毎週「難問」が出る理由は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は世界の森羅万象の中から創られていましたので、難しい問題もありました。

ロケでは毎週、易しい問題、普通の問題、難しい問題を適度に組み合わせて出題するのが基本でした。

これは挑戦者に限らず、テレビをご覧の視聴者の皆さんにも、クイズに参加して頂くための配慮です。

家族でご覧のご家庭では、老若男女問わずに見て下さっている訳で「お爺ちゃんスゴイ!」と孫が驚く場を作りたかったのです。

反対に大人が解けない問題を、小学生が正解すれば家族の会話も盛り上がる事でしょう。

この番組はゴールデン・タイムの放送でしたから、常に家族揃って楽しめる工夫を凝らしていたのです。

そんな中で、超難問が数多く出題されたのが、第13回のボルチモアで行われた準決勝でした。

ウルトラクイズ史上に残る大接戦で、強烈な挑戦者たちの戦いになったためと言えます。その難問とは?

問・ソクラテスは弟子たちに「悪妻をもらえば何になれる」といった?

答・哲学者

解説 ソクラテスの妻、クサンティッペーは悪妻として有名でした。従って自分の体験を弟子たちに伝授したかったのでしょう。

この問題は、哲学を学んだ人には常識でしょうが、準決勝の四人は競って早押しボタンを押したのです。

この場面は、視聴者の皆さんにとって「クイズの名人戦」を見ているような気分を味わった事でしょう。

放送の翌日には、視聴者の絶賛のハガキが全国から多数寄せられ我々スタッフも大喜びした記憶があります。

ボルチモアは、アメリカ合衆国がイギリス海軍と戦った最後の戦場です。

二五時間もの間、イギリス艦隊はボルチモアの要塞目がけて砲弾を撃ち込んだのに、ビクともしなかったと伝えられています。

イギリス軍は、諦めて引き揚げて行き、やがて独立国誕生につながるアメリカにとっては記念するべき地でした。

本日の裏話は、クイズの中の難問に関する「存在価値」についての思い出話でした。

これは三〇年も前の番組ですが、その裏話を毎週読んで下さる方が多数いる限り、本年も記憶を呼び起こしたいと思います。

結論! 今年も快眠、快食で頑張りますよ。私も傘寿を超えました。ボケない様に気を配りま~す……。

 

日本語は難解ですね~

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日本語の意味や方言、語源などを問う問題が多数ありました。

クイズは知識を競うゲームですから、日本人の常識として「日本語」に関する問題が多いのは当然です。

そこで、一般に良く使われる言葉に関する問題を振り返ってみました。

お正月に使われる言葉も、幾つか含まれているので、考えて下さい。クイズとしては易しい部類の問題です。

第11回のロスアンゼルスで出された問題でした。

問・「騒ぎ」「ていねい」「力」「正直」これらの言葉に共通して頭に付く二文字といったら何?

答・バカ

解説 多くは名詞の上に付けて用います。意味は「程度がはなはだしい」となります。

酒を飲んで「バカ騒ぎ」は傍迷惑な行為で、褒められた事ではありません。「酒は飲んでも呑まれるな」良い諺ですね。

正月早々、新年会でバカ騒ぎはよくある事です。自分たちは楽しくても周囲には迷惑千万ですよね。

また、新年の挨拶で「馬鹿丁寧」は一見良さそうですが、これも相手を恐縮させるだけで、やめた方が良い行為でしょう。

バカは名詞の上に付けて「接頭語的に用います」が、程度がはなはだしくなるので、日本語は難解ですね。

日本で生まれ育った日本人なら、日本語を正確に理解し「丁寧語・尊敬語」「ため口」の使い分けをするべきでしょう。

言葉の使い方一つで、人間の品格が決ってしまうのが日本の世の中です。

本日の裏話は、日本語の常識的なクイズ問題から、日本語は難解で使い方に配慮しましょうとのお話でした。

その点、英語は「You」の一言で「キミ・お前・あなた・貴様」等、数多くの意味を一括して便利ですね。

そこで新年の提案。日本人も子供の頃から英語教育を徹底し、国際人として世界へ進出しましょう。

話は、初夢になってしまいました。お屠蘇の飲み過ぎですね~。

星座占いとは?

謹賀新年 おめでとうございます。

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の裏話を書いていますが、今年最初の問題に相応しいクイズを思い出しました。

第16回のグアムで行われた「空席待ち早押しクイズ」でその問題が出されていました。

問・元旦に生まれた子供の星座は何?

答・山羊座(やぎざ)

解説 誕生日によって決まる星座は、月、日によって決められています。

日本の昔のカレンダー「暦」にはその日の星座が記されているので人々はそれを参考に子供の星座を決めていました。

因みに1月の星座は元旦~19日までが山羊座です。以後20日~水瓶座(みずがめざ)になります。

昔から占いが好きという方は多く、一番身近な占いといえば「星座占い」でしょう。

この占いは、12の星座を基本に組み立てたもので、太陽の位置で性格、特性、気質、恋愛感などを占います。

ついでながら、山羊座の性格を調べてみました。

①真面目で責任感があり、正直で堅実。②リアリスト。③要人深く危険察知能力が高い。④他人に厳しく自分にはもっと厳しい。

この性格を知って、嬉しくなった方も多いと思います。ささやかながらウルトラ・クイズからの「お年玉」でーす。

山羊座の人は、上司にしても部下にしても人間として最高な性格のようですね。

元旦生まれの皆さん、おめでとうございます。

本日の裏話は、元旦生まれの星座のクイズ問題から、山羊座の性格のお話でした。

尤も占いに関しては、当たるも八卦当たらぬも八卦の言葉がありますからね。信じるも信じないもご自由にどうぞ,  で~す。

日本料理の基本的な素材

アメリカ横断ウルトラクイズの問題についての裏話を書いていますが、今年最後の投稿になりました。

年末に相応しい問題を振り返ったら、第14回のグアムで行われた「台風直下の〇クイズ」で本日に相応しい問題がありました。

間もなく新年を迎える準備で「おせち料理」を作っているご家庭も多い事でしょう。

おせち料理に欠かせない食材の「昆布」に関するクイズ問題でした。

問・「コンブ」は、環境の悪い場所で育つと「ワカメ」になる。〇か×か?

答・×

解説 昆布は身体の組織を作ったり、調子を整えるのに必要なミネラルの宝庫です。

他の食品、例えば栄養豊富な「牛乳」に較べるとミネラルは23倍。カルシウムは7倍含まれています。

これだけでも昆布が料理の素材として、如何に優れているかが解りますね。

問題の「コンブ」と「ワカメ」の違いですが、共に褐藻植物(かっそう)なのですが、その総称が昆布です。

ワカメは、更なる分類でチガイソ科の海藻となり、似て非なる海藻となるのだそうです。

という事は、ワカメが成長するとコンブになるという訳ではありません。

共に、昔から日本料理には欠かせない重要な役割を果たしていた食材であるという事です。

本日の裏話は、おせち料理には欠かせない和食の必需品「コンブ」と「ワカメ」についての蘊蓄でした。

♬・もう一つ寝るとお正月。昔の子供は凧を上げたり、羽を突いたりで遊びました。

現代の子供は、勿論スマホでゲームに興じる。普段と変わらないですね。お正月の過ごし方考えた方が良いようですよ~。

動物の種類は複雑

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、現代では使われる事の少ない、古い日本語の問題がありました。

勿論、日本語ですから現代人の中でも生きている言葉ですが、意味となると判然としません。

我々は、そのような曖昧な言葉を探し、その真の意味をクイズ問題として取り上げていました。

第13回のブルーマウンテンで、次の問題が出されていました。

問・「同じ穴のムジナ」。この言葉の由来である二種類の動物は?

答・タヌキとアナグマ

解説 昔の人はタヌキとアナグマを混同していたようで、総称して「ムジナ」と呼んでいたようです。

ムジナは漢字で貉・狢と書きアナグマの事です。タヌキはご存知のように「狸」であり、昔話に登場する悪役の動物ですね。

狸も狢も同じ穴に棲んでいる動物と勘違いし「同じ穴のムジナ」の言葉で通用していたのです。

ムジナは穴熊ですから、動物図鑑で見ると以下の姿です。

一方の狸は、昔話に登場する頃から姿もハッキリと知られるようになり、知恵が有るところから悪役の動物にされたようです。

キツネも人を騙すイメージで「女狐」の言葉で、嫌われる女性の代名詞となっていますね。

処が、何故かキツネは稲荷神社を守る動物として、全国の稲荷神社に石像として飾られています。

世界中で、動物は「童話」に登場し様々な役割を演じていますが、何故か狸や穴熊は良い役では扱われていません。

本日の裏話は、昔の人はタヌキとアナグマの区別が付かず、混同してムジナと呼んでいたとのお話でした。

動物のイメージを、人間が勝手に作ってしまうのですから動物からすれば「人間って勝手だニャーん」と思うでしょう。

でも、物語を創るのは人間サマですから、素直に従った方が幸せですよ。動物愛護協会も人間が組織したのですからね~。

 

アメリカ横断!ウルトラクイズの裏話