超難解な言葉

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、一般的には使われていないような難しい言葉が時々出てくる場合があります。

それらは、すでに死語であったり、昔使われていたような古い言い回しであったりします。

でも、読書家や知識欲の旺盛な人は、そのような知識を普段から吸収しているのでしょう。

難解な問題に正解する人は、大抵の場合、決勝戦まで勝ち進むというのが我々スタッフの予想でした。

そんな勝者の予想も兼ねて、時々「超難問」を問題の中に挿入していたのです。

第14回のキティホークで、次のような問題が出されています。

問・強い北風が竹垣などに吹き付けて、笛の様な音を発するのを何という?

答・虎落笛(もがりぶえ)

解説 虎落(もがり)とは、虎を追い払うために竹を連ねた柵の事です。

この柵に強い北風が当たると、ヒュー、ヒューと鋭い笛の様な音を発します。

元々、日本には野生の虎は棲息していないので、虎落そのものを見る事は出来ません。

多分、虎落は古い時代に、中国辺りから渡来した言葉でしょうね。

障子の破れや電線でも、同じような音を出し、これを虎落笛と呼び、俳句には時々登場、勿論冬の季語です。

虎落、この漢字を「もがり」と読む事も難解ですよね。日本語が難しい、その典型的な例題かも知れません。

最近はバラエティー番組の名で、タレントが出演するクイズ番組が増えています。

その様な番組では、時々「死語」のような言葉が掘り返されて紹介されています。

遊びながら知識を吸収する、クイズは親も文科省も喜びそうな優良なゲームなのですね。

伝統的な日本の食材

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、食べ物に関する問題も数多く出題されています。

当時、食べ物関連の問題は、男性よりも女性の方が正解率が高いというデーターがありました。

でも、グルメ・ブームのお蔭か、最近は男性でも食に関する知識に興味を持つ方が増えています。

お正月は何処の家庭でも「おせち料理」が食卓を飾るのが日本の伝統ですが、これも地域によって中身が大きく異なっているようです。

元々、おせち料理は漢字で書くと「御節」となるように五節句の料理だったのです。

その中で一番早い節句が元旦だったので、お正月料理をおせち料理と呼ぶように定着したようです。

年の初めなので、縁起の良い食品、健康に良いとされる食材を重箱に詰めるのが一般的です。

さて、おせち料理に欠かせない食材がクイズ問題になった事がありました。

第10回のエルパソで出題されています。

問・白身の魚に卵の白身を混ぜて作るのはカマボコ。では、白身の魚に卵の黄身を混ぜて、渦巻形にするのは何?

答・だて巻き

解説 すり身の魚に卵黄を混ぜて、上下から加熱して製造するそうです。魚は鱈、グチ、エソなどが一般的に使われると言います。

カマボコもだて巻きも、おせち料理の定番の食材なので、正月の話題として取り上げて見ました。

お正月休暇で、久々に実家に帰郷。懐かしい祖母や母の味に感動している方も多い事と思います。

ゆっくりと休暇を楽しみ、今年も心機一転頑張ってくださーい。

新年に寄せて

明けまして御目出とうございます。

アメリカ横断ウルトラ・クイズの裏話を今年も書いていこうと思います。

今年の干支は「申(サル)」ですね。

昨年は大分の高崎山・自然動物園で生まれた赤ちゃん猿が、英国王女と同じ名前のシャーロットと名付け、話題を呼びました。

この赤ちゃん猿を一目見ようと観光客が押し寄せ、記録的な大反響だったようです。

クイズ問題で猿と言えば、第1に挙げられるのは「北限の猿」でしょうね。

世界で最も北に棲む二ホンサルで、青森県の下北半島に生息しており、ニュース映像でも時々テレビに登場しています。

雪の中で懸命に生き抜く猿の姿は、動物の生命力の強さを表し、感動を与えてくれます。

また、日光東照宮の「三猿」もクイズ問題の恰好のネタとして、クイズの定番となっています。

作者は江戸一番の彫刻師と呼ばれた左甚五郎であるのは誰でも知っていますが、ストレートに作者を当てるだけでは能がありません。

そこで「三猿」の周辺を調べるといろんな事が浮かび上がってきます。

そもそも「見ざる、聞かざる、言わざる」とはどこから来た格言なのか?

実は孔子様の論語「不見、不問、不言」の教えが源流に在ったのだそうです。

論語が日本に伝わり、シャレ好きな江戸っ子達が「見ざる」に掛けて「猿」を登場させたらしいのです。

以後、聞かざる、言わざるの猿3連発。

論語+語呂合わせで、三猿が誕生したというお話です。

孔子さまの本来の意味は、「子供の時には世の中の悪い事を見たり、聞いたり、言ったりしないで、素直なままで育てなさい」との教えです。

当の孔子様も、うーん、まさか猿を使って教えを広めるとは「日光って結構なところだね」と仰るでしょう。

流石、世界遺産!

どうぞ、今年も良い年でありますように!