アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、時々頓智を利かせた笑える問題が含まれていました。
中でも、日本語を正しく理解すると、簡単に正解出来る典型的な問題がありました。
第9回のアルバカーキーで、次の問題が出されていたのですが、あなたならどのように答えられるでしょう?
問・京都の名物の焼き物で間違えて読むと「しみずやきのふうふじゃわん」。では、正しく読むと何?
答・きよみずやきのめおとじゃわん
解説 「清水焼の夫婦茶碗」。日本の漢字は音読みと訓読みがあり、国語の勉強でも間違える事がしばしばありますね。
問題の場合、最初の「しみずやき」で別の読み方に気が付けば、簡単に「清水焼が」が解り、誰でも正解出来る知識でした。
清水寺の参道である五条坂界隈に窯元があったので、清水焼との命名で有名になった、京都の名産の一つです。
清水焼は、最初は茶道陶器だけを作っていましたが、その後割烹食器を作るなど常に幅広い器を作り続けています。
特徴は、大量生産よりも質の良い陶磁器を作る事に重点を置き、高額でも欲しい焼き物の代表的な存在になったのです。
その中には、熟練の職人が一つずつ絵筆で絵付けをするのも、特徴の一つと言われています。
日本を代表する観光地である京都の目玉的なお寺「清水寺」だけに、ここから生まれた日本語も幾つかありますね。
「清水の舞台から飛び降りる」「堂々巡り」なども良く知られた日本語でしょう。
本日は、日本の漢字は読み方が難しいとのクイズ問題から、日本の名産品の話へと繋がる裏話でした。
京都は日本一古い都だけに、歴史の舞台でもあり、この地に関するクイズ問題も多く創られました。
では、京都で一番人気のある場所は? 「金閣寺だ!」「いや二条城だ」「五条大橋に決まっている」これぞ堂々巡りですね~。