アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、時代の先端を行く話題を取り上げていました。
今、当時の問題を振り返って見ると、その時代にニュースで話題になった出来事がクイズ問題になっています。
第16回のグアムで次のような問題がありました。
問・バルセロナ・オリンピックの競泳で、オリンピック最年少の金メダリストとなった女の子は誰?
答・岩崎恭子
解説 この年の7月27日、女子200mの平泳ぎで、2分26秒65のオリンピック新記録を出し見事金メダルを獲得しました。
スポーツ界では若い選手が先輩の記録を更新するのが通例になっています。
この偉業で、岩崎恭子ちゃんはこの年に、水泳界の大スターになりました。
毎年、水泳、陸上、体操、卓球、アイススケートなど数え上げればキリが無いほど、新しいスターが誕生しその都度マスコミを賑わせています。
天才が現れ、先輩の偉業を超えて行く、これが人間の自然の進歩と言うものでしょう。
最近も、囲碁の世界で若き天才が出現しニュースで話題になっています。
今年4月、若き天才棋士の井山裕太(26)が日本囲碁界の歴史に新しい金字塔を打ち立てました。
前人未到と言われた囲碁の七大タイトルを独占したのです。
囲碁は世界中に普及した頭脳の遊びで、囲碁の競技人口は2,007年の調べでは240万人と言われています。
正に天才の出現で、この偉業はしばらくは破られる事も無いでしょう。
でも、破られない記録というものも聞いた事が無いので、何時の日か更新される日が来るかもしれません。
と、いうことは囲碁に関する限り、当分の間この偉業がクイズ・ネタの第1候補になるでしょうね。
もし、現在ウルトラ・クイズが有ったなら、囲碁の七大タイトルとは? といった団体のリレークイズが出来そうです。