忘れられる日本の旧国名

アメリカ横断ウルトラクイズの問題は、森羅万象の知識から出題されていました。

最近のニュースで、アメリカ海軍の補給艦を護衛するため、海上自衛隊の護衛艦「いずも」が日本近海を護衛する任務に就き、話題になりました。

「いずも」の画像検索結果

「いずも」で思い出されるのが、旧海軍の戦艦の名前です。「大和」「陸奥」など旧日本の地名が付けられていましたね。

これは、日本を守るという意味を込め、戦艦に各地の地名を命名するのが明治以来の通例だったようです。

現在の都道府県の他に、現在でも通用する日本の地名が各地に残っています。

第6回のサイパンで、次のような問題がありました。

問・三陸海岸の三つの陸とは、陸前・陸中とあと一つは?

答・陸奥(むつ)

解説 明治元年、陸奥の分割によって、陸中、陸前と陸奥の三つに分けて呼ぶようになりました。

その前は青森、岩手、宮城、福島の各県の全域と秋田県の一部を旧国名で陸奥と呼んでいたのです。

その名残り、現在の陸奥(みちのく)は青森県の全域と岩手県の一部に当ります。

また、三つの地域に跨る海岸線は、三陸海岸と呼ばれ観光スポットになっています。

南部の複雑なリアス式海岸。北部には雄大な海食崖(かいしょくがい)と呼ばれる海岸段丘が、景勝地として人気を呼んでいました。

「三陸海岸」の画像検索結果

近年は東日本大震災で、大きな被害を受けましたが、6年を経過した現在は、各地で着々と復興の情報が流れています。

日本が誇る絶景の「三陸海岸」です。以前のように多くの観光客が戻って欲しいものです。

海外旅行人気の変遷

アメリカ横断ウルトラクイズの問題は、時代によって正解が変化する事があります。

例えば、毎年新しい統計が発表されるような場合、新しい数字が正解になるのは当然の理ですね。

海外旅行の行きたい国も、毎年変化する代表的な例と言えるでしょう。

ウルトラクイズが始まった時代は、何と言ってもアメリカが憧れの国のトップでした。

その辺りの変遷を、クイズ問題から振り返って見るのも面白いと思います。

第14回の平成3年。今から26年前には、どのような国が人気の国だったのでしょうか?

タヒチで、次のような問題が出されていました。

問・相変わらずの海外旅行ブーム。去年、海外旅行の行先トップとなった国は?

答・アメリカ

解説 行きたい場所のランク。グアム、ハワイ、西海岸などを含めアメリカが人気の第1位でした。

因みに2位は韓国、3位は台湾が当時の日本人の行きたい場所のベスト3でした。

さて、26年後の現在はどの様な場所が人気の海外なのでしょうか?

インターネット、トラベルコちゃんの検索(春の編)では第1位ソウル(韓国)、2位グアム(米国)、3位台北(台湾)の順になっていました

韓国ドラマの視聴率が健闘しているのも、人気の源泉かも知れませんね。

でも、これは北朝鮮問題が起こる前のデーターで、現在はソウルは危険な場所、との風説が流れました。

従って、ゴールデン・ウイークには韓国行きをキャンセルした人も多く、数値は変化しています。

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間もなく、今年のゴールデン・ウイークの海外旅行者の数字が発表になる事でしょう。

政府の発表では、景気が低迷とは言いながら、年々増え続ける海外旅行者の数。

まだまだ庶民の余裕はたっぷり。日本は平和国家なのですね。

 

犯罪の取り締まり法案

アメリカ横断ウルトラクイズの問題で、歴史をたどると面白い発見があります。

犯罪の取り締まりに関しても、暴力団の不法な行為が市民生活を脅かしていた頃、暴力団対策法が平成4年に施行されるようになりました。

この段階で、指定暴力団が定められ、暴力団の勢力争いも減少したような効果もあったようです。

その後、禁止される具体的な行為が次々に加えられ、暴力団員が生活し難くなり、組の解散も増えています。

その時代、第11回のデビルスタワーで、次のような問題が出されていました。

問・魚を獲ることに因んだ言葉。一挙に捕まえる事を何という?

答・一網打尽

解説 一度の網で沢山の魚を獲りつくす事から生まれた言葉です。

この時代に、暴力団の一味を残らず逮捕するなど、この言葉がメディアに度々登場しました。

時を隔てて現代。

国会で「共謀罪法案」が揉めに揉めて、成立が難しい状態になっていますね。

本来の目的は、東京オリンピックを控え、テロの防止を狙った法案だとの事です。

「オリンピック、...」の画像検索結果

しかし、それなら「現行の法律」で十分に取り締まる事が出来る、と野党は反対しています。

政府の真の狙いは、国民のプライバシーを犯しても、全ての国民の個人情報を知り、コントロールする事にあるとの疑いです。

簡略に言えば、政治家や警察など権力者には甘く、一般市民には厳しい法律だ、との意見です。

賛成VS反対、両極端な意見が激突しているので、国会でも中々進展しないようです。

とは言え、時間切れで強引に成立してしまうという心配も十分にありそうなのです。

若しも、テロ集団が日本へやって来た時には、何はともあれ一網打尽に出来る法律にして欲しいですね。

著作権の問題点?

アメリカ横断ウルトラクイズで出題されたクイズ問題と同じような音楽に関する問題が、最近話題になっていました。

ウクレレを片手に、歌ネタで笑いを誘うパーマ大佐という芸人さんが、「森の熊さん」の替え歌で人気を呼んだのですね。

しかも、人気が出たのでCD発売を計画したところ「待った」が掛かったのです。

実はこの歌は、アメリカ民謡で、すでに馬場祥一さんの訳詞で童謡の作品が発売されていていたのです。

ウルトラクイズでの問題は、第12回のフェアバンクスで出題されていました。

問・童謡「森の熊さん」で熊さんが「お逃げなさい」「お待ちなさい」といった相手は誰?

答・お嬢さん

解説 「森の熊さん」の原曲はアメリカ民謡で、実はもっと怖いお話なのです。

何種類かあるようですが、森の熊さんが人間の鉄砲で追いかけられるというストーリーだったのです。

実は、日本ではそれを童謡に変え、もっと可愛らしい物語に訳詞されたのですね。

簡単なストーリーは、森の中で熊さんに出会ったお嬢さんが、熊さんから声をかけられるのです。

熊さんの言う事にゃ「お嬢さん お逃げなさい」。お嬢さんがスタコラ、サッサと逃げ出すと「お待ちなさい」と熊さんが追いかけて来るのです。

「森のクマさん ...」の画像検索結果

「ちょっと落とし物、白い貝殻のイヤリング」と熊さんとの友情を唄っています。

これに対してパーマ大佐は、熊さんと出会った物語を面白可笑しく、ストーリー化した訳で、原曲の作詞家とレコード会社が「待った」をかけたのです。

つまり、両者の間で著作権問題がクリアされていなかったのです。

その後、両者の話し合いで、解決したようですが、著作権の問題は、作詞、訳詞に関わらず良く問題が発覚して話題になっています。

似たような表現で、盗作などと言われる場合も有り、著作の権利の問題は慎重になるべきでしょうね。

それにしても「森の熊さん」の原曲が、熊さんを追うハンターの物語とは、流石に銃社会のアメリカらしい曲とビックリでした。