死語となったスポーツ用語

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、古い言葉で今では死語となった言葉の意味を求める問題が、結構多く出題されていました。

この目的は、若い人には不明でも、年長者なら正解出来る「お年寄り問題」して作られていました。

現代では、ほとんどの人が忘れている言葉にスポーツ用語があります。

第2次世界大戦中に、敵国用語が廃止されたため、外国の言葉は使わないという国策で、スポーツ用語が日本語に替えられたという歴史があったのです。

特に野球などは、ストライク、ボール、セーフ、アウト、全てが英語のスポーツですから、これを日本語で表現するのは結構戸惑った事でしょう。

その様なスポーツに関する問題が第7回のボストンで出題されています。

問・戦時中、球を打つと書いて「打球」と言われたスポーツは何?

答・ゴルフ。

解説 この言葉は知らなくても、想像で正解出来る問題とし採用されました。

球を打つスポーツは、野球、ソフトボール、ゴルフを始め数々あります。

でも、ゴルフを「打球」と呼んで楽しんでいた人達が居たという話が、面白い情報と我々は感じたのです。

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同類のスポーツの呼び方では、バレーボール→排球

テニス→庭球。サッカー→蹴球。バスケットボール→篭球の様に呼ばれ、クラブ活動の「部」の呼び方も、長い事呼び慣れた日本語名で呼ばれていました。

でも、ゴルフ部を「打球部」と呼んでいる学校はさすがに無いでしょうね。

今では戦争中に、外国語禁止などという法律があったこと自体が、化石のような過去の話になっています。

平和憲法で、戦争をしない国として70年も歩んでいた日本が、いま集団的自衛権を巡って、国会で論争をしています。

若しかすると、日本の自衛隊が戦場に駆り出され、若い日本人が戦死するかもしれない、という危険な状況になりかねません。

何があっても、戦争を体験した人間は、あのような事が2度とあってはならないと願っているはずです。

この問題は、国会議員の皆さんに、特に慎重に事を進めて欲しい、年寄りからのお願いです。

 

 

格言の元祖は誰?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中に、有名な格言に関する問題が時々登場します。

知識を競うのがクイズ番組ですから、誰でも知っている格言や名言は、クイズ問題の重要な範疇であるのは当然と言えます。

「その言葉は知っているけれど、誰が言い出したの?」は視聴者にとっても知りたい知識ですね。

第5回のハワイの○×問題で、有名な格言の問題が出されていました。

問・「ローマは1日にして成らず」はシーザーの言葉である。

答・×

解説 この問題は、最初は「誰の言葉?」という早押し問題で作られていました。

クイズ問題の選考会議で、これが読み上げられた時、物知り自慢のスタッフの中で正解出来人間が1人もいませんでした。

ローマの問題だから多分シーザーの言葉だろう、という勘違いがほとんどでした。

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この様な問題は超難問ですが、勘で誤答するか、或は誰も答えられず、編集でカットになってしまう場合がほとんどです。

それではもったいないので、早押し問題改め、○×問題に替って採用された訳です。

この言葉は、当時の資料では、セルバンテスの「ドン・キホーテ」の中の言葉と解説されていました。

意味は、大事業を成し遂げるには、長い間の努力の積み重ねが必要だ、という事です。

元々は小都市国家がローマ大帝国にまでなったのは、幾多の戦いに勝ち抜いて、着々と領土を拡大したという故事から生まれています。

つまり、後世の人の言葉であるのは明らかです。

従ってローマ帝国のシーザーの言葉でないのは自明の理。

では、一体誰の言葉なのでしょう?

最近インターネットで調べると沢山の意見がありました。

当時と同じく「ドン・キホーテ」の中の言葉というのもありました。

言葉の発信者が複数いるので、インターネットの質問コーナーで取り上げられています。

そこで、ベスト・アンサーに選ばれていたのは、16世紀のイギリスの劇作家ジョン・ヘイウッドという人の言葉というものでした。

英語の原文では「Rome was  not   built   in   a   day」とあり、これを訳してローマは1日にしてならずとなったと解説されていました。

想像するに、同じような表現をした作家は複数いたのでしょう。

でも、ヘイウッドさんが、シェークスピアのように、世界的に知名度の高い作家では無かったので「誰の言葉?」と言うように広がらなかった、というのが真相ではないでしょうか。

言葉一つをとっても意見が百出する、さすがローマ帝国は偉大な国家だったのが解ります。

 

日本人の誇りは数々あれど

アメリカ横断ウルトラ・クイズのクイズ問題には、知って得する常識問題が多数ありました。

日本人ならみんなが知っていて、世界に自慢したいものに世界遺産があります。

現在、巷では新しい「日本の世界遺産登録」を巡って、お隣の韓国が反対の意向を表明。

ドイツで行われる選考会議で、韓国が反対するよう呼びかけているとの話も伝わっています。

現在、日本の世界遺産の登録は18あります。(文化遺産14.自然遺産4)

「何処の何が世界遺産?」これらはクイズ問題に出てもおかしくない日本人の常識の範疇でしょう。

ところで、世界遺産という立派なレッテルが貼られていなかった江戸の昔から、日本人には誇りとするような地域や建造物が沢山ありました。

そのような物は、言葉や格言として日本人の常識になっていました。

第13回の準決勝、伝説となったボルチモアの激戦の地で次のような問題が出されています。

問・「見もせずに語るな」という諺。西洋では「ナポリを見て死ね」。では日本では何という?

答・日光を見ないうちは、結構と言うな

解説 日光の東照宮の素晴らしさを、人々がほめたたえた言葉です。

東照宮の華麗で荘厳な建築を見ないうちは「結構」という褒め言葉を使ってはならない、と江戸っ子達が言った格言のようですね。

「日」と「結」の「こう」の語呂合わせで、江戸っ子のシャレで作られた諺でしょう。

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諺辞典でも、この項では西洋では「ナポリを見て死ね」の同義語があると記されています。

日光の東照宮は日本人の宝とも言える遺産ですから、世界の文化遺産として1999年に登録されています。

なお、今回話題になっているのは「明治の産業革命・世界遺産」であり、韓国の反対意見は時代が異なるという事もあって、ピント外れの嫌がらせの印象があります。

8エリア、23件が候補ですが、7月8日までドイツのボンで世界遺産委員会で検討され、正式決定に至るそうです。

何はともあれ、世界で認められる遺産が増えるのは、我が国にとって嬉しい事です。期待しましょう!

 

 

油断大敵、火がボウボウ

アメリカ横断ウルトラ・クイズのクイズ問題には、日頃使われる格言や名言を問う問題が出題されていました。

それらは、生活の中に根付いた言葉であったりしますが、忘れられている場合も有り、知識を競うクイズ問題の定番でもあります。

「油断大敵火がボウボウ」という言葉がありますが、つい最近自民党の若手の勉強会で、とんでもない発言が表沙汰になって、世の中を騒がせるニュースになっています。

マスコミ対策が検討されている中で、政府に対抗的な沖縄の2つの新聞社をつぶしてしまえば良い、という意見が大々的に報じられました。

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本来、密室で行われた会議なのに、それが外部に漏れたのは、「壁耳」と呼ばれる行為でフェアーな取材ではないと反論しています。

でも、壁に耳を付けて聞き耳を立てた取材はよくある事なので、正当な反論とは言えないでしょう。

外部に聞かれてはまずい話が、漏れてしまったのは正に「油断大敵火がボウボウ」、と言える出来事でした。

同じような意味を問うクイズ問題が第15回の決勝戦で出題されています。

問・雑音の中の小さな声でも集中すれば聞こえるという効果の事。何効果という?

答・カクテル・パーティー効果。

解説 この時の決勝は埼玉県庁職員のNさんと一橋大学生Mさん、共に同じ大学のクイズ研究会の先輩後輩の戦いでした。

流石にクイズ研の対決らしく、決勝の難問も次々と正解し、手に汗を握る戦いでした。

一般には余り知られていないこの効果。

意味は「騒がしいパーティーの会場でも、会話する相手の声は聞き取る事が出来る事から、集中すれば雑音の中の小さな音も聞き取れる」と言う意味です。

壁に耳あり、障子に目あり。油断して大事な話が外部に漏れてしまった今度の事件。

最近は、未熟な政治家が多いという証明でもありました。