大統領選挙で盛り上がる米国

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、アメリカ関連のクイズ問題が多数出されていました。

アメリカの中を、旅しながら行う番組なので、ご当地の問題が多いのは、ご理解頂けると思います。

先週は、アメリカ大統領選挙の結果が出ましたので、世界中のメディアは大騒ぎでした。

トランプ新大統領誕生 日本企業への影響は?

勿論、日本のテレビや新聞はこの選挙結果一色に塗りつぶされたような状況でした。

中でも、大統領選挙の複雑な仕組み、何故この様に複雑なのか? アメリカの歴史にも触れ、アメリカを詳しく理解された方も多かったと思います。

我々の番組でも、ワシントンDCでは、歴史や大統領に関する問題を多数出題して来ました。

我がウルトラ・クイズ・ファンの方は、クイズ問題を含めてアメリカを理解しているので、今回の報道で更に知識を深めたものと推察します。

さて、クイズの常道である紙幣の肖像に関しても、米ドルの設問がありました。

第6回のニューオリンズで、次のような問題でした。

問 ワシントン、ジェファーソン、ハミルトン、フランクリン、一ドル紙幣に描かれているのは誰?

答・ワシントン

解説 いずれも有名な大統領ですね。1ドルは初代のジョージ・ワシントンでした。

以下、2ドルはジェファーソン、5ドル・リンカーン、10ドル・ハミルトン、20ドル・ジャクソンのように続きます。

挑戦者はアメリカの中を旅している訳ですから、日頃ドル紙幣を使用しているので、観察の細かい人は正解出来る問題でした。

先週はアメリカの新しい大統領が、多くの人々の予想を裏切って、ドナルド・トランプ氏に決まりました。

世界には、衝撃と不安を訴える声が広がっていますが、日本への影響はどうなるのでしょう?

アメリカ大統領が、世界に与える影響がこれほど大きいのも、今回の選挙で知った功罪なのかも知れません。

来年から世界がどのように変化するのか? 或は前評判ばかりで何も変わらない!

どちらでしょうねえ。

破天荒で大成功したトランプ氏だけに、世界を良い方向に変えてください。アーメン! お祈りしますよ。

 

 

変化する流通システム

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、世の中の流れをいち早く取り上げるものと、逆に定着した常識を問う問題がありました。

世の中は、日進月歩進歩を続けていますが、流行はアッという間に忘れ去られる性質も併せ持っています。

流行を追うのも結構ですが、直ぐに「時代遅れ」という批判を受ける事もあり、流行の先端を行くのは大変な努力が必要です。

商品の流通システムにも、流行が有るようで、時代によって刻々と変化しています。

例えば、終戦後は「闇市」の名で、人々が道端で店を開き、様々な品物が流通していました。

やがて、各地に資本家がデパートを建て、値段が高くても信用のおける品物を売る時代が始まりました。

これに対抗してスーパー・マーケットが登場、全盛を極め、次第に大型スーパーの時代になりました。

一方、もっと新鮮で安くを目指し、産地直送が今や大躍進を遂げているようです。

更に、テレビでは通販が全盛で、朝から深夜まで通販番組の花盛りという状態です

この様な時代になると、是が非でも知って欲しい問題が第7回のレイクパウエルで出題されています。

問・中古品のことを「セコハン」。ではこのセコハンとは何の略?

答・セカンド・ハンド

解説 「バザー」「骨董市」などの名で、個人が不要になった物を売る「市」が全国各地で開かれています。

「骨董市」の画像検索結果

また、インターネットでも、不要になった品物を個人的に売買するネット・オークションが盛んです。

必要な品物は、新品でなくても良いとの考えが増えたからこそ、こうした取引が盛んになったのでしょう。

セコハンとは「セカンド・ハンド」、直訳すれば中古品のことです。

車や電化製品など新品では高価な品も、中古なら格安になるのでニーズが増え、市場が活発になっています。

一方、他人の使ったものは絶対に嫌!、という人も結構存在します。

その様な方は、高くても新品に限る派でしょうね。

セコハンは嫌いだけれど骨董品は好き!という人も居て人間の趣向は10人10色!。

人間とは複雑な生きものですねえ。

スウィーツ・ブームで脚光を浴びる語源

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、昔の番組の割に、現代に通用する設問が多数あります。

この数年、若い女性の間でスウィーツがブームになっており、有名店が紹介される番組が増えています。

その解説の中で、商品名の語源が良く紹介されていますが、20年以上前のクイズで同じ設問がありました。

第14回のソルトレイクで、次のような問題が出されていました。

問・『千夜一夜物語』の中にも出て来る、アラビア語の「シャルパート」が語源となっているデザートとは何?

答・シャーベット

解説 アラブでは、果汁の飲み物のことを「シャルパート」または「シュルパット」と言います。

果物の果汁に砂糖を加えたものですが、これが語源でシャーベットとの名前が誕生しているのです。

元々は9世紀にシチリアを征服したアラブ人が持ち込んだ氷菓が原型で、英語圏に伝わったと言われます。

「スウィーツ」の画像検索結果

英語圏では、果汁に氷を入れ冷たい飲み物をこの名で呼んでいましたが、やがて加工され現在のシャーベットが生まれたのでしょう。

従って英語でも、シャーベットの語源はアラビア語との説明がなされているとの事です。

その他、シルクロードを経由して、この氷菓がアラビアから東洋に伝えられたという説も有り、人気の商品にはそれぞれ歴史がついて回ります。

これ等の知識は「雑学」の範疇ですが、クイズに勝ち抜くためには雑学も重要なファクターになります。

という事は、テレビ番組のレポートもいい加減に聞き流してはいけません。

どの様な情報も、しっかり記憶する習慣を付けるのが、クイズに勝ち抜く秘訣なのです、めんどうですね。

美術品の名称は?

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、知識の幅や深さを計る目的もありました。

答を聞いた人が「えっ、そうだったの」と初めて知るような設問は、面白い問題と我々は考えていました。

第14回のオレゴン街道で、次のような問題が出されていました。

問・絵画の名作「ラ・ジョコンダ」。日本では何というタイトルで知られている?

答・モナリザ

解説 絵画の名作「モナリザ」と言えば、小学生でも知っているというのが日本人のレベルです。

でも、この名称が世界共通では無かった。実はこの情報がポイントになったクイズ問題でした。

番組が放送された平成2年に判明していた事は、以下の通りでした。

「モナリザ 謎」の画像検索結果

この絵画はレオナルド・ダ・ヴィンチが1,503年~1506年にかけて描いた作品で、パリのルーブル美術館に展示されている。

モデルに関しては諸説あるが、フィレンツェの富豪フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻である。

通称は「ラ・ジョコンダ」。詳しくはフィレンツェのフランチェスコ・デル・ジョコンドに嫁いだリザ・ゲラルディ二を描いたとする、との説明がありました。

その後、この絵画に関しては、様々な憶測と発見が話題となり、謎の多い名作には違いありません。

主な話題は、目の中に肉眼では確認できない文字が書かれていた、との噂。

肉眼では見えないものの、超高解像度の写真を分析すると瞳の中に黒い絵の具で文字が確認されたそうです。

モデルの正体を示す、重大なヒントかも知れない説が有力と言われています。

また、実はダ・ヴィンチ自身の自画像だった、など結論の出ない噂が出ています。

それぞれ研究者の言い分があるものの、名作だけにこれらの謎も迷作とも言えます。

 

天皇の生前退位問題に思う

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、天皇に関する問題も時々出題されていました。

クイズは知識を競うゲームなので、今上天皇に関する問題は「おそれ多い」との理由で自己規制していました。

だが、天皇は日本国にとっては、歴史的に偉大な存在なので、歴史問題の範疇でクイズ問題になっていました。

例えば、第11回のデビルスタワーで、次のような問題がありました。

問・聖徳太子が皇太子だった時の日本初の女帝は誰?

答・推古天皇

解説 歴史的には、女性天皇は33代の推古天皇を筆頭に多数存在しています

「推古天皇」の画像検索結果

今年は天皇の生前退位に関連し、天皇制の問題が有識者会議で論じられていますね。

その中で、女性天皇の問題まで踏み込むものと国民は思っていましたが、そこまでは話が進まないようです。

聖徳太子は推古天皇の皇太子でしたが、その摂政として憲法17条を作るなど、我が国の基礎を築いた歴史上の偉人です。

皇太子でありながら、推古天皇より早く亡くなっているので天皇になる事はありませんでした。

皇太子時代に大活躍した人物がもう一人います。女帝、持統天皇の皇太子だった中大兄皇子(なかのおおえのおおじ)です。

当時の権力者、蘇我蝦夷(そがのえみし)入鹿(いるか)父子を滅ぼした一大改革「大化の改新」です。

皇太子だった中大兄皇子は、その後に天智天皇になっています。

これも、日本史では避けて通れない出来事で、クイズ問題になっていました。

世界は男女同権の時代、日本で女性天皇が認められないのはおかしいとの民衆の声も高まっています。

天皇制は歴史が長いだけに、改革は難しいのでしょう。でも、次の時代に先送りするのも無責任としか言いようがありません。

この問題は賛否両論、日本の国論を2分する気配があり、当分の間目が離せない話題でしょうね。