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万歳!と叫びたい時は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って、裏話をご紹介しています。

最近、ハンガリーのブタペストで行われた世界水泳選手権、続いてロンドンでは陸上・世界選手権と国際大会が行われました。

オリンピックの他に、各競技毎の世界大会が盛んに開催されています。

こうした会場で、必ず見られるのが勝者を讃える「万歳3唱」ですね。

では、この習慣が何時から始められたのか? を問う問題が第9回の後楽園1次予選で出されていました。

バンザイ三唱は、明治憲法発布の時に始まった。〇か✖か?

答・〇

解説 正解で勝ち抜いた挑戦者の皆さんは、全員が大喜びで「バンザイ、バンザイ」と叫んでいました。

この万歳三唱は、明治22年2月11日の日本憲法発布式典で、初めて披露されたのです。

天皇に対して、国民が挙げる歓呼の声は無いものか?当時の識者が協議を重ねました。

東大の和田垣博士が、提議した「万歳、万歳、万々歳」が衆議一決で決まったそうです。

語源は中国で、長寿を祝う喜びの動作でした。

「万歳 意味」の画像検索結果

しかし、読んで字の如く「万歳」は一万歳で、皇帝にだけ許された表現でした。

皇帝以外は「千歳」だったり「百歳」だったり、自由に願いを込めて、長寿を祝ったそうです。

現代では、一般に喜びを表す習慣で、世界各国で同様の動作があります。

イタリアではヴィヴァ(viva)。スペイン語ではビバ(viva)。ドイツ語ではハイル(Heil)などの言葉で表現されています。

スポーツの国際大会で、勝者を祝う「万歳」の動作は同じように見えますが、言葉はそれぞれ異なります。

もし、スポーツ大会の会場に行く機会があれば、観察を細かく、言葉に注目してみてください。「バンザイ」ではない、他の言葉が聞こえて来るはずです。

 

 

 

今年は稀な気象異変です

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、時代を反映した設問が多く出題されていました。

その意味では、今年の夏は気象異変が激しく、大雨、台風の影響で、全国各地で災害が多発しました。

特に、気象情報で盛んに出て来る言葉に「50年に一度の大雨」とのフレーズがありました。

50年に一度は、100歳まで長寿の方でも、一生に2回しか体験出来ない計算で、普通の人は一度という事です。

処で、気象の記録はクイズ問題になり易く、第12回のバローで次のような問題がありました。

問・日本で一冬に積もった積雪記録ナンバー1の11.82mを誇る伊吹山は何県にある?

答・滋賀県

解説 1927年2月14日の記録で、当時はこれが日本記録でした。

雪が多いと言えば、北海道や長野県、新潟県、富山県などが思い浮かびます。

でも、滋賀県は予想外で意外性があり、面白いとの理由で採用されました。

伊吹山(1377m)は日本百名山の一つで、滋賀県と岐阜県の県境付近にある人気観光地です。

「伊吹山 天気」の画像検索結果

西に琵琶湖、東に関ヶ原を抱え、その美しい山容と高山植物、雄大な眺めが特徴の秀峰です。

山頂までは、車で伊吹山ドライブウェイを走って、山頂直下の駐車場から徒歩20分の最短コースがあります。

また、 南側の山麓を登るルートは、スキー場跡をのんびり歩きながらの散策が楽しめます。

山頂からは、琵琶湖、濃尾平野、養老、遥か彼方にアルプスなど雄大なパノラマが望めます。

気象の記録は、クイズ問題の定番でもあります。夏の最高気温、冬の最低気温、更に観測地点を覚えるなど基礎知識と言えるでしょう。

特に、異常気象の今年はクイズ問題の当たり年と言えそうです。

地方大学の存在を考える

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、新しい知識と普遍的な知識が混在していました。

今年は「森友学園」「加計学園」問題が大きな話題で、地方の大学に関する知識が増えましたね。

特に、獣医学部が不足している県が、新たな大学を誘致したいために起きたのが、加計学園問題でした。

では、地方の大学を出た卒業生は、その地方に根を下ろさなければならないという決まりがあるのでしょうか?

卒業生は住みたい場所、仕事の条件によって、何処で働くのも自由。これは憲法で保障されています。

そうした地方大学に関する問題が、第16回の東京ドームの〇✖問題で出題されていました。

問・すべての都道府県には、必ず国立大学がある。〇か✖か?

答・〇

解説 大学受験の経験者にとっては、超が付くくらい易しい問題だったでしょうね。

国立の総合大学は、全国の都道府県に最低一校は設けられています。

中でも旧帝大と同格が全国に7校あります。勿論、教育のレベルを揃えるための配慮でしょうね。

それぞれの学部に特徴があり、伝統に憧れて、学生たちは受験校を選別しているのでしょう。

「東京大学」の画像検索結果

ノーベル賞を一番取っている大学は? 人数だけを比べると東京大学が9人で第1位です。

とは言え、京都大学も多いし、名古屋大学も連続して受賞するなど話題になりました。

ノーベル賞が出たついでに、関連のクイズ・ネタを幾つか挙げて見ましょう。

ノーベル賞で一番多いのは、物理学賞で11名。年齢で若い受賞者は湯川秀樹氏で42歳、京都大学(物理学賞)。

次に若い受賞者は2002年、田中耕一氏で43歳、東北大学(化学賞)。

受賞者が0は経済学賞で、この分野で初の受賞者は恐らく、クイズ問題の定番になるでしょう。

また、日本人の受賞者は25人。とはいえ外国に比べると数では全く敵いません。

1位はアメリカの338人、2位イギリスで115人。3位ドイツが82人で世界のベスト3。

アメリカの大学では、有名教授はほとんどノーベル賞受賞者だ、と言われるくらい多いそうです。

国が変わるとレベルも異なる、日本人は頭が良いと自負していますが、きっと勘違いが多いが正解かもね。

 

2番目ではダメなんですか?

アメリカ横断ウルトラクイズの問題には、世の中の世相を反映させた問題が度々出されていました。

世相は、時代が変われば流れも変わる性格を持っていますが、何年かで同じような事が繰り返される場合も有りますね。

今から11年前、民主党政権が成立し、事業仕分けが話題になりました。

この時に名を挙げたのが蓮舫議員で、舌鋒鋭く役人や野党議員を切りまくりました。

その中で、流行語になったのが「2番目じゃダメなんですか?」の言葉でした。

「蓮舫議員、2番...」の画像検索結果

1番と2番では、同じように聞こえますが、天と地ほど意味が変わって来るとの意見がありました。

経済的な効果でも、天と地ほど差があるとの意見も有り「バカな奴だ!」の合唱が起きたくらいでした。

クイズ問題でも、2番目を問う事がよくあります。第14回のグランドテイトンで、次の問題がありました。

問・都道府県の面積で、一番広いのは北海道。では、二番目はどこ?

答・岩手県

解説 1番が北海道、2番目が岩手県、これは小学校の社会科で習った通りです。

川・山・湖、何でもベスト3を覚えておくのが、クイズに強くなる定石と言えます。

さて、話は「2番目ではダメなんですか?」の言葉が近頃、度々話題になっています。

東京オリンピックを控え、スポーツ選手のインタビューが話題になります。

ここでも、1番と2番では、天と地の差を強調する選手が多いのに驚きます。

誰もが1番のチャンピオンを目指すのがスポーツの基本的な目的で、王座以外は負け組と切り捨てています。

これは極端過ぎますが、金メダル以外は評価しない、との風潮もあり、スポーツ大会が過熱化しています。

本来、スポーツは誰でもが健康に過ごすための、リクレーションだった筈です。

それがプロ・スポーツの出現で、金儲けの道具になってしまった辺りが問題なのでしょう。

オリンピックは「アマチュア・スポーツの祭典」という言葉も、今の若者には初耳かも知れません。

個人が世界的な名声を得るには、オリンピックで金メダルを取るのが、最高の手段でしょう。

 

秋刀魚の美味しい季節

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、人々の一般常識を問う問題が主流で、創られていました。

日本人の味覚の中で、クイズ問題に多く登場する素材にサンマがあります。

昔から、季節の味覚の代表的な食材で人々に愛され、サンマを詠み込んだ和歌や俳句も多いですね。

また、秋の味覚で、「秋刀魚」との漢字もクイズ問題の定番でもあります。

処で、そろそろ今年のサンマ漁がニュースで取り上げられています。

「秋刀魚漁」の画像検索結果

そこで、これに関連する問題が第11回のデビルスタワーで出題されていました。

問・魚を獲ることにちなんだ言葉。一挙に捕まえる事を何という?

答・一網打尽

解説 この言葉は魚の漁法だけでなく、悪事を働く団体の一味を捕える時にも使われますね。

例えば、暴力団員が社会に与える悪事が問題になります。これを取り締まる暴力団対策法が出来ました。

その後、指定暴力団対策法、略称「暴対法」が出来、暴力団員の活動が制約され、徐々に平和になっています。

閑話休題。

最近、漁法の一網打尽が度々話題になり、テレビのワイドショーを賑わせています。

話題の主は、迷惑なお隣さんの常連さん中国です。

「世界の常識? 関係ないヨー。3,000年の歴史ある我が国の常識、NO1」とばかりやりたい放題。

我が国の漁法では禁じられている、大きな網を仕掛け海の魚を根こそぎ捕獲してしまうのです。

海流の上の方でサンマを根こそぎ獲ってしまうのですから、下の日本近海ではサンマが少ないのです。

川に例えれば、上流で魚を全部獲ってしまうのですから、下流にはいなくなるのは当然です。

このような状況が10数年も続き、秋刀魚漁は減少を続け、昔のように安価な庶民の魚でなくなりました。

と、なるとこんな川柳も在りそうですよ。

「おお安い よく見りゃ 中国産のニセ秋刀魚」   お後がよろしいようで……。