイズに勝ち進む挑戦者は、この時代の差を乗り越えて何時の時代の事象にも答えられる知識を蓄積しているようです。

第15回のハワイで、年代を越えた日本人の一般常識の問題が出されていました。

問・菊田一夫の名作「君の名は」で、主人公の二人が劇的な出会いをした橋の名前は何という?

答・数寄屋橋

解説 東京の千代田区と中央区との間にあった外堀に架かっていた旧橋名です。

戦後、堀の埋め立てと共に消失しました。現在は記念碑があり、数寄屋橋公園となっています。

処で「君の名は」は戦後間もない時代にNHKのラジオ・ドラマとして放送され大ヒット作品となりました。

毎週木曜日、放送時間になると日本中の銭湯の女湯がガラ隙になるほど女性達に人気がありました。

その後、松竹で映画化され佐田啓二さんと岸恵子さんが主演を務め、マフラーで顔と頭部を巻く真知子巻が大流行となりました。

佐田啓二さんは、若くして自動車事故で亡くなっていますが、日本を代表する二枚目俳優として永く記憶に残るスターでした。

因みに、現在活躍している中井貴一さんは、佐田さんの長男である事は年配の方はご存知でしょう。

本日の裏話は、戦後間もない菊田一夫の名作「君の名は」に関するクイズ問題として、戦後の風景を思い浮かべるお話でした。

映画のヒットで流行が生まれるのは世界共通のようで、最大の流行になったのは「ローマの休日」でしょうね。

オードリーヘップバーンの髪型を真似した「ヘップバーン刈」が世界中の女性に流行。美女が氾濫状態に?…

とは言え「顔まで真似は出来ません」。お蔭で成形外科医が大繁盛とのニュースは有りませんでした。

同じ顔に直す名医が居なかったのでしょうか?残念でしたね~。

 

婦人運動家の源流を辿る

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識の幅は広いので、我々は人物、歴史、社会現象など幾つかの分野に分類し、毎回クイズの数を絞って出していました。

これによって、問題が片寄る事が防げるし、挑戦者の得意な分野が判るので、次の勝者と敗者が予想出来る利点もありました。

これはスタジオでの進行で、司会の高島忠夫さん、石川牧子さんの敗者予想の材料になっていたのです。

キャッチフレーズが「敗者が主役のウルトラクイズ」だったので、敗者の資料は番組の進行上大切な材料だったのです。

前説はこの辺で「人物」に関する問題をご紹介しましょう。第4回のプエルトリコで出された次の問題です。

問・明治に生まれ、日本女子大を卒業。年下の愛人、奥村博史と結婚し「若いつばめ」という言葉を流行させた婦人運動家とは?

答・平塚雷鳥(らいてう)と表した事もある。

解説 一九一一年、女性だけの手で雑誌「青踏(せいとう)」を発刊。その創刊の辞に「原始女性は太陽であった」を執筆。

この言葉は、多くの男性にショックを与えると同時に、有名な一説として教科書にも採用されていましたね。

平塚雷鳥は大きな反響を呼ぶと同時に、女性革命家としての名声を高め、女性の地位向上運動のリーダーとして活躍しました。

肩書は思想家、評論家、作家、戦前・戦後に亘って活動した女性解放運動家の元祖と言える存在です。

彼女は年下の男性と恋愛し、結婚。「若いつばめ」という言葉が流行語になりました。

この語源は、彼と離婚した時に雷鳥自身が発表した小説の文章に有りました。

「静かな水鳥たちが仲良く遊んでいる処へ、一羽のつばめが飛んできて平和を乱してしまった。」と自らの結婚を記しています。

離婚に付いては「若いつばめは池の平和のために飛び去って行く」との文を発表し、一種の流行語になったのです。

「青踏」を発刊した当初には、女性議員として名高い市川房江氏も同志として活動しましたが、意見が衝突し分かれています。

一方の市川房江さんは、日本の女性議員の草分け的な存在として知られていますね。1,945(昭和20年)婦人の参政権を要求。

その結果、その年の12月議員選挙法の改正で婦人の参政権が日本で初めて実現しました。

翌年の昭和21年の参議院選挙では、39人の女性議員が誕生しましたが、市川房江氏はその中に含まれていません。

実は、有権者の登録漏れで参政権も投票も出来ず、自身が議員になったのは8年後の事でした。

昭和28年の参議院選挙に東京の地方区から立候補し当選。以後通算五期、25年間参議院議員を務めています。

その間に、青島幸男氏をはじめとする著名人議員が市川さんの人柄を慕って傘下に入り、昭和の時代に活動しました。

本日の裏話は、日本の婦人運動家に関するクイズ問題から、若いつばめの語源発祥まで、女性の政治家誕生のお話でした。

「若いつばめ」になりたいという若者も結構いるようですが、つばめはやがって飛び去る運命だという事も想定した言葉です。

恋愛に歳の差は関係ない、近頃の若者の考えはそのようですね。とはいえ爺さんが若い女性に持てる事は夢物語ですよ~。

 

 

 

アメリカ横断!ウルトラクイズの裏話