日本の古い習慣を知ろう

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、日本の古い仕来たりや習慣が問われる事が多々ありました。

これ等は、日本人の常識ですから、知識を競うクイズの中では、当然重要な範疇に入るのは言うまでもありません。

最近の若い人は、古い仕来たりや習慣を嫌う傾向もありますが、でも、日本人の伝統は知識として知っておくべきでしょう。

第11回のカンクーンで、日本の古い習慣に関する問題が出されていました。

問・既婚女性が結婚式などで着る「江戸褄」とは何の別名?

答・留袖

解説 この問題は、女性に有利と言えるかも知れませんね。女性なら誰しも和服に興味がある筈です。

「留袖」とは和服の一つで、既婚女性が着る最も格式の高い礼装なのです。

基本は黒地に五つ紋の「江戸褄」だが、地色が色物の場合は色留袖と言います。

西洋のイブニング・ドレスに相当する第一礼装で、結婚式やパーティーの時に着用します。

何時の時代でも、若い女性は和服に関心があり、特に成人式には皆さん競って和服で正装しますね。

と言っても、大多数は留袖を着る訳ではなく、独身の正装である「振袖」であり、レンタルでも前年から予約するほどです。

即ち、一生に一度の晴れ着ですから、気に入った柄を選びたいという訳で、それには前年から決めなければならないとの事。

オシャレには、努力とお金がかかるという事です。その点、女性と違って男性は、スーツにネクタイなので楽です。

男性の正装で、「モーニング」「タキシード」というのもありますが、成人式ではあまり見かけません。

本日の裏話は、日本の習慣で女性に有利な和服のお話でした。処が、成人式の費用を比べると男性の方が安上がりで有利ですね。

オシャレに金がかかるのは男性か女性か?

勿論女性の方が、お金をかけています。しかし、男性は結婚後、女性のオシャレの資金を稼がなければなりません。

そこで結論! 男女共に負担は5分5分平和的な解決案でした~。

最も過酷なクイズ形式は

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日本語に関するクイズが多数ありました。

言葉は、その国に住む人々の基本的な知識なので、義務教育では国語の時間に学んでいます。

また、学校以外でもテレビ、雑誌、新聞などのメディアを通じて記憶する言葉もあるでしょう。

更には、小説などの読書によって、言葉の使い方を学ぶ事も出来ます。

それにしても日本語は漢字、カタカナ、平仮名などがあり、加えてアルファベットで表記するなど複雑です。

これを読んだり、書いたりするのですから、外国人が勉強する場合、世界でも、難しい言語と言えるでしょう。

それはさて置き、日本人なら半数は解る、難易度は「超易しい」言葉の問題をご紹介しましょう。

第11回のグアムで出された問題です。

問・ひいきをする時には持つ、張り合う時には並べる、威勢の良い時には風を切る、と言ったら体のどの部分?

答・肩

解説 落ち着いて考えれば誰でも正解出来るでしょう。しかし、切羽詰まった状態では、頭が真っ白になる事があります。

「肩を持つ」「肩を並べる」「肩で風を切る」。誰でも経験しそうな一般的な日本語ですよね。

ウルト・ラクイズでは、こうした易しい問題を用意し、挑戦者が切羽詰まった状況になった時に出題します。

例えば「ばら撒きクイズ」のような精神状態を作るべく、毎回クイズ形式を考えていたのです。

グアムの場合も、敗者復活戦で「泥んこリンボー早押しクイズ」と題し、次のような形式でした。

敗者が飛び込んだ泥地獄のプールの中央に、リンボー・ダンスのロープが張られる。

敗者は、クイズ問題が解った時点でロープの下をくぐって、早押しボタンを押さなければなりません。

多勢の敗者が、我先にと泥んこプールへ飛び込み、壮絶な争いをします。正にこれは泥試合だー!

こんな挑戦者の姿を、皆で笑おうというのですから、スタッフには情け容赦などありません。

本日の裏話は、クイズ形式の中でも特に過酷な例を振り返って見ました。

遠い昔の番組とは言え、反省点の多いのには驚き!。

現代のテレビ界は、コンプライアンスの重視ですから、挑戦者の人権を守るという理由で、この番組は難しいでしょうね。

そうは言っても、昔のスタッフは諦めていません。また、復活させたいと準備しているとの噂もあり懲りない連中ですね~。

外来語の語源を辿ると?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、言葉の語源に関するクイズが時々出されていました。

語源の中には、日本に限らず外国から入って来たものも結構あるのです。

元々は外国語ですが、それを翻訳し、我が国でも盛んに使われている場合があります。

第6回のニューオリンズで、外国生まれの語源に関する問題が出されていました。

問・「経済白書」「青少年白書」の「白書」という言葉を、最初に使ったのはどこの国?

答・イギリス

解説 明治維新の後、政治形態の参考にしたのは、大英帝国でした。勿論・現イギリスの事です。

「白書」は読んで字の通りでWhite  Paper の日本語訳。議会や公官庁では報告書の表紙に白い紙を使っていたのです。

明治以来、日本の行政では公式な報告書は、白い表紙で「白書」と呼んで現在に至っています。

但し、例外も在って、外務省によって作成された日本の外交記録は、青い紙を表紙にして「外交青書」と呼んでいます。

その第一号は、1,957年に「わが外交の近況」と題し、以後一年毎に作成され、閣議に報告されています。

その理由を、外務省に問い合わせる人も居るらしく、解答は以下の通りでした。

英国の議会の「外交委員会」の報告書を調べたところ、表紙が青色であり、伝統に倣って「外交青書」としたとの事です。

流石、お堅いお役所のお仕事は、前例に倣うとの基本に忠実で感心してしまいますね。

本日の裏話は、外来語の語源について「白書」とは? 何故その様に呼ばれるのか、の解説でした。

明治以来、日本人の中には「舶来品崇拝」との感覚がありましたが、中でも憧れは英国のようですね。

女王陛下の国。ビートルズの国!、ローリングストーンズもマドンナも、ベッカムさんまで。英国はやっぱり、すごーいです~。

 

日本人の基本的常識です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は日本人としての常識を試す問が多く、歴史や各地の習慣など多岐に亘ります。

中でも、日本の成り立ちに関しては、日本書紀や古事記などで記されていて、義務教育で習った常識と言えます。

今年は天皇陛下が退位し、国の在り方が話題になっているので、本日は日本国の基礎的問題を取り上げてみました。

第4回のグアムで、次のような問題が出されていました。

問・天照大神は、いざなみのみことの子供である。〇か✖か?

答・〇

解説 日本神話の主神として登場。両親の神から、高天原を統治せよ、との命を受けました。

両親とは、父・伊弉諾(いざなぎ)母・伊弉冉(いざなみ)であり、弟と妹達が複数います。

神話の細かな話は割愛するとして、天照大神は女神であり、日本国の総氏神(神様の頂点)と伝えられています。

日本には、八百万(やおよろず)の神様が全国各地に神社を構え、毎年10月には出雲大社で総会が開かれると言われます。

そのため、古い暦では10月を神無月(かんなつき)神様が留守で居ない月と呼んでいました。

逆に、出雲では八百万の神様が会議をしているので、神在月(かみありつき)と呼んでいたのですね。

さて、この神社の歴史は太古からあったのですが、7世紀の初めに伊勢神宮が社殿を作り、御神体を祀るようになりました。

以後、右へならえで、全国各地に神殿が建設され、現在では日本全国に、大小あわせて2,861社があると言われています。

正月には、仏教徒もキリスト教徒も、無宗教の若者までが各地の神社に初詣に行っていますね。

これも、世界から見ると不思議な光景のようですが、お正月のイベントと考えれば楽しくて良いのではないですか。

困った時の神頼み、人間誰でも弱いものなのでしょう。

本日の裏話は、日本人の基礎的知識のクイズ問題から、日本の神様の歴史を覗いてみました。

処で、神様の集まる出雲大社は、縁結びの神様だそうです。縁とは男女の縁に限らず、人と人との出会いでもあるのだそうです。

ご近所の出会い、会社での出会い、商売の出会い、様々な出会いが想像出来ます。良い縁を求めて神様にお願いしましょう!

世界の国の意外な一面

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、世界の習慣、風習、行事など我々が知らない事が、問題になる事があります。

一般の人が知らなくても、知識欲の旺盛な人は、本で読んだり映画で見たり、ドラマで知るなど知識を蓄積する癖があります。

挑戦者、視聴者に共通してクイズ大好き人間は、一度記憶した知識を大切に保存するので、当然正解出来ます。

そんな多くの知識を必要とした、典型的な問題が第7回のグアムでありました。

問・バイキングの故郷、ノルウェーでも「食べ放題」の食事形式の事をバイキングと呼んでいる。〇か✖か?

答・×

解説 この問題に必要な知識は「バイキング」とは、一体何者か? を知る必要があります。

ズバリ言えば、8世紀末~11世紀にかけて、ヨーロッパ各地を襲った海賊の事なのです。

海賊ですから、船を操るのは専門。しかも、情け容赦なく他人の金品を略奪するのですから、剣術にも長けているでしょう。

この連中は、北ヨーロッパの土地を次々と略奪し、建国して行ったのです。

この地方を、スカンジナビア半島と呼び、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドとロシアの一部で北欧との呼称もあります。

時代によって、事情は大きく変貌します。

今では、サンタクロースやムーミンの故郷として、夢のある国になっていますね。更に福祉国家として世界の憧れでもあります。

さて、話は戻って16世紀以来、スウェーデンで料理を全てテーブルに並べ、各人が取り分けて食べる習慣がありました。

この風習を知った日本人が「合理的で良い」と真似をしたのがバイキングの始まりでした。

時は高度成長期の頃からなので、50年前といったところです。

バイキング形式は旅館やホテルでは、合理的なので採用している店が多く、客も多種類食べられるので受けているようです。

本日の裏話は、料理のクイズ問題から派生して、夢のある北欧の国の歴史を覗いてしまいました。

世界の憧れの福祉国家の祖先が、その昔は海賊だったとの意外性にはビックリ仰天! クイズ問題って面白いですね~。

 

アメリカ横断!ウルトラクイズの裏話