アメリカ横断ウルトラ・クイズの裏話を書いていますが、読んで戴いているのは、当時番組を見てくれた皆さん、或は親や兄弟、友人、知人に噂を聞いた皆さんだと思います。
何れにしても、クイズ大好きな皆さんに違いありません。
先日ウルトラ・クイズのスタッフの同窓会がありました。
30年以上前の番組ですから、亡くなった方もいましたが、当時と同じように元気な顔も結構いました。
但し、頭のテッペンはそれぞれ変化して、時の流れには逆らえない事を思い知りました。

そこで、あの番組を復活させたいねえ、との話も出ましたが現実的に日本テレビで復活の可能性はゼロでしょう、が結論でした。
理由は、当時と異なり、あのような莫大な予算を組める番組は現在のテレビ業界では無理、との事です。
とは言え、ウルトラ・クイズも当時「面白いがこんな番組は無理」と各テレビ局で拒否された企画だったのです。
無理、で諦めていたのならあの番組は生まれませんでした!!
日本テレビの木曜スペシャルのプロデューサー、石川和彦氏が「木曜スペシャル」の一本でやろう、と決定したのです。
石川氏はエジプトの砂漠の中に、ピラミッドを建てるような破天荒な企画を実現した敏腕Pだったのです。
そこで、私達は石川氏へこの企画を持ち込んだのです。
企画書の冒頭にある知力・体力・時の運とは何か? と尋ねられました。
時の運とは誰でも知っているジャンケンです。ジャンケンに負けたら羽田まで行っても飛行機に乗れないのです。
「馬鹿気てるけど、面白そう!」と乗ってくれました。
以後、石川氏自身も企画会議に参加し、アメリカ大統領に親書を渡す、大統領のそっくりさんを出演させる、など無責任な案が次々出されたのです。
結果的には1本では収まらず、3回に分けて放送。それが、当時驚異的な視聴率を上げたので、その後、17年も続いたのでした。
その意味では、石川氏は育ての親と言えます。産みの親は我々構成者が所属していた制作会社の山崎社長でした。
残念ながら、産みの親も育ての親も鬼籍に入り、同窓会には出席出来ませんでした。
さて、本題に入ります。
クイズ大好きな皆さんが、ウルトラ・クイズを懐かしく思っている理由は、次の通りでしょう。
1、今のテレビでは視聴者参加のクイズ番組が少ない。
2、芸能人が出るクイズ番組は多数ありますが、お笑い芸人の話術に面白さを求め、形式や解答者の楽しさが見えない。
そこで提案です。私は、ウルトラ・クイズの基本である「知力・体力・時の運」を生かした番組制作に再度トライしたいと思います。
とは言え、最初からテレビの地上波を目指す必要はありません。
今はインターネット時代です。SNS、ツイッターなどを含めスマホやパソコンなどで、個人の意見を誰でも発信できます。
先ずは、この様な「媒体」の中で、クイズ番組を始めるのが第1歩ではないでしょうか?
勿論、スポンサーも無ければ、制作会社も参加していないので、賞品、制作費も決まっていません。
従って「ウルトラ・クイズ準備委員会」を募集、若い学生さんから、往年のクイズ経験者まで、多くの人の参加を希望します。
最初に集まった皆さんで、番組として完成させるまでの計画を作りたいのです。
幅広い年齢層の、アイディアを歓迎します。
スタートが楽しい番組であれば、参加者も協力者も増え、インターネットで話題になるでしょう。
準備委員会の仕事は、ウルトラクイズ実現への目標を定め、どんな方法で番組にするのか?
私はパソコンの知識が乏しいので、詳しい人の知識も大歓迎です。思わぬアイディアが出そうで期待します。
私の腹案では、最終的に「復活・世界1周ウルトラ・クイズ」勿論テレビの地上波です。
それまでの段階では、連絡船を使用した「復活・日本1周ウルトラ・クイズ」ユーチューブでの番組が適当かと思います。
放送の媒体も、一歩づつ進歩させ、最終的にテレビの地上波を目指します。
私自身、夢のある腹案も多数ありますが、順次発表したいと思います。
先ずは「ウルトラ・クイズ準備委員会」のメンバーを募集いたします。
このメンバーで、会議を行いながらどのような手順で進めるかを検討したいのです。
東京都内で集まるので、近郊の人が望ましいです。ウルトラ参加者で本土上陸経験者を歓迎します。
勿論、若いクイズ愛好者は大歓迎です。
希望者は、氏名、クイズ好きなエピソード、ウルトラとの関わりなどをダイレクト・メッセージでお知らせください。
ウルトラクイズ復活への道②をお楽しみに。