今年は寒い冬だそうです

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、世界中の面白い情報が解ります。

今年の冬は、例年になく寒い冬になるだろうと気象庁が予測していますね。

これはラニーニャ現象によるもので、エルニーニョ現象とは逆に海水温が低くなる異常気象だそうです。

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普通は、寒いのも暑いのも嫌、というのが多くの日本人の気持ちでしょうね。

日本には四季があり、それぞれの季節の温度に馴染んでいる人々は、例年並みが一番良いのでしょう。

寒いのが嫌いという人にとっては、実に羨ましい地域があるもので、そんなクイズ問題がありました。

第12回のラスベガスで出題された問題です。

問・ノースカロライナからカルフォルニアに至る、北緯37度より南の15州を、太陽が降り注ぐ事から何地帯という?

答・サン・ベルト地帯

解説 太陽が輝く地域との意味で、農作物には最高の環境です。最もカルフォルニアなどは、砂漠が多く畑には不適ですが…。

熱帯地方と異なり、暑からず寒からず、一年を通して適度な温度とは、実に羨ましいとしか言いようがありません。

とは言え、働き蜂と呼ばれる日本人が、そんな場所では労働意欲も失せて、呆けてしまうようで心配です。

どうやら私も、長年働きすぎて首までとっぷりエコノミック・アニマルのようです。今はリタイアで暇なのに…。

消えた便利な乗り物とは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると様々な歴史を垣間見る事が出来ます。

時代が変わるのですから、世の中の状況も変化する、当たり前の理屈ですが、中には残念なものもありますね。

第12回、今から29年前には世の中に存在し、利用者に喜ばれた便利な乗り物が、現代では消えています。

サンパウロで、次のような問題がありました。

問・ドライバーとマイカーを一緒に輸送する、JRの列車名は?

答・カートレイン

解説 車一台に付き乗客6名まで乗車できるシステムで、現代のカーフェリーの列車版と考えればお判りでしょう。

これは90年代、主に東京・名古屋・広島→九州間。東京→北海道間で運行されていました。

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しかし、手続きの複雑さやクレームなどが多く、全ての運行が終了し、日本の交通機関からは消えてしまったのです。

マイカーで全国を旅したいという夢を持つ人は多いはず。その様な方はカーフェリーを利用している事でしょう。

また、近年では現地でレンタカーを借りた方が、費用的にも得策、と考える人も増えているとの情報もあります。

免許はあるが、マイカーは持たずレンタカーを多用する若い人が増えているようです。

昭和の時代には、マイカーがステイタスの象徴と考えた人も多く、時代と共に考えも変わるのですね。

我々も競って高級車を買い、特に米車派、欧州車派と分かれて見栄の張り合いでした。

だからテレビ局の駐車場は、さながら自動車ショー的に高級車が並んでいたものです。

そう言えば、最近は競って高級車を欲しいとの気分もなくなりました。昔は見栄を張るのが業界の特徴でしたからねー。

日本の世界デビューは何時ごろ?

アメリカ横断ウルトラクイズの問題は、千差万別あらゆる分野の知識を目標に作られています。

その中には日本史、世界史など歴史の問題も多く含まれていました。

現代では世界も狭くなり、地球の裏側の出来事も瞬時に伝えられる時代になりました。

では、日本が世界に知られるようになったのは、いつ頃のことだったのでしょう?

それが解る問題が、第6回のバーストウで出されていました。

問・日本を最初に西欧に紹介した書「東方見聞録」を書いたマルコ・ポーロはどこの国の人?

答・イタリア(ベニスでも可)

解説 彼はベニスの商人で、東方見聞録は1,298年に書かれた著作であると言われています。

今から700年以上前の事で、その時代には日本という国が東方にあること自体知られていなかったのですね。

尤も、中国は自称3,000年の歴史と言いますから、中国までは西欧の人達は知っていて、その先に日本があるとはご存じない。

しかし、ジパング(日本)黄金の国との噂はあったようです。推測するとマルコが中国で仕入れた噂を書いたためでしょう。

その時代に「金閣寺」や奥州藤原家の中尊寺・金色堂は存在していたので、黄金の屋敷といった噂を書いたのでしょう。

詳しく述べれば、中尊寺は初代清衡公によって、1,124年に建てられた寺院です。

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中尊寺創建当初の姿を、未来に伝える建造物の模型が金色堂であり、極楽浄土の様子を想像し、当時の工芸技術が集約された作品なのですね。

一方、京都の金閣寺は14世紀の人間、3代将軍足利義満が建てたとの事は歴史の時間に習った常識です。

将軍さまが権力を示すために、派手な建物を好むのは人情として理解出来ます。

金箔を貼った3層の楼閣建築で、上品な趣味とは言い難く、でも成り上り者が好みそうで権力の象徴の効果はあった事でしょう。

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日本では、権力者が金箔の御殿に住んでいる、この様に誤解した噂が、真しやかに流れたのでしょう。

西洋人が日本という国を相手に、一山当てようと考えるのは自然の成り行きかも知れません。

ヨーロッパでは、15世紀から16世紀にかけて海外進出が始まり、これを大航海時代と呼んでいます。

コロンブスもマゼランもこの時代に、新しい世界を求めて航海に出て、新大陸や世界一周の偉業を成し遂げたのですね。

大航海時代に金が豊富な日本を目指して、コロンブスのように船出したようです。

種子島に鉄砲が伝わったのが16世紀ですが、この船も日本を目指してやって来た商人達で、目的は同じでしょう。

今でこそ日本は金満国家と呼ばれていますが、世界で知られた時から、すでにその兆候はあったのですね。

でも、一般の庶民がそんな気分になった時代があったのでしょうか?

待てよ「オレオレ詐欺」に騙されたり、豪華列車の旅が流行ったり、今こそ金満国家なのだぁー。羨ましい…。

 

他人の頭が気になる

アメリカ横断ウルトラクイズの問題を読み返すと、人々が興味を持つ事象を取り上げ、問題に仕上げている事がわかります。

例えば髪の毛に関しては、男女共に関心が高く、特に増毛、付け毛、植毛などのCMがテレビで氾濫しています。

これは今に始まった訳でなく、何十年と続いているお馴染みのコマーシャルですね。それだけ需要があるからでしょう。

自分に限らず、他人の髪の毛も気になるもの。人間の自然の真理かも知れません。否、人間だけではありません。

第8回のグアムで、次のような問題がありました。

ハゲタカも、子供の時は、フサフサと頭に毛が生えている。〇か✖か?

答・✖

解説 髪の毛が気になる人は、動物の頭も気になるのでしょうか? 正に笑える疑問ですね。

通称「ハゲタカ」と呼ばれているコンドルやハゲワシは、成鳥も子供も頭の毛(羽毛)が薄く剥げているように見えます。

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そのため、こうした名称が付けられたのでしょう。

ハゲタカは肉食の鳥類の総称で、通称名なのですね。鳥類の分類ではそれぞれに異なる学名がありハゲタカとの鳥は無いのです。

とは言え、人間の中には通称「禿鷹」と呼ばれる悪い連中がいますね。

弱い者に目を付け、一方的に利益を得る者を俗称「ハゲタカ」と呼び、小説やドラマのテーマに度々使われています。

最近では禿鷹ファンドなど、弱い企業を一方的に吸収するなど経済界にもこの名が使われています。

本物の禿鷹こそ「良い迷惑」と怒りそうです。

近付いた不気味な予言はどうなる?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の問題を読み返すと、現代にピッタリの関心事がありました。

一頃、日本中にブームを巻き起こした、ノストラダムスという予言者がいました。

彼に関する問題が、第14回のタヒチで出題されていました。

問・16世紀の預言者・ノストラダムスはどこの国の人?

答・フランス

解説 彼は1,503年にユダヤ系フランス人として、フランスで誕生した預言者です。

そんな昔の預言者が、500年以上も経って何故話題になったのか、彼の予言が次々と的中し、世界的に知名度を上げたのです。

日本でもブームになり、関連の書籍が氾濫。当然テレビ番組でも次々にノストラダムスを扱った番組が登場しました。

当時の予言の中に、今年2,017年に関する恐ろしい予言があり、今月も余すところわずかになったので、取り上げて見ました。

その予言によると、北朝鮮が暴走してアメリカを含む西側国に戦争を仕掛け、第3次世界大戦になるだろうと予言しています。

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細かく言えば、日本上空を通過する核弾頭ロケットが打ち上げられる、等の記述もあるそうです。

しかも、この戦いは27年続き、人類の終末を迎える危険があるとの事です。

現代人はそんな馬鹿ではない、と反論するのは当然でしょう。とは言え、余りに現代の状況と符合するのが不気味です。

いずれにしても今年は後3週間で終わりです。何事も起こらず平穏な年末を迎えたいものですね。

それなのに、このところ戦争勃発前夜的な報道が、韓国・日本のメディアで流されており不気味ですね。

北朝鮮の将軍様、アメリカの大統領閣下、そろそろこの問題も手締めをして世界を安心させてくださいよ。