生物の世界は厳しいけれど…

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、人々に考えさせる良い機会を与える問題が時々あります。

中でも、言葉の意味を問う問題の中には「語源」と呼ばれる枠があり、真の意味、成り立ちなどを知る事によって新たな発見があります。

第7回のナイアガラで、次の問題がありました。

問・アリとアリマキ、ヤドカリとイソギンチャク、これ等の関係は生物学的には何?

答・共生

解説 言葉の意味は、2種類の生物が,一方あるいは双方が利益を受けながら,密接な関係をもって生活することをいう、と説明されています

ヤドカリ(宿借)はその名の示すように、貝殻に住み付き外敵のタコやタイから身を護ります。そのために、イソギンチャクに接近して貝殻に背負うのです。

また、イソギンチャクも自らヤドカリを探し、貝殻に飛び乗るのだそうです。

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何故かと言えばイソギンチャクの触手には毒があるのです。タコやタイは毒が怖くて、イソギンチャクを襲う事が出来ないのです。

ヤドカリもイソギンチャクも、共に天敵から身を護る事が出来ます。両者共に得をして生きるので共生と呼ばれるのです。

また、サメ(鮫)とコバンザメの共生も知られています。

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コバンザメはサメにピッタリと吸い付き、大きな魚から身を護っています。また、サメの食べ残したおこぼれをもらっているチャッカリ者なのです。

一方のサメは、コバンザメから利益も害も受けていないので、これを片方だけが利益を呼ぶので、片利共生と呼んでいます。

自然界の生物の中には、異なる動物が共に利用しながら生きていく、不思議な世界が創られているのですね。

これに対し共生の反対は「天敵」で、弱肉強食の世界と呼ばれています。

人間は動物の「共生」を真似れば平和な世の中になるのでしょう。弱肉強食は野生動物に任せ、共生の世の中を創って欲しいもの。

人間は考える葦ですから、平和な世の中を目指そう!これが一問のクイズ問題から得た本日の結論です。

 

 

日本再発見の源流

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、懐かしい言葉に出会い、その意味を知る事が出来ます。

第8回の後楽園球場で、次のような問題がありました。

問・国鉄のフルムーンパス、2人合わせて88歳以上の夫婦が対象だが、夫七〇歳、妻一八歳でも利用できる。〇か✖か?

答・〇

解説 フルムーンは旧国鉄時代に、日本各地の良い処を紹介する目的で計画された、日本再発見の旅が目的でした。

どうせ旅をするなら、年老いた両親への贈り物が最適だとの企画で、この宣伝に昭和の大スター上原謙、高峰三枝子が夫婦役で温泉に入るCMが大ヒット。

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これによって、フルムーンの言葉が全国的に浸透したのです。

両親への贈り物で2人合わせて八十八歳以上、となると十八歳の母親は不自然だと考える人。否・決まりは合計の年齢と思う人の両者に分かれます。

結果は夫婦であれば、年齢の組み合わせに制限はありません。

この規則はJRになってからも引き継がれ、現代では日本各地を回る豪華列車などの企画が多数あります。

親孝行をしたい方は、両親の結婚記念日、退職記念、誕生日など理由は幾らでも考えられます。

「親孝行したい時には親はなし」の諺があります。両親が元気なうちに思いついたら実行に移しましょう。

本日は一問のクイズ問題から、全国の親に成り代わり親孝行への提案」をいたしました。

ジーパン誕生物語

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、知って面白い話のタネが多数ありました。

現在では、世界中の老若男女が愛用している衣類にジーパンがありますね。その素材デニムに関する知って得する知識です。

デニムに関しては、幌馬車の布が丈夫なので、鉱夫のズボンが破け易いため、頑丈な布として流用したとの話が伝わっています。

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しかし、色に関しては別の話があり、発祥の地であるカリフォルニアで、次のようなご当地問題がありました。

第10回のロサンゼルスで出された問題です。

問・ここカリフォルニアで生まれたジーンズ。売り出し当初の宣伝文句は、「ある動物も怖くない」というものでしたが、その動物は何?

答・蛇(毒蛇)

解説 染料に使われたインディゴの葉の汁が、元々害虫に強いと言われていました。

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そこで「毒蛇も怖くない」との宣伝文句を考案。これが未開の地に踏み込む男達の心を捕え、大ヒットしたそうです。

ジーパンが、西部劇に出てくるカウボーイの制服みたいな印象がありますが、勇ましい彼らも毒蛇は怖かったようですね。

今後西部劇を見る場合、この話を思い出すと、勇敢なカウボーイの印象も少し変わるかもしれません。

本日の裏話は、世界中のみんなに愛されるジーパン誕生の、あまり知られていないエピソードの一つをご紹介しました。

 

 

科学万能の現代社会

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、世の中の人が当然知っている知識を試す問題が多数ありました。

しかし、知っているべき知識を正しく理解しているか? これには疑問があって、中には誤解している事もあり得ます。

そうした曖昧な知識を試す意味で、問題が創られる事も度々ありました。

その典型的な問題が、第14回のツインレークスで出題されていました。

問・アメリカのテレビ番組供給会社「CNN」の正式名称は?

答・ケーブル・ニュース・ネットワーク

解説 現在では、世界中の人々が視聴しているニュース番組の発信元で1,980年にアトランタで設立されました。

目的は衛星を使って、世界初の24時間放送のニュース専門チャンネルだったのです。

発案者はテッド・ターナー氏で、この企画は大成功し、世界各地で毎日世界の動きを知る事が当たり前の世の中が実現したのです。

中でも思い出すのは、世界で初イラク湾岸戦争での、戦争の実況中継でした。

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1,991年、アメリカを中心にイギリス、フランスなど多国籍国連軍は、巡行ミサイル・トマホークを利用、低空を飛ぶことでレーダーの感知を避け、ピンポイント攻撃を成功させたのです。

しかも、トマホークの先端にはテレビカメラを搭載したのですから、目標物が爆破されるまで、生中継されたのです。

正に戦争映画でしか見た事のない映像が、世界中に放送されたのですから、CNNの名は一気に知れ渡りました。

これはテレビ放送の「革命的な出来事」と言っても過言ではないでしょう。

人間は長生きすると様々な出来事を体験しますが、科学万能な現代に生きた我々は、人類史上最高の変化を見ている事になりますね。

良い時代に生んでくれたと親に感謝するべきか? はたまた「もっとアナログ時代の方が好き」

「あなたはどっち派?」 迷う質問かも知れません。

本日は一問の問題から、様々な考えに及ぶクイズの面白さのお話でした。