間もなくリオで五輪です

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中にはオリンピック関連の問題が多数出題されていました。

今年も間もなくリオのオリンピックが開催され、オリンピック・イヤーだけに何かと話題が賑わっています。

特に、現地の治安の悪さが激しく、世界で辞退する有名アスリートが続出しているのも過去に例が有りません。

ウルトラクイズでは、第8回のキーウェストで、次のような問題がありました。

問・オリンピックで聖火リレーが始まったのは何大会の時から?

答・ベルリン大会

解説 第11回(1936年)で、初めて聖火リレーが行われていました。

この時はナチス参謀本部の発案で、ギリシャのオリンピアからベルリンまで、7か国3,000kmの聖火リレーでした。

当時は第2次世界大戦の直前で、世界の状況が不安定な時期だけに、軍事調査の為のリレーなどの噂もあったと伝えられています。

疑えば、疑問は次々と膨らんで行く。面白い想像かも知れませんがもしかするとと言う気にもなりますね。

最近では、開会式の聖火台への点灯シーンが派手なパフォーマンスになり、人々の期待と共に非難の的にもなりつつありますね。

「2016 オリンピ...」の画像検索結果

間もなく開催されるリオの聖火台への点灯式は、どのような演出がなされるのか興味が沸いてきます。

なんだ、かんだと批判はありますが、オリンピックは世界中が参加する「世紀のお祭り」です。

平和の祭典、との言葉が有るように、何はともあれ無事開催され順調に終わる事を祈りたいものです。

 

 

 

動物の格言

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、諺や格言に関する問題がありました。

これらは、人々の生活の中に根付いた常識ですから、クイズ問題には恰好の題材と言えます。

諺や格言には、動物の生態や印象から創られた言葉も多く、国や地方によって中身も変わって来ます。

「馬の耳に念仏」「送り狼」「タヌキ親父」「猫に小判」「豚に真珠」洋の東西を問わず、動物から生まれた言葉は数限りなくありそうです。

そんな中から有りそうで、無さそうな問題が第11回のグアムの突撃〇×泥んこクイズに出されていました。

問・昼間の天気雨を「キツネの嫁入り」と言うのに対し夜の天気雨を「たぬきの婿入り」という。

答・×

解説 天気雨を「キツネの嫁入り」と表現するのは日本全国に浸透している言葉です。

「キツネの嫁入り」の画像検索結果

とはいえ「タヌキの婿入り」と言う言葉は聞いた事がありません。

でも、キツネもタヌキも人間を化かす、というイメージは古くから日本人に根付いているので、若しかすると有りそうな言葉と迷ってしまいます。

その辺が、この問題の面白さで採用されました。

福留さんの「そんな訳無いだろう!」という声が聞こえてきそうな問題ですね。

我々は問題の一問毎に、面白さ、楽しさ、新しい発見などを散りばめ、盛り上げる工夫を凝らしていたのです。

 

 

日本語の複雑な表現

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には日本語の問題が多数含まれていました。

同じ事象を表す言葉でも、その状況によって単語が変わる場合があり、それを正しく使うのが正しい日本語と定められています。

外国人が日本語を学習する場合、この様な言葉を全部記憶するのは大変でしょうね。

日本人でも間違った使い方をして、年長者や先輩に指摘される場合がある筈です。

第15回のモハーベ砂漠のバラマキクイズで次のような問題が出されていました。

問・溺れて死ぬのは溺死(できし)。では、旅先で死ぬのを何という?

答・客死(きゃくし)

解説 人の死に関する問題は、クイズのネタとしてはあまり相応しいとは思えませんが、でも日本語で「死」の表現は沢山あります。

クイズ・マニアがどれだけ正しく理解しているか、それを試す意味で出題されたものと理解しています。

例えば、車や列車に轢かれた場合は轢死(れきし)。

首をくくって死ぬと縊死(いし)。

その他「憤死」「惨死」「頓死」即死」急死」「突然死」まだまだ「死の状況」によって、表現は幾らでも有りそうです。

楽しい話題ではないので、この辺りで止めますが、日本語は本当に難解で複雑な言語ですね。

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最近は世界一の高齢者社会と言われているため、終活といって、自分の死に方を考える方が増えているのも世の中の流れになっています。

その中で、クイズ問題になりそうなのがPPK運動という言葉がありますね。

ピンピンと健康に生きて、コロリと死ぬ、理想的な死に方だそうです。

長野県では県を挙げて、この運動を促進しているとの話題をワイドショーの話題で取り上げていました。

高齢化社会になり、クイズ問題の傾向も変化する、との意味でこの話題を取り上げて見ました。

 

行政機関を監視する市民の目

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、時代の先端を行く出来事を即、クイズ問題に取り上げていました。

放送当時の問題を読み返すと、あの時代に在った出来事やニュースが懐かしく思い出されます。

例えば、現代では世の中の常識となり、誰でも知っている言葉が、デビュー当時はクイズ問題として使われていました。

第14回が放送されたのは平成2年ですが、その回の問題に次のような設問がありました。

問・行政に関する苦情の処理を行う「オンブズマン制度」を日本で唯一採用する事が決まった政令都市は?

答・川崎市

解説 今では、行政機関や政治家が最も恐れる市民の目として、誰でもが知っている「オンブズマン制度」。

実は、この言葉が世の中に初めて登場したのは、平成2年の事だったのですね。

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この年に「川崎市市民オンブズマン」が誕生し、ニュースとして話題になりました。

元々の「オンブズマン」はスウェーデン語で、1,809年当時の国王をクーデターで追放し、議会制度と共に発足した制度でした。

行政機関を監視する組織ですから、行政側としては不正や理不尽な事は出来ません。

とは言え、有史以来、政治にお金に関する疑惑と不正は付き物でした。

でも、昨年辺りから、地方議会でも議員の政務活動費の不適切な失費や報告を巡って世間を騒がせています。

いずれの場合も、市民オンブズマンが大活躍し成果を上げていました。

この、オンブズマンという言葉が広く一般に知られるようになったのは26年前からでした。

クイズ問題から判った言葉の歴史でした。

夫婦で世界的な偉人

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、作家の皆さんに時々テーマを与えて問題創りを依頼していました。

或る時、世界の偉人の問題で、夫婦で偉業を成し遂げた2人を探そうという宿題を出した事があります。

画家、化学者、音楽家などあらゆる分野で、夫婦揃って著名なカップルとなると、数は限られて来ます。

そこで生まれた問題が第4回のプエルトリコで出題されていました。

問・「子供の情景」「謝肉祭」などの名曲はすべて彼女に捧げられたものです。ショパンやシューベルトの作品演奏者としても知られる女流ピアニストとは誰の事?

答・クララ・シューマン

解説 「子供の情景」「謝肉祭」の作者が解れば、その夫が誰かが解る、但しクラシック音楽ファンならではの事です。

クララ・シューマンは若い頃から、女流ピアニストとして名声を高めていました。

「クララ・シュー...」の画像検索結果

一方、夫のロベルト・シューマンも最初はピアニストを目指していたそうです。

ところが、20歳の頃にテクニックの練習をし過ぎて右手がほとんど使えなくなり、作曲家に転身しました。

ベートーベンやシューベルトのロマン的音楽後継者として、交響曲から合唱曲まで幅広い分野での名曲を残しています。

クララとの間には4男4女、8人の子供をもうけ、愛妻家としても知られていました。

日本でも夫婦で著名な芸能人は多数いますが、世界的な偉人となると数は多くありません。

文学者では、サルトルボーヴォワールなど、フランスやイギリスには何組かのカップルがいましたが、これも別の機会に出題されていました。

現代では情報網が発達し、芸能人やスポーツ選手など世界的に著名な夫婦は数多く誕生しています。

このカップルを組み合わせるだけでも、バラエティーのクイズ番組が出来そうな勢いです。

時代が変わるとクイズ問題の質も変化するというお話でした。