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国際機関の本部は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、クイズ問題の基本を網羅したつもりで制作していました。

番組がヒットした影響で、各地の大学でクイズ研究会が発足し、彼らもクイズ問題の基本を研究していた事でしょう。

何時の頃からか、我々はクイズ研との、問題創りの競い合いになっていたように感じていました。

クイズの基本に国際機関の本部は何処? という項目があるように思います。

第3回ですから、番組の初期にそれを問う問題がありました。ハワイでの問題です。

問・国際機関ユネスコの本部はパリにある。では、ユニセフの本部がある都市は?

答・ニューヨーク

解説 ニューヨークの国連本部内に国際連合児童基金が設立され、世界各国のユニセフの情報を収集していました。

各国のユニセフと組織的に上下関係は有りませんが、本部的役割を果たす機関と言えるでしょう。

その他、国際赤十字はジュネーブ(スイス)、オリンピック委員会(IOC)はローザンヌ(スイス)。

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国際司法裁判所はハーグ(オランダ)などは押さえて置くべきクイズの常識と言えます。

これ等は勿論、回は異なりますが問題として、採用されていました。

クイズ問題の定番、これを知識に加えるだけで或る程度は勝ち進む事が可能でしょう。

本日の裏話は、クイズ問題の定番に関するお話でした。

超有名スターの伝説

 

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、世の中に流れる面白そうな話題が取り上げられていました。

昔から、世界的に知名度の高いスーパー・スターと呼ばれた人は各界にいました。

スポーツ界、芸能界、文化界など多岐に亘って、超有名人はいましたが、彼らには桁外れな伝説が付き物です。

例えば、戦前、戦後を通じてハリウッドのキングと呼ばれたスーパー・スターにクラーク・ゲーブルがいます。

ご存知、伝説の名作映画「風と共に去りぬ」で世界的な名声を得ましたが、そのファンの一人にドイツの独裁者ヒットラーが居たそうです。

この2人に関する伝説的な噂話があり、第13回のグアムで出題されていました。

問・第2次大戦中、空軍に入隊した人気スター、クラーク・ゲーブルの首に、ドイツ軍は賞金を懸けた。〇か✖か?

答・〇

解説 クラーク・ゲーブルは第2次大戦中に空軍に入隊パイロットとして5度も実戦に参加したと言われます。

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一方のヒットラーは、「風と共に去りぬ」を見て、熱烈なゲーブル・ファンになったと伝えられます。

そんな矢先、ゲーブルの空軍入隊を知りました。

憧れのゲーブルが敵として攻めて来るなら、わが軍が撃ち落としてやろうじゃないか、と思ったようです。

熱烈なファンが憧れのスターを狙うテロ、ジョン・レノンがファンに暗殺された事件がありましたね。

スターを自分が独り占めにしたいという願望、と精神科医は分析しています。

同じ理由か? ヒットラーの命令でゲーブルの首に懸賞金が懸けられた、と当時の記録に残っているそうです。

現代ほど、ゴシップが世界を駆け巡る時代ではないにしろ、この話は世界中の映画ファンには有名な噂だったと伝えられています。

ヒットラーは世紀の悪役、VS ゲーブルは憧れの大スター、ゴシップの役者としては最大級と言えます。

現代なら、ワイドショーを賑わす大スクープになった事でしょうね。

時代が変われば、質も変化。昔は芸能ゴシップもケタ外れに大きかった、その一つの例のご紹介でした。

 

 

世界平和に暗雲が建ちこめる

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は時代を反映する問題と、何時の時代にも共通する知識が、混在していました。

最近の世界情勢を眺めると、トランプ大統領の登場で俄かに世界の動きに緊張感が走っているようです。

中でも、中国の習近平国家主席との米中首脳会談が行われた当日、アメリカ軍がシリア空軍基地へのミサイル攻撃が行われました。

この攻撃にはロシアも、不快感をあらわにしています。

更に、北朝鮮のミサイル発射問題。次に核実験が行われれば、アメリカは攻撃する旨を通告しています。

若し、この様な事態になれば、アメリカの同盟国である日本も戦争に巻き込まれ兼ねません。

何故なら、日米安全保障条約によって、日本はアメリカの傘の下で守られていた訳ですね。

しかし、集団的自衛権という項目が有り、同盟国が戦争に巻き込まれた場合、我が国も知らん顔は出来ません。

この安全保障条約に関しては、第14回のオレゴン街道で問題が出されていました。

問・現在の日米安保条約を結んだ総理大臣は誰?

答・岸信介

解説 安保条約は、1960年1月19日にワシントンで時の岸総理大臣が調印しました。

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当然、国内では全学連をはじめ、労働組合など安保反対のデモが活発に行われ、歴史に残る騒動でした。

一方、アメリカが日本の安全を守ってくれたお蔭で、経済の発展があった事も事実と言えるでしょう。

現在の安倍晋三総理の祖父が岸総理なのは、日本人なら誰でも知っている常識です。

祖父が結んだ日米安保条約。これを孫の時代に日本が戦争に巻き込まれる、などと言う事態には絶対になって欲しくありません。

それにしても、中国、シリア、北朝鮮の動きは目が離せない昨今です。

近年で、今年ほど世界が緊張した年も珍しいですね。

戦後70数年、平和な時代を過ごした日本。「災難は忘れた頃にやって来る」これぞ忘れたい言葉の代表です。

 

ご当地問題の極みです

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、クイズ会場に纏わるご当地問題との設問がありました。

本日は昨日に続き、間もなく「ファミリー劇場」(CS放送)で再放送される第8回に因んだ裏話です。

テレビ史上初、バハマで海の底をクイズ会場にした時の問題、ご当地問題は海の中に関するクイズでした。

問・抜け目のない人を海千山千と言いますが、海に千年、山に千年住んだ蛇は何になると言われる?

答・竜(龍)

解説 中国には海に千年、山に千年住んだ蛇は、龍になるという伝説があります。

中国の竜は神獣・霊獣であり、皇帝シンボルとして扱われていました。

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水中か地中に棲むとされることが多く、天に昇って竜巻を起こすとも言われています。

架空の怪獣で、英語のドラゴンとは別のものと定義されています。

史上初、バハマの海底5mをクイズ会場に、挑戦者がスーツケースを持って並ぶ、狂気、珍妙、馬鹿っぽさ、ウルトラクイズの神髄です。

挑戦者には当然、空気を送るヘルメットが着用されているのは、言うまでもありません。

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水中のカメラマンは、全員が事前にスキューバーダイビングの免許を取っての、ロケでした。

面白い事を思い付いたら、何でも挑戦する。勿論、企画倒れの、実現不可能なアイディアも多数ありました。

でも、不可能を可能に変える熱気が、スタッフ全員に染み付いた恐るべき番組だったのです。

 

再放送がありますよ

アメリカ横断ウルトラ・クイズは再放送の無い番組と思われていましたが、2年前からCS放送の「ファミリー劇場」で12回、13回、7回が再放送されていました。

その反応が良かったのでしょう。今月から来年の3月までの期間に8回、16回が再放送される事になりました。

興味のある方は「ファミリー劇場」の番組表にご注目ください。

第8回はテレビ史上初、海底でのクイズが行われるなど我々にとっても忘れられない回でした。

この件に関しては、すでにこのブログで記してありますので、別の裏話を書きたいと思います。

第1次予選、後楽園球場の〇✖問題に次のような問題がありました。

問・バストの大きな人は、胸のレントゲン写真の写りが悪い。

答・〇

解説 「そりゃあ、そうだ」「いや、科学技術は進歩している」とまっ2つに分かれ、迷う問題です。

当時、オッパイの大きい「ボイン!」という言葉が流行していて、時流に合った問題でした。

医学に関する問題は、異説を唱える専門家もあるので、問題のチェックは厳重でした。

幾つかの大学病院の放射線科で、間違いないとの確認を戴きました。

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でも、安心は出来ません。次は医療機器の会社に確認、新型でも写りは悪い、との証言を得たのです。

それでも、会場でこの問題が読み上げられた時には、問題責任者だった私は胸が痛くなるほど緊張したのです。

若し「自分は医者だがそんな事は無い」とのクレームが来るかも知れません。

そうなると、〇✖問題全体が信頼できない、となり会場はパニックになる可能性さえあります。

1万人を超える大衆が、真剣に挑戦している事を思えば例え1問でも、問題に誤りがある事は許されません。

ウルトラ・クイズは笑う場面の多い楽しい番組でしたが、スタッフは常に緊張の連続、精神的にキツイ番組でもあったのです。