赤色の持つ意味は深い

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には「語源」と呼ばれる区分があり、内外の言葉の語源が問題になっていました。

日本語の語源に関しては、義務教育で国語の時間に勉強しているので、正解する率は高かったように記憶しています。

しかし、外来語の語源ともなると、勘を働かせた想像で答えるしかないので、皆さん結構苦労をしたようです。

第15回のグアムで、次のような語源の問題がありました。

問・ズボンは、足を「ズボン」と入れるところから、この名が付いた。正しいか、誤りか?

正解 誤り

解説 フランス語でペティコートを表す「Jupon」(ジュポン)が訛って「ズボン」との言葉が定着したのです。

昭和の時代には、上着のジャケットに対しズボンとの言葉は誰もが当然のように使っていましたね。

しかし、平成に入ってからの若者はズボンという言葉は古くてダサイと感じるらしく「パンツ」と呼んでいます。

これはジーンズ・パンツの影響らしく、ズボンはパンツという言葉に取って変わったようです。

一方、昭和生まれの年配者にとって「パンツ」とは下半身に穿く下着の事で、ズボンをパンツと呼ぶには抵抗があるでしょう。

しかし、パンツは「死語」になるような事は無いと思いますよ。昔から敬老の日や還暦祝いに赤いパンツを贈る習慣があります。

多分、赤と言う色は元気が出るとのイメージがあるようで、昔の武将が赤い陣羽織を着て戦に臨んだ歴史があります。

赤に対する、その様な習慣を察知して、お年寄りの集まる街「巣鴨」では赤いインナーを専門に扱う店が繁盛しています。

また、有名スポーツ選手が「赤いパンツ」を穿くと好調、との報道が出たりすると、皆が真似をするという事もあるでしょう。

因みにインターネットで調べたら、赤いパンツの通販会社が沢山登録されていました。

本日の裏話は、語源のクイズ問題から何故か「赤いパンツ」の流行に話が及んでしまいました。

そこで結論です。「赤」は確かに元気の出る色ですね。♬白地に赤く日の丸染めて、ああうつくしや、日本の旗は~。

日本の国旗は美しい! 世界に自慢出来る旗ですよ。だから今度のオリンピックでも数多く揚げて欲しいものですね~。

 

お母さんの常識って何?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、食品や生活用品、健康に関する問題等、家庭で必要な知識の問題がありありました。

家族で番組を楽しんでいる時に、主婦が正解すれば「ママ凄い」と家族の会話が弾みます。

我々は、そのような効果を狙い「主婦層」に興味のある問題も時々挿入していたのです。

第16回のハワイで、主婦層なら必ず正解するだろうと予想出来る典型的な問題を出していました。

問・母乳で育てられた乳児の腸から発見されたもので、老化を遅らせ、ビタミンBなどを作り出す体に良い菌は何?

答・ビフィズス菌

解説 母乳で育てられた赤ちゃんは、ビフィズス菌で免疫が出来るため、丈夫になると言われています。

これは子供を生んだ経験者には、常識中の大常識と言われておりお母さんなら必ず知っているべき知識でしょう。

この菌は1,899年にフランスのパストゥール研究所で発見されたもので、今から121年も前の事なのですね。

という事は、日本では明治時代にすでに赤ちゃんは母乳で育てた方が良いとの知識が入っていた事になります。

尤も体質で、母乳が少ない女性もいるので、知っていながらミルクで育てる場合もありそれは非難するべき事ではありません。

処で、近年は健康食品がブームで、ヨーグルトを愛用されている方も多いようです。

ヨーグルトには、ビフィズス菌が含まれているとのCMも目にしますね。確かに健康食品なので愛用するのは結構です。

とは言え、最近のテレビでは「健康食品の販売促進番組」が氾濫しています。

そこで、テレビ局が放送しているからと言っても、それだけで信用するのは危険が伴います。

テレビや新聞に出ているから、との理由は「信用の証明」にはなりません。

政府やお役所だって、信用しすぎると痛い目に合う時代だという事を肝に銘じるべきでしょう。

誰の責任か知りませんが、最近のコロナウイルスの流行にしても世の中は大混乱になりましたからね~。

本日の裏話は「お母さんの常識問題」から、健康食品ブームへ。更には今最も恐ろしいコロナウイルスへと話が脱線しました。

ソロソロ終わりにして欲しいですね。コロナウイルス騒ぎも~。

 

 

 

危険な魚も利用法で美味い

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の裏話を書いていますが、今日から待ちに待った春3月ですね。

そこで、本日は春に相応しい爽やかな問題を振り返ってみようと思います。

暖かくなると、釣りやサーフィンなど海にお出かけの方も増えるでしょうね。でも、海には様々な危険が潜んでいます。

潮の流れの変化、高波、津波などもありますが、釣りや海水浴の場合、仲間や先輩などベテランの方の教えを守るのが一番です。

そんなベテランでも予測出来ない恐ろしい事があります。ご存知スティーヴン・スピルバーグ監督による1975年のアメリカ映画。

「ジョーズ」ですね。平和なビーチを襲う巨大な人食い鮫(ホオジロザメ)の恐怖と、それに立ち向う人々を描いた作品でした。

世界的に大ヒットし、スピルバーグ監督の名を不動のものとした作品の一つです。

処で、その「ジョーズ」の持つ能力を問う問題が第14回のタヒチで出されていました。

問・外遊性のサメは獲物をニオイで嗅ぎわけて襲いますが、およそ、何メートル先のニオイを嗅ぎわける?

答・100メートル

解説 サメは獲物のニオイを何と80m~100m先を嗅ぎ分け、猛スピードで襲うので海のギャングと恐れられています。

その恐ろしさは、映画で十分に味わった事でしょうが、サメは世界中の海に居ますので、スキューバーをする方はご用心ですね。

サメは世界中の海洋に広く分布し、509種いると想定され内130種が確認されているそうです。

中でも「ジョーズ」のホオメジロザメなど一部の種は、汽水域、淡水域にも進出するといわれ危険な種類です。

体長は種によって異なり、最大のジンベエザメ(およそ14m)から最小のツラナガコビトザメ(22cm)までさまざまです。

平均的には1 m~ 3mのものが多く、サメを意味する言葉として、他にワニ(鰐)やフカ(鱶)が使われることもあります。

サメの肉は食材としても用いられ、すりつぶして蒲鉾やはんぺんなどの魚肉練り製品に加工されることが多いようです。

サメの肉は低カロリー、低脂質、高タンパク質、骨はすべて軟骨質であるため子どもから老人までに適した食材と言われます。

従って漁港の街では、様々な工夫で地元の人気メニューになっている事もSNSで報告されています。

本日の裏話は、海のシーズンを迎えるので、懐かしい海のギャングに関する問題のご紹介でした。

サメは蒲鉾やハンペンなどの練り製品だけかと思ったら、漁師さんの街では美味しい調理方があるようです。

実は中華料理でお馴染みのフカヒレだってサメのヒレですよ~。