アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
クイズは知識を競うゲームなので、日本に限らず世界の一般常識も知っていれば、有利になるのは当然と言えるでしょう。
第9回のロンドンで行われた「迷路の中の撒きクイズ」で次の問題が出されていました。
問・耳が馬よりも長い事から、別名「うさぎうま」と言われる動物は何?
答・ロバ
解説 日本人には初耳の言葉ですが、イギリス人には常識だったのですね。設問の言葉を想像すればロバの姿が浮かぶでしょう。
ロバは馬に似た動物で肩の高さは一mと小型です。忍耐強く、性質は大人しいので、農耕や荷物の運搬に使われていました。
日本には明治以降に輸入され、農耕用に使われていました。イソップ物語にも良く登場するので、子供達には愛される動物です。
乾燥した環境や山道などの不整地に強い性格です。家畜としては比較的少ない餌で維持、寿命は30年以上生きることがあります。
反してロバは新しい物事を嫌い、唐突で駆け引き下手で、図太い性格と言われます。
実際、ロバのコミュニケーションはウマと比較して淡白であり、多頭曳きの馬車を引いたりの作業は苦手とされています。
野生のウマは、序列のはっきりしたハレム社会を構成し、群れを作って生活します。
一方、ロバは恒常的な群れを作らず、雄は縄張りを渡り歩き単独で生活していたそうです。
馬とロバ、姿は似たような動物ですが、性格は似て否なる動物だったのですね。
本日の裏話は、馬に似た動物のクイズ問題から、馬とロバの性格の違いについてのご紹介でした。
結論です。馬とロバは姿が似ていますが、お伽話に登場するのはロバさんの方が圧倒的に多いですね。
これはロバさんは地味で、ドジっぽく愛される要素を多く持っているからかも知れません。群れを作らないのも好いですね。
人間もロバさんのように生きると高感度が上がるかもね~。
▼ユーチューブ通信
11月13日に「無謀・総理大臣に直接問題確認を!」を公開しました。総理大臣の口から問題の正否を聞くのに苦労しましたが結局成功したのです。どんな手を? 楽しみに聴いてください。ウルトラクイズって、無茶な番組でしたね~。