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昔からあった危険な悪事

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、社会的な出来事を扱ったものが数多くありました。

最近のニュースで良く耳にする単語に「DV」という言葉があります。

英語のドメスティック・バイオレンスを日本語化したもので、家庭内暴力のことですね。

家庭内暴力とは、家庭内で起こる、家族に対する暴力的言動や行為の総称です。

近年、社会問題となっているものを幾つか、揚げて見ましょう。

①幼少児に親が暴力を振るう児童虐待。

②配偶者に対して暴力を振るうドメスティックバイオレンス(DV)。

③介護を要する高齢者の親に親族介護者が暴力を振るう高齢者虐待などが、ニュースになっています。

特に②の場合は、歴史が古く、クイズ問題で取り上げられた事もありました。

第4回のアルバカーキで、出題されていました。

問・俗に「駆け込み寺」「縁切り寺」と呼ばれる鎌倉のお寺は?

答・東慶寺。

解説 今から約720年前、弘安8年(1285)に北条時宗夫人の覚山志道尼が開創 したお寺です。

女性の側から離婚が出来なかった封建時代、この寺に駆け込み、一定の期間修行を行えば離縁が出来る、と 女人救済の寺として創られたのです。

「東慶寺 鎌倉」の画像検索結果

これは、明治に至るまで600年の永きにわたり、縁切り寺法という法律に守られて続きました。

言うまでも無く、日本では昔から男尊女卑が幅を利かせていたので、女性を救済する手段でした。

現在は男女同権が憲法で定められており、これに違反する行為は法律で禁止されています。

それでも違反者は多いので、「DVシェルター」が各地に設立され、母子の安全な生活を守っています。

現代版の「駆け込み寺」ですね。

収容されている場所も、被害者の情報は一切公開しないので、安全は確保されているそうです。

DVに限らず、ストーカー、イジメ、通り魔、無差別テロなど、世界中に危険が溢れています。

3年後にオリンピックを迎えるにあたり、テロ等準備罪が国会で紛糾しています。

法律がどうなるにせよ、石川五右衛門調に言えば「浜の真砂は尽きるとも、世に悪党の種は尽きまじ」ですね。

 

 

 

プロ・スポーツの歴史は面白い

 

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題にはスポーツ関連の設問が多数ありました。

プロ・スポーツの人気は、何と言っても野球が第1の時代が永く続いていました。

現代では、サッカー、バスケットボールなど、多種目に増えています。

でも、当時は野球が一番人気、その中心は巨人軍で、その代表的な表現が、巨人、大鵬、卵焼き。子供達の大好きなベスト3でした。

昭和時代の流行語大賞となり、以来毎年流行語大賞が選ばれるようになったくらいです。

野球=巨人軍と言う訳でありませんが、でも、プロ野球の問題では圧倒的に多いのが、巨人関連の問題でした。

それだけに、巨人軍の歴史を見ると、クイズ問題になり易い記録が多いのも現実です。

第13回のブルーマウンテンで、ステレオ2重音声クイズで、次の問題がありました。

問・昭和9年に結成された「大日本東京野球倶楽部」。現在のどのチーム?

答・東京読売ジャイアンツ(巨人軍)

解説 プロ野球の歴史を見ると、産みの親は読売新聞社長だった正力松太郎氏。

1934年、千葉県の谷津球場に日米野球に参加した選手が集められ、大日本東京野球倶楽部が誕生しました。

現在も、習志野市谷津バラ園公園に「巨人軍発祥の地」の記念碑が建っています。

その後、S11年に日本プロ野球連盟が結成され、第1号チームとして巨人軍が誕生したのです。

正力松太郎氏の言葉、「巨人の選手は常に紳士たれ!」の中には、テレビ出演や移動の際はスーツにネクタイ着用が義務付けられていました。

人気チームだけに、常に青少年の憧れの視線が有り、手本になる気品が必要との教えでした。

有名なスター選手と言えども、後輩に荷物を持たせるなどはご法度、も面白い例の一つです。

中には、茶髪や鬚など、規律に違反する選手もいましたが、その都度先輩の指導で矯正されていたようです。

巨人の歴史に限らず、各チームの歴史を調べると、選手の記録に限らず、思わぬエピソードが転がっています。

勿論、面白い話はクイズ問題として、取り上げられるのでスポーツ・チームの歴史は見逃せません。

本日の裏話は、クイズ問題の宝庫のご紹介でした。

 

女性宮家の論議が盛り上がりそう

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日本の象徴である「天皇制」に関する、基礎的な知識を問う問題がありました。

日本人なら、義務教育でこの問題に関しては、必ず学ぶ必修的な知識となっています。

とは言え、天皇制に興味の無い方は、記憶に残す事も無く、忘れられる事が多いようです。

その辺がクイズ問題の狙い目で、時々歴史問題の枠で出題されていました。

第11回のデビルスタワーで、次のような問題がありました。

問・聖徳太子が皇太子だった時の日本初の女帝は誰?

答・推古天皇

解説 聖徳太子は日本の歴史上、忘れる事が出来ないほど業績を残した偉人でした。

聖徳太子は推古天皇の即位と共に皇太子となり、摂政として日本初の憲法17条を作ったのを皮切りに、数々の政治改革を行いました。

※摂政とは、天皇が幼かったり女性の場合、君主に代わって政務を行う事です。

但し、皇太子でありながら、次の天皇にならなかったのは、天皇より先に逝去してしまったからです。

さて、最近のニュースで、天皇の退位を実現する特例法案が衆議院本会議可決されました。

「衆議院本会議」の画像検索結果

法律施行後に、女性宮家の設立を検討するよう求める付帯決議が明記され、話題になっています。

何故なら、「女性宮家は絶対反対」の意見を強調する、学者や政治家が居るからです。

彼らの言い分は、歴史的に宮家の創設は男性皇族に限られ、女性宮家は存在しない、との歴史観を重視しているからなのです。

それに天皇は男系男子に限る、との2,000年も前に決められた事を頑固に固執する姿勢です。

でも、実際に推古天皇をはじめ、歴史的に8名の女性天皇が存在していたのです。

ましてや、現代は世界的に男女同権の時代。男系男子に拘る正当な理由は存在しない筈です。

今後、女性宮家問題は国民の間で大きな論争を呼ぶ事になるでしょう。

何故なら、将来皇室で女児ばかりが誕生、男児が生まれなければ、宮家消滅の危機さえあるかもしれません。

こんな重大な将来の問題です。一部の有識者に限定せず、国民の声を反映させて欲しいですね。

しばらくは、目が離せない日本の重大問題ですよ。

 

諺の成り立ちを知る

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、知って面白い話を「正解」にする事が主眼でもありました。

番組の翌日、友人との話のタネになる問題は、大いに歓迎でした。

最近のテレビ番組では、著名人や芸能人をスタジオに集め、勉強のスタイルで様々な雑学を教えるのが、流行になっているようです。

人間は知識欲が旺盛なので、こうした番組が増えているのでしょう。

クイズ番組も、知識欲を盛り上げるのが狙いの、娯楽番組なのは言うまでもありません。

例えば、最近諺の成り立ちを解説する番組があり、我々が昔出題した問題が幾つか登場していました。

第8回のインディアナポリスで、次のような問題がありました。

問・「頭隠して尻隠さず」とはどんな鳥をたとえたことわざ?

答・雉(きじ)

解説 諺は昔の人が、生活の中で発見した事柄を、戒めのために作り上げた言葉です。

キジが草の中に首を隠して、尾が出ているのに隠れていると思う愚かさを見て、創られた諺です。

一部の悪事や欠点を隠しても、隠しきれない愚かさを、キジに例えて成立した言葉でした。

この諺は、キジに限らず他の動物でも成立しそうですね。

「頭かくして尻尾...」の画像検索結果

でも、同じ鳥でも知能の高い「カラス」などは、この様な愚の行動はとらないと想像出来ます。

近年は動物の生態や、知能などを細かく研究するドキュメンタリー番組が人気を呼んでいて、面白い雑学が紹介されていますね。

即ち、クイズ問題の素材は増えており、テレビでのクイズ番組は、まだ当分続く事が予想出来そうです。

スポーツのルールは盲点だ

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を見返すと、時々面白い事に気が付く事があります。

第7回のオルバニーで、次のような設問がありました。

問・野球で投手が交代した時の練習ボールは、何球まで?

答・8球まで

解説 野球は、日本人なら誰でも知っているスポーツと言えるでしょう。

だからルールは、当然、誰もが知っていると、錯覚しています。

しかし、このクイズの答えを知っていて、「正解」出来る人は居ないだろうと、我々予想していました。

当時のルールでは、「1分間を超えないで、8球を限度とする」と決まっていました。

プロ、アマを問わず、審判を仕事にしている方なら当然知っていなければなりません。

でも、実は投手でも、このルールを知らない人は多い、と野球解説者が話していました。

何故なら、野球のルールは「日本野球規則委員会」で協議が行われ、不都合なルールはその都度改正されているのだそうです。

例えば、グローブやミットのサイズ、色。バットの太さ、重さなど用具にも規則があり、違反は許されないのです。

また、審判の判定も、ビデオ・チェックで覆るのは、ホームランの判定だけだそうです。

昔、審判の判定にクレームを付け、ルールブックに書いてある、と迫った監督がいました。

この時は、アウト、セーフ、同時、の判定でしたが「野球に同時は無い。アウトかセーフだけ」。

「俺の判定が正しい。俺がルール・ブックだ!」とはねつけたそうです。

伝説の名審判、二出川延明氏のエピソードです。

それにも関わらず、最近アウト、セーフの判定で審判に暴言を吐き、監督が退場させられる事がありました。

「広島カープ、乱...」の画像検索結果

この監督は、選手達の闘争心を盛り上げるのが狙いで、退場覚悟での行動だった、と話していました。

プロ野球の場合、1億総評論家と言われるくらい、ファンがそれぞれ勝手な批評をしています。

でも、細かいルールとなると、ほとんど理解していないのが現実でしょう。

乱闘騒ぎの多くは、選手のルール知らずが原因だ、と解説者が説明していました。

ピッチャーのボークだけでも、ボールの握り方、足の揚げ方、など細かい規約が幾つもあり、審判でも判定が難しいのだそうです。

1億総評論家のお父さん方、ルールをどこまで知っているのでしょう?

お茶の間でアレコレ批評するのは結構!でも「喝!」と言われないよう、ルールの勉強、頑張ってください。