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男女の得意な問題って?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、言葉の語源を問う問題が数多くありました。

日本古来の語源は、日本の歴史と人々の暮らしが偲べる日本人の常識が基本になっている事が多いですね。

また、外来語の語源となると、発生した国の事情が分かり、知識欲を駆り立ててくれます。

そんな外来語の語源に関する問題が、第13回のクイーンズ・タウンで出されていました。

この問題は、我々は若しかすると女性の方が得意な問題かもしれません、と考えていました。

問・フランス語で「稲妻」という意味を持つお菓子は?

答・エクレア

解説 フランス語の稲妻を表す「エクレール」から来た言葉だそうです。

何故、稲妻なのか? これには諸説あり、焼いて表面にできた割れ目が、稲妻に似ているとの説。

「エクレア」の画像検索結果

中のクリームが飛び出さない内に、素早く稲妻のように食べてしまう、など様々です。

女性は甘いものが好きで、特にケーキには目がないのが一般的です。だから女性に強い問題と思っていました。

一方、男性には薀蓄好きが多いので、こんな語源を説明しながらエクレアをパクパク、などという人もいたかもしれません。

それでなくても、スィーツ好きは女性と限りません。甘いもの大好きな男性は年齢に関係なく増えています。

そう考えると、問題が男女のどちらに有利と判断するのは、難しいかもしれません。クイズファンは男女を問わず、知識欲が旺盛なのですね。

クイズ問題は、男女に関係なく知っている人が有利! 我々は特定の人が勝つような配慮は一切していません。

本日の裏話は、問題の配列は常に公平だったとのお話でした。

 

 

故郷の郷愁、仏像の真実とは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、常識と思われていた知識が実は誤りであった、との意外性を突いた問題が時々出て来ました。

常識の意外性、これは知識欲の旺盛な方が最も興味を持つであろう、情報でしょうね。

第4回の後楽園の第1次予選で、その代表的な問題が出されていました。

問・観音様は女である。〇か✖か?

答・✖

解説 観音様は優しい顔から、女性と思い込んでる方が多いでしょうね。対する大仏様はお釈迦様なので男性である、これは日本人の常識でした。

この問題の正解が発表された時、敗れた挑戦者が「それじゃオカマかよ」とのヤジを飛ばし、会場は爆笑に包まれたのを記憶しています。

「大船観音寺」の画像検索結果

実は、観音様は男女の性別を超越した存在なので、性別は無いが仏教界の教えになっているのだそうです。

日本人の多くは仏教徒なので、昔から大仏像や観音像が全国各地に多数建造されています。

誰しも、故郷の景色を思い出す時一番に浮かび上がるのが、これら仏像の姿ではないでしょうか?

その位、人々の生活に密着した仏像の性別を正しく理解するのは、日本人の常識でしょう。

そこで我々は、この問題を採用したのでした。

対する、大仏さまが男性なのは当然の常識です。その中でも、当時仏像の大きさで言えば、奈良の大仏様が代表的な存在でした。

因みに、現在では茨城県牛久の大仏様が日本一の高さになっています。

牛久大仏(牛久阿弥陀大佛)

像の高さは100m、台座20mで、地上の高さでは世界最大のブロンズ像です。従ってギネスには「世界一大きなブロンズ仏像」として登録されています。

今では、世界一の仏像を見学したいと、外人観光客が多数訪れていて、地元でも驚いているようです。

処で、観音様のクイズ問題に戻りますが、観音様が女であるとの誤りは、当時、我々も全く知らなかったのです。

実は、クイズ問題の選考会議では、スタッフ全員が観音様は女性であると勘違いしていたのです。

恥ずかしい話ですがだから白状する」本日の裏話でした。

 

日本神話の魅力

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、日本人の常識問題が中心に創られていました。

クイズは知識を競うゲームですから、日本人の常識は当然であり、その他に世界の常識が加わります。

日本人の常識の中で、歴史という分野があります。これも神話の時代から、古代、中世、近代と幅がありすべてを網羅するのは大変です。

とは言えクイズ・マニアは幅広い知識を吸収し、王者を目指して参加してくるので、他の番組に比べ、レベルの高い番組と言われていました。

そんな中で、日本史に関する古い時代の問題を探したところ、第6回のバーストウで次の問題がありました。

問・熊襲を征伐した神話の中の英雄は?

答・大和武尊(ヤマトタケルノミコト)

解説 日本神話の中には、「熊襲を退治した大和武尊」「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した須佐之男命(スサノオノミコト)」の2つの話があります。

この2つの物語は混同し易く、大和武尊と須佐之男命を勘違いして、誤答する可能性がありました。

そこで、この問題は採用されたのでした。

「大和武尊」の画像検索結果

古事記によると、熊襲は九州南部に住む民族で、当時の大和朝廷に抵抗していた人々でした。

そこで大和武尊がこれを成敗し、伝説上の英雄になったというお話です。

一方の須佐之男命は、高天原を追放され出雲の国へ降り立ったところ、ここには八岐大蛇と呼ばれる怪物が居り、毎年若い娘を食ってしまうとの事。

「八岐大蛇 神話」の画像検索結果

これを聞いた須佐之男命は、この怪物を退治し、助けた娘と結婚したとの神話です。

共に、「古事記」にも「日本書紀」にも記されている神話ですが、近年ではアニメや劇画で楽しみながら、知識を吸収しているようですね。

昔は、名前の読み方が難しい! 天皇や皇子との関係がややこしい! などの理由で日本史は苦手という人が多かったようです。

時代が変わって、現代では教科書でも、イラストが多く、解りやすい表現で興味を持つ児童や生徒が増えたとの話もあります。

勉強は、クイズのように楽しみながら学ぶ。と、なると難しかった日本史も楽しく学べそうです。

クイズ問題から見て本日の結論! 深く学べば「日本史は面白い」ですよ。

常識、非常識の分かれ道が勝負!

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、常識を超えた意外性が在りましたが、逆に常識の通りの問題もありました。

常識の通りの問題は、多分引掛けだろうと裏を読む挑戦者もいます。素直で無い人、素直な人、勝敗の分かれ道です。

そうした迷える問題は多いのですが、その典型的な問題が第9回のグアムで出されていました。

問・小麦粉は大麦からもできる。〇か✖か?

答・✖

解説 小麦から作るから「小麦粉」。大麦から作れば「大麦粉」なのは当然の常識ですね。

これをあえて問題にしたからには、きっと訳があるに違いない、と思うのが素直ではない人でしょう。

これが、勝敗の分かれ道になるのです。

「大麦」の画像検索結果

歴史的に見ると、大麦は世界で最も古くから栽培されていた作物の一つです。

理由は、小麦よりも低温や乾燥に強いため、小麦の栽培に困難な地方で多く栽培されていたのです。

古代エジプトでは、主食のパンを焼くために使われており、主食の中心的食材でした。

また、この時代からビールの原材料として知られていました。

日本でも、明治時代までは小麦よりも大麦の方が多く生産されていたそうです。

「大麦、パン」の画像検索結果

大麦粉はパンなどに加工され愛用されています。特に近年では、独特の味に加え、健康食としても人気があるようです。

また、終戦後、大麦粉を炒って「麦こがし」と呼びオヤツに食べた時代もありました。別名「香煎」とも呼ばれていましたね。

戦後の懐かしい時代を思い出す、年配者の方も多いと思います。

本日の裏話は、常識・非常識の分かれ道の問題で、戦後の懐かしい時代を思い出させるお話でした。

 

生活の中の盲点探し?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、普段の生活で何気なく見落としている盲点を問う設問がありました。

日頃、街の中で道路を歩いていると、どこにでもあるマンホールの形は、円形と誰もが思っています。

中には、四角や六角、八角があっても面白いと思うのですが、そのようなマンホールは見た事がないと決めています。

即ち、普通の人は「マンホールは円形」との先入観があって、気にも留めていないのが普通です。

その辺が、常識の盲点になっているのでしょう。

第13回のグアムで、そのマンホールの型を問う問題がありました。

問・マンホールのふたは、円形でなくてもよい。〇か✖か?

答・〇

解説 マンホールのふたは、円形と四角、長方形などがあり、気を付けて観察すると街中で結構簡単に見る事が出来ます。

■ マンホール蓋 施工写真 1

この、マンホールには「公道用」「歩道用」など、場所によって異なる基準が設けられています。

例えば、公道の場合は大型車両、トレーラー、バスなどの重量に耐える強度が決まっています。

又、歩道用の場合は、それほどの強度を必要としないのは当然でしょうね。

但し、重量の規定もあり、簡単に取り外して持ち去る事が出来ない重さになっています。

中には、その街の特色を出したデザインのマンホールも各地に存在し、観光客の目を楽しませる役目をしています。

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昔は下水は道路にむき出しでした。

しかし、文明の進化に連れて、地中に埋めこまれ、その点検、水量の調節などのためにマンホールが登場したのです。

現代人は、どこの街の道路にも当たり前のように存在するマンホールに注目する人はあまりいません。

でも、些細な事に気を配るのがクイズに強い人の特徴です。

日頃、周囲を見渡すと、その中には「知れば面白そうな現象」が無数にあるはずです。

この問題も、クイズ作家が「マンホールは何のためにあるの?」と気になって調べたところ、上記の規定を発見したのでした。

本日の裏話は、誰も気にもしないマンホールに関する薀蓄でした。