アメリカ横断ウルトラ・クイズの分類で「生物」と言う分野がありました。
同じ生物の中でも、動物から昆虫、爬虫類に至るまでが含まれているので、範囲は広いのですが、それぞれの生態を調べると面白い特徴が解ります。
我々の生活の場に近い昆虫に「蜂」がいます。
毎年スズメ蜂が住宅の近くに巣を作り、その被害や対策がニュース番組で話題になっていますね。
スズメ蜂に刺されると、運が悪いと死に至る被害もあるので、行政も力を入れて対策を考えているようです。
昆虫の「蜂」一つを取っても生態を知ると面白い事が解るので、クイズの問題になり易いのです。
第7回のデスバレーで、次のような問題がありました。
問・一度刺したら死ぬハチは何?
答・ミツバチ
解説 人間が最も恐れているスズメ蜂やクマンバチは、何度でも刺す事があります。
しかも、性質は獰猛で攻撃的と言われているので、素人が捕獲や退治をするような行為は止め、専門家に任せるべきでしょう。
一方、ミツバチは人間に「蜜」を提供する益虫の代表的な存在です。
性質も穏やかで、こちらが攻撃をしない限り刺す様な事はあまりありません。
ミツバチは他のハチと異なり、一度刺すと針が抜けずに身体からちぎれてしまうので死んでしまいます。
この様な昆虫の生態を知っていると、悪戯に追い回して刺されるような事は避けられます。
こうした知って得をする情報、これもウルトラクイズの重要な目的だったのです。