繰り返される歴史的出来事

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、現代でも十分に面白い情報が出題されている事があります。

クイズ問題は時の話題「旬」の情報から出されるのが基本ですから、放送当時と現代が似た状況だという事です。

ズバリそんな問題が、30年前の第12回の東京ドームで出されていました。

問・将棋の対局中、相手側に回って将棋盤を眺めるのは反則である。〇か✖か?

答・✖

解説 日本将棋界の大天才と称される加藤一二三九段は、相手側に回って盤を眺める事がしばしばありました。

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将棋の神様的な加藤九段がその様な行為をするのですから、当然反則ではなくルールに沿った行いと言えます。

昨年来、当時中学生だった藤井聡太君が連戦連勝記録を更新し、社会的に話題になっていますね。

彼が話題に上りだしたのは、加藤一二三九段を破り50年振りに登場した天才中学生だったからです。

一方の加藤さんですが、実は彼も中学生当時に将棋界に登場、数々の記録を残した方です。

現在は単なる面白いオジサンですが、藤井聡太クンとよく似た注目の棋士だったのです。

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藤井君の登場で、加藤センセイもCMに登場するなど、昨年来時の人になっています。

庶民の娯楽、将棋が見直されてきたのは愛好家の皆さんに取っては嬉しい事でしょうね。

「歴史は繰り返される」との言葉がありますが、今回の将棋ブームは正にその典型的な出来事と言えるでしょう。

この先、藤井聡太クンの記録がまだまだ更新されそうで、天才少年の健闘を祈り、本日の話題で取り上げて見ました。

今年は40周年です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って思い出を書いていますが、今年は最初の放送から40年を迎えたそうです。

これを記念して、先月の26日第1回の関係者が同窓会を開きました。40年前に現役でバリバリ活躍した仲間ですから、互いに齢をとっていました。

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最初は名前と顔が一致しない人もいましたが、司会のk氏が良い事を教えてくれました。「頭を見ず、目から下を見れば昔の顔です」との言葉です。

確かに、頭は剥げたり、白く変色していますが、顔は皆さんほとんど変わらずに「なーんだ、○○か?」と当時の仲間言葉になって大笑いでした。

司会のK氏は、当時新人のADクンで、みんなから呼び捨てでしたが、現在は現役のPDとして、素晴らしいドキュメント番組を作っています。

しかし、そんな現状を無視して、スタッフたちは昔の通り呼び捨てで「お前が全体を仕切れ」と偉そうに命令していたのです。

学校の同窓会と似て、先輩は何時まで経っても先輩風を吹かせ、後輩に偉そうに命令したがるものです。

さて、40年ぶりに明かされた様々な笑い話がありました。

第1回で、アメリカへ渡る時、日付け変更線を超える瞬間を撮影したかったS氏がカメラマンに命じた言葉、日付け変更線を手前からパンで狙えと指示。

2名のカメラマンは意味が解らず、命令の通り操作したそうです。当時のS氏はワンマンなので、スタッフは気を使って質問など出来なかったのです。

そこで、昔の疑問をS氏に正しました。

S氏は大まじめな顔で「俺は赤い日付け変更線があると思ってたんだ」との事で一同は大爆笑!

クイズに強いと自慢していたチーフDが「まさか?」と問題担当の作家達は呆気(あっけ」に取られました。

この様な笑い話が数多く紹介され、40年の月日が懐かしく思い出された、我々にとっては素晴らしい同窓会でした。

司会の福留さん敗者担当の徳光さん、スタジオのアシスタント石川牧子さん、総合演出の佐藤さん、みんな変わらず元気でした。

でも、亡くなったスタッフも多勢いて、彼らの思い出話も多く語られ、有意義な一夜を過ごす事が出来ました。

私は50年近くテレビ業界で働き、数えきれないほど番組に関わりましたが、番組の終了後の同窓会は初の体験でした。

アメリカ横断ウルトラ・クイズはその位稀有(けう)な番組だったのかも知れません。本日は内輪の裏話でした。

言葉の盲点を探す

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は一般常識が基本ですが、時には常識の盲点を突いた問題もありました。

盲点と言われるのは、誰でも知っているようで実は正確には理解していない、或は記憶がはっきりしない、といった曖昧な知識です。

第8回のグアムで、その典型的な問題がありました。

問・海の水を「海水」というのに対し、湖や川の水を「陸水」という。〇か✖か?

答・〇

解説 「海水」は子供でも知っている常識です。

しかし、陸にあるから「陸水」とは、何となく引掛け問題で、トメさんの「そんな訳無いだろ!」の声が聞こえそうな予感がします。

と、なると全国的な笑いものになってしまう、との嫌な気分が頭の中を駆け巡る事になるでしょう。

我々も、その様な挑戦者の心理状態を計算して出題したのです。

陸水は紛れもなく正しい日本語で、辞書には地球上にある水のうち「海水」を除いた水と記されています。

湖、河川水、地下水、雪水などで、蒸発・流動を繰り返し地球上を循環すると説明されているので、多分理科の時間に学んだのでしょう。

でも、一般の会話に「陸水」との単語は出てくる機会が少ないので、記憶から遠ざかってしまう言葉かもしれません。

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世の中では、雨が少なく「水不足」といったニュースが時々ありますが、そんな中でも「陸水」の単語が使われる事は滅多にありません。

文字を読めば理解出来る日本語も、耳で聞いただけでは意味が解らない、との日本語は結構多いのです。

そうした視点で、辞書をペラペラめくるとこの様な言葉の発見があるものです。えっ? 「そんな閑人はいないよ」

御尤も。当方、現役を引退した閑な隠居なものでスイマセン。

世界の平和は何時来るの?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を現代の視点で眺めると、今の時代でも結構通用する問題があります。

クイズ問題は、常に旬の話題を求めて創っていたので、当時と現代の社会状況が似ているという事ですね。

第7回のレイクパウエルで、次のような問題が出されていました。

問・英語で内戦の事をシヴィル・ウォーと言いますが、アメリカでシビルウォーと言ったら何戦争?

答・南北戦争

解説 1,861年~65年。奴隷制を存続する南部の11の州が、合衆国を脱退し、アメリカ連合国を結成したのです。

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これに対して、残った南部の州と北部の州が合体し、連合国との戦いになったのです。

要は、奴隷制度賛成派と反対派の戦いだったのです。

奴隷解放は南北戦争後、100数十年を経てリンカーン大統領の時に、ようやく実現していたのです。

これは、アメリカの歴史の一端をご紹介した問題でした。

この戦いで、有名なのは南軍のリー将軍と北軍のグラント将軍です。ともに合衆国の将軍でありながら、敵対視し戦ったのです。

戦後、敗戦のグラント将軍は大統領になりましたが、汚職にまみれ史上最低の大統領と評されています。

一方のリー将軍は礼儀正しく人格者であり、実は現代でもアメリカ人の尊敬する歴史上の人物なのだそうです。

と、いうのは彼自身は奴隷制度に反対だったのですが、南軍の指揮官になってしまった事を恥じていました。

従って、戦後に政府の要人を辞退し、郷里に戻って差別の無い世界を作ろうと教育に携わり大学の総長にまでなった人なのです。

さて、話は戻り内戦(シビルウォー)と言えば、現代も世界中で盛んに行われています。

中でも一番危険なのが、お隣の南北朝鮮半島の内戦ですね。70年近く戦いが続き、休戦中とはいえ常に緊張状態です。

今月はオリンピックが開催されるので、戦火にまみれる事は無いと楽観視されているものの、油断大敵との言葉もあります。

何れにしても、もういい加減に解決して欲しいです。

日本国も何時までも甘い顔してる場合じゃないですよ。

あのような相手には、もっと強面(こわおもて)で迫ろう。なんせ世界が認める「ならず者国家」なんですから。

 

日本の安全神話は大丈夫か?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を見直すと、誰でも知っているようで、実は正しく理解していない知識があります。

我々は、そのような中途半端な常識を選んで、正しい知識を答にする問題を創っていました。

第6回のバーストウで、次のような問題が出されていました。

問・家族も一緒に住んでいる交番は?

答・駐在所

解説 街で巡査が詰めているのは、一般に交番と呼ばれていましたが、これは俗称で正しくは、「派出所「と「駐在所」の事でした。

でも、俗称の「交番」が世界的には有名で、評価されていたのです。

日本の治安が良く、安心できる国と評価されているのは、多数の警察官が街をパトロールする交番のお蔭と言えるでしょう。

しかし、正しくは「派出所」と「駐在所」の2か所があって、一般に交番と呼ばれているのは派出所の事なのです。

これに対して警察官とその家族が住んでいるのは「駐在所」と呼ばれており、人口の少ない町や村にあります。

と、の説明は当時の物で、現在は交番は正しい名称で「派出所」と「駐在所」がこれに当たります。

実は1,994年、警察法の改正で「派出所」から親しみ易い交番に正式名称を変更したのです。

交番

交番には駅の周辺や繁華街にある「派出所」と人口の少ない村や僻地などに於かれる「駐在所」の2種類があります。

派出所には多数の警察官がチームを組み、24時間体制で勤務。徒歩や自転車、バイク、パトカーで、地域を巡回し安全な生活を守ります。

一方、駐在所は1人の警察官が家族と共に住み込んで、近辺の安全を守るのが仕事になっています。

警察官のパトロール中は、家族が駐在所の電話番などをしなければならず、家族ぐるみの大変なお仕事と言えるでしょう。

現在、日本各地には16,000個所の交番が存在し、住民の安全を守っているので日本の安全神話が保たれています。

でも、近頃は外国人観光客が増え、更に出稼ぎ感覚の外国人の犯罪が年々増えています。

その中には、殺人事件を含む凶悪な事件も数多く、日本の安全神話が崩れる恐れが出ています。

オリンピックが近づく現在、日本の安全神話が保たれるよう、警察官の皆さんには頑張って頂きたい。

これは国民すべての願いでしょうね。

そこで改めてお巡りさんに敬礼!と行きたいところです。