アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、世の中のあらゆる分野から出題されていました。
広い知識の持ち主が、勝ち抜いて残って行く、クイズの王道とも言えますが、但し知力だけではダメなのが特色でした。
そうです。挑戦者が恐れる、知力の他に「体力」と「時の運」が味方しなければ勝ち残れないのです。
そんな挑戦者が、次々と落伍して決勝の地ニューヨークへたどり着く強運の主は、毎回たった二人だけです。
第12回の決勝戦では、どのような問題が出されたのでしょう。何れも難問が多いのですが、その一つをご紹介しましょう。
問・CIAやKGBと並ぶ組織で、イスラエルの秘密情報機関は何?
答・モサド
解説 秘密情報機関は世界各国に存在します。それを行き成りイスラエルの? と問われても普通は解らないでしょうね。
しかし、スパイ映画や小説の愛好家なら、イスラエルのモサドが如何に優れた組織か、知っているほど有名です。
何故、モサドがそんなに優れた組織なのでしょう?
ザっと成り立ちをご紹介しましょう。モサドが創設されたのは1,951年で、外国に於ける秘密政治作戦を担当。
初代長官が、任期の13年間に世界で最も優れたスパイのプロ集団に育て上げたと伝えられています。
その具体的な例をご紹介しましょう。
その① 1,960年・元ナチスの党員のアイヒマンを、逃亡先の南米で誘拐しイスラエルに連行した。
その② 1,972年・ミュンヘン・オリンピックの襲撃事件でアラブ・ゲリラの指導者を探し当て暗殺。
その③ 1,976年・ウガンダの空港でハイジャックされた航空機から人質を全員無事救出した。
これ等の事件は、当時世界的なニュースとなり、その都度イスラエルの秘密諜報機関「モサド」の名前が報じられたのです。
勿論、モサドの活躍を題材にしたスパイ映画は何本も制作されそれぞれヒット作になっていました。
本日の裏話は、CIAやKGBも一目置くと言われる最強のスパイ軍団モサドのお話でした。
今年も中東で、様々な事件が起きていますが、モサドはこうした場でも活躍しているのでしょうか?
簡単に分かりませんよね。なんせ秘密の情報機関だもの~。