懐かしの自由の女神様

 

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中に、世の中の常識を覆す問題が含まれています。

例えば、日本各地に観音様の像が建っていますが、一般的には、観音様はその姿から女性と思っている人が多いようですね。

ウルトラの第5回、後楽園球場の第2問目がズバリ観音様の性別を問う問題でした。

問・観音様は女である。〇か✖か?

答・✖

解説 仏教界では、観音様は男女の意識を超えた存在である、と説かれています。

この問題が出された時、敗者が悔しまぎれに「観音様はオカマか?」と暴言的な野次を飛ばし、ドッ!と笑いの渦になりました。

不謹慎な野次ですが、優しい観音様は、多分笑ってお許しになった事でしょう。

処で全国各地に観音様は有りますが、現在日本一大きな観音様は、1,992年茨城県牛久市に完成した像です。

牛久大仏(牛久阿弥陀大佛)

正式名称は牛久阿弥陀大佛で、ブロンズ像としては全高120m(台座20m)で世界最大です。

銅像としては、我々ウルトラクイズのシンボル、ニューヨークの自由の女神と比べて見ると、高さでは全く敵いません。

女神様は全高33.86m(足元から頭頂)まで。手を挙げたトーチを加えても、3分の1にも足りません。

「ニューヨーク、...」の画像検索結果

別に競う必要は無いのですが、何となく残念に感じるのは、永い付き合いのせいでしょうかね。

本日は、各地に存在する銅像に関して近況を調べご報告してみました。余計なお世話でしたかね。

 

 

単純明快問題の意味

アメリカ横断ウルトラクイズの問題の中には、単純にして明快な正解、という問題が時々出されていました。

グダグダと説明しなくても、単純に要旨が解るので視聴者には喜ばしい問題だったと思います。

単純な割には解説を聞くと結構な中身が有り、知識の幅が広がるので、良い問題の部類でしょう。

第6回のサイパンで、次のような問題がありました。

問・イタリア語で「小さい」という意味の楽器は何?

答・ピッコロ

解説 単純ですが、クイズ問題としては難問の部類に入る問題と言えます。

音楽ファン或るいは関係者なら簡単な問題でしょうが、その他の人にとっては雲を掴むような難しさです。

「ピッコロ演奏」の画像検索結果

ピッコロは、イタリア生まれの管楽器で音域の異なる中で高音域をカバーします。

その意味では、オーケストラの中では絶対に欠かせない楽器と言えます。

代表的な曲としては、スーザの行進曲「星条旗よ永遠なれ」があります。

ウルトラでは欠かせない、ニューヨークの決勝戦で聞く懐かしい曲です。

楽器のピッコロ一つでこれだけの情報が詰まっている事を考えると、中味の濃い問題と言えるでしょう。

クイズ問題には、解説がカットされたものもありますが、気になる問題は自分で調べる人も多いのです。

クイズ好きの習性、だから物知りが多いのですよね~。

 

 

世界平和の足並み

アメリカ横断ウルトラクイズの問題を読むと、日本の歴史、世界の歴史などが解ってきます。

第14回のキティホークで、次のような問題がありました。

問・20年前アメリカで、地球を環境汚染から守るために創られた「地球の日」は何月何日?

正解・4月22日。

解説 地球を環境汚染から守る、この考えは地球上の全ての国が大賛成する素晴らしい案でしょう。

そこで、地球の日がどうなったのか? 経緯と各国の反応を調べて見ました。

地球の日が出来たのは1,970年。京都で地球環境京都会議が開かれ、この日を地球の日と定めました。

「地球環境問題 ...」の画像検索結果

地球上に住む人類の、民族、信条、政党、宗派を超えた184の国と民族が賛成したのでした。

しかし、2,001年ブシュ大統領は京都議定書を脱退すると表明、理由は国内の経済事情でした。

これに続いて中国、インドなど二酸化炭素排出量の多い国が次々と脱退してしまうのです。

それぞれの国内事情での判断、との事ですが負担金等が絡んでいるとの事。

お金が絡むと、人も会社も政治も、理想と現実は別、と本音が出るようです。

地球を環境汚染から守る、総論は賛成。でも、お金が絡むならウチはパス! 人間の本質が覗えますね。

これは400年前のフランスの大天才、パスカルが断言しています。人間は考える葦である! 

国もそれぞれ、政治もそれぞれ、そんな言葉を残した総理大臣がいましたね。

あの人も大天才政治家かも知れません。将来の評価が楽しみです。

 

知って面白いエピソード

アメリカ横断ウルトラクイズの問題には「へーそうなの?」と驚くような知識が時々ありました。

例えば、世界中の人々が歌う「ハッピー・バースディ」の歌がありますね。

誕生日を祝うために創られた歌である事は、歌詞を見れば一目瞭然ですが、では一体誰の誕生日を祝ったのでしょう?

そんな疑問に答える問題が、第12回のニューヨークの決勝戦で出されていました。

問・スティービー・ワンダーの「ハッピー・バースデー」はノーベル賞受賞者の誕生日を祝った歌。その人は誰?

答・マーティン・ルーサー・キング(キング牧師)

解説 アメリカは人種差別の国。最近も白人警官と黒人の事件が全米各地で多発しています。

「アメリカ人種差...」の画像検索結果

こうした国に在って、キング牧師は黒人公民権運動の指導者となり、1,963年にワシントン大行進を実現させました。

「キング牧師 暗...」の画像検索結果

その後、1,968年にテネシー州メンフィスで凶弾に倒れ39歳の生涯を閉じたのです。

アメリカの黒人社会では、最も尊敬される人物の一人と言われています。

亡くなる4年前、功績を讃えられてノーベル賞を受賞。

「スティービーワ...」の画像検索結果

この受賞を祝って、スティービー・ワンダーが創り歌ったのが「ハッピー・バースデー」でした。

世界中のみんなが、誕生日に唄う大ヒット曲にもこうした裏話があったのです。

クイズ問題の一つにも、面白いエピソードが潜んでいた。本日は我々スタッフの自慢話でした。

 

神の国だよ、政治家センセイ

アメリカ横断ウルトラクイズの問題を読み返すと、世の中の動きが手に取るように読み取れます。

今は、衆議院選挙の真っただ中ですが、選挙となると必ず繰り返される言葉があります。

「党首討論 10月8...」の画像検索結果

第14回のタヒチで、次のような問題が出されました。

問・今年の2月衆議院選挙で良く聞かれた言葉。本来は神への儀式の前に綺麗な水で身体を清め、罪や汚れを払うという意味の言葉は何?

答・禊(みそぎ)

解説 禊は神に対する誓いの言葉です。

本来、日本書紀に在るように、日本は神の国と思っている国民が多数なのも現実です。

その日本の政治家が、神に何度も同じ誓いをするのは不思議だと思いませんか?

数々の疑惑やスキャンダルに巻き込まれても、禊をすれば神に許されるとの厚顔な論理です。

それでも、選挙に勝って再登場した政治家の多い事。神様もさぞ、苦笑いなさっている事でしょう。

人の噂も75日、時が過ぎれば選挙民も忘れてくれる、と多寡を括っているのかも知れません。

この図々しさ、押しの強さ、嫌な思い出は即忘れてしまう政治家センセイの条件かも知れません。

でも、執念深く忘れない人も結構いるのですよ。結果はどう出るか? 開票日までの愉しみ。庶民のね……。