徳川家康はケタ外れの偉人だった

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は、小中学校の義務教育で学習するので、誰でも知っている知識と言えます。

とは言え、人によっては忘れてしまう事もあり、この辺がクイズに勝か、負けるかの分かれ道になります。

記憶力の良い人なら、必ず正解出来るであろう難易度「普通」の問題をご紹介しましょう。

第7回のボストンで行われた準決勝での問題です。

問・徳川家康の外交顧問、三浦按針のもともとの名前は何?

答・ウイリアム・アダムス(イギリス人)

解説 江戸前期の1,600年、豊後の国(大分県)に漂着し大阪・江戸で徳川家康に接見しました。

彼は航海士として、世界の事情に詳しいので外交顧問として抱えられ、世界の情報を家康に伝えたのです。

 

 

 

 

 

また、相模の国三浦領を与えられ日本名として三浦按針を名乗り江戸の有楽町辺りに屋敷を構えたそうです。

按針の情報によって、家康は世界に自慢できる素晴らしい江戸の街を建設したのは日本史で学習した通りです。

江戸幕府が設立されて二百数十年、国内で戦争もなく平和な時代が続いたのも徳川家康という偉人の成果と言えるでしょう。

考えて見れば、日本中の大名が争った「戦国時代」を終結させたのも家康であり、近代国家の基礎を造った人物でも有ります。

今年は東京オリンピックで、世界の目が東京に向けられます。家康はこの東京の基礎を作り上げただけにケタ外れの人物でした。

本日の裏話は、徳川家康の外交顧問の問題から、徳川家康の偉業の一端を覗いて見ました。

世界には数多くの偉人がいましたが、徳川家康も引けを取らない大人物だった事が改めて解りますね。

結論です。日本にはケタ外れの指導者がいたのですから、現代の総理大臣も世界に自慢できる業績をお願いしま~す。無理かナ?

歴史を飾る泥棒達

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

誰でも知っている知識を、一般常識と呼ぶ訳ですから、これを知らないと常識外れと言われかねません。

とは言え、問題を聞いて咄嗟に思い出せない人も居るのは当然でしょうね。

そうした問題は、難易度では「中程度」に分類され接戦の時に出されていました。

第4回のニューオリンズで、次の問題が出されていました。あなたなら咄嗟に答えられるでしょうか?

問・歌舞伎で石川五右衛門が山門に登って「絶景かな」といったのは何という寺

答・南禅寺

解説 この問題には「歌舞伎」「京都の寺」に付いての知識が必要です。

南禅寺は、京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院。日本最初の禅寺です。

 

 

 

特徴としては、精進料理の湯豆腐が名物で観光客に人気があり喜ばせています。

一方、歌舞伎は「楼門五三桐」(さんもんごさんのきり)の演目で石川五右衛門が「絶景かな」の名台詞で有名です。

大泥棒の五右衛門は、釜茹での刑になりますが「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」の名言を残しました。

何れにしても、石川五右衛門は歴史に残る泥棒だったため、芝居の題材になり、クイズ問題にも登場する定番の一人と言えます。

また、その他有名な泥棒は「白波五人男」と呼ばれる芝居でお馴染みの五人がいますね。

メンバーは、日本駄衛門をボスに、弁天小僧菊之輔、忠信利平、赤星十三郎、南郷力丸の五人です。

この五人も、クイズ問題には時々登場する人物で詳しく調べると雑学の大家になれるかも知れません。

また、江戸の街で義賊と呼ばれた「ねずみ小僧」も人気者でした。彼は大名屋敷から金を盗み、貧乏人に配っていたのです。
従って義賊として、生前から江戸町民の人気者で芝居や落語、講談などで知られています。
彼が実在の人物だったので、墓は墨田区両国の回向院にあり、賭け事好きの人が墓石を削り「お守り」にしている噂もあります。
勿論、泥棒は犯罪ですから尊敬出来ませんが、中には愛される泥棒も居たのが面白いですね。
本日の裏話は、石川五右衛門のクイズ問題から日本に実在した「大泥棒」のお話でした。
世界で有名な泥棒と言えば「怪盗ルパン」や「ルパン三世」が居ますね。何れもフィクションですが実在とは異なります。
有名な泥棒はフィクションが面白いか? 否・実在の方は愉しいか? 好みは千差万別です。
こんな泥棒論争って世の中が平和過ぎるから?否・謎ですね~。

 

南北アメリカ大陸の歴史

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識の他に、この番組ではクイズ地に関する「ご当地問題」が必ず出るので、挑戦者はそれを予想し調査の必要が有ります。

特に、コースの大都市はクイズ地になる確率が高いので、挑戦者の皆さんは普段から研究していた方が多かったです。

第16回のフロリダキースで、次の問題が出されていました。

問・アメリカの首都、ワシントンDCは、二人の人物の名前を組み合わせて出来た名前ですが、それはワシントンと誰?

答・コロンブス

解説 ワシントンは初代大統領。コロンブスはアメリカ大陸の発見者という意味で、この二人を選んだのでしょう。

但し、コロンブスの名が「アメリカ」の国名になっていないのは何故でしょうか?

 

 

 

 

実は、コロンブスは生涯この地をインドと勘違いしていたのです。それを不審に思った探検家が再調査したのです。

それが、アメリゴ・ブスタッチという名の探検家であり、彼が新大陸である事を発表しスペインを筆頭に領地獲得となりました。

南米にはスペイン、ポルトガルなどが進出したので、この両国の言葉が公用語として広まりました。

イギリスのアングロサクソン系の白人は、北米大陸を目指して植民地政策に乗り出し、現在のアメリカ合衆国を建国しました。

ウルトラ・クイズはアメリカ建国二百五十周年の年に、それを記念して「大陸横断」の名をつけて開始されたのでした。

処で、現代の西欧諸国では「コロンブスのアメリカ発見」の表現は使われていないそうです。

なぜなら、新大陸が無人の島であれば「発見」でも良いでしょう。しかし、インカ帝国のような文明国が有ったのです。

彼らは、数学に優れた知識を発揮し、ジャングルの中に石創りのピラミットまで作っていたのです。

更に不思議なのは、険しい山の上に石の都市を創るなど、どのように石を運び上げたのか「謎だらけ」なのです。

また、「インカの地上絵」と呼ばれる巨大な絵も、航空機が無ければ不可能な創造物とも言えます。

以上のような、素晴らしい知能を持った先住民が居る大陸を、同じ人類として発見したとは言えないでしょう。

と、いう事から「アメリカ大陸発見」という言葉は使わなくなったのだそうです。

我々の時代は、1,492年「コロンブスがアメリカ大陸発見」と教科書で習いました。時代によって教科書も変更するとの話です。

本日の裏話は、ワシントンDCの首都名に関連した問題から、南北アメリカ大陸の歴史の一端のお話でした。

イギリスの植民地からスタートしたアメリカ合衆国が、今や世界をリードする先進国になっています。

考えれば、日本の戦国時代に始まった国なのに、わずか五〇〇年余りでこの発展ですから人間の知恵は素晴らしいですね。

そこで結論! 知恵の出しついでに「コロナ騒動」を終結させる案は無いのでしょうか?

地球上には2,021年現在、78億7,500万人の人間がいるそうです。その中に一人くらい「コロナ退治」の天才は居ませんかね~。

 

ヘビが執念深い訳は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識とは言え、易しい問題から高度の知識を持つ方しか解らない難問まであり、この難問は主に決勝戦で出されていました。

決勝戦は、全出場者の中から勝ち抜いた二名なので、視聴者もクイズの名人戦を見る気持ちで愉しんでいました。

応援する人が正解すれば嬉しいし、逆に負ければ「頑張れ!」の声援を送る気持ちにもなります。

スポーツ中継を観戦するのと似た気持ちでしょうね。

第15回のニューヨーク決勝戦では、共に二十二歳の社会人対大学生の戦いでした。その難問が次の問題です。

問・ヘビは、相手の体温を察知して正確な居場所をキャッチしますが、この働きをする器官を何という?

答・ピット

解説 ピットとは英語で、意味は爬虫網有隣目・ヘビの持つ、赤外線感知器官です。

この難問を正解出来るとは? 流石に決勝戦は「クイズの名人戦」と感心した方も多かったと思います。

 

 

 

 

ヘビは視覚があまり良くありません。夜行性なのでピットは獲物を察知するのに役立つのです。

従って、ヘビは例えば目を覆われても獲物を追跡し、捕食出来るという特技を持っています。

良くヘビは「執念深い」と言われますが、このピットの働がその様な表現になったのでしょうね。

だから食べられる「獲物の立場」に立てば、全く恐ろしい天敵と言えるでしょう。

処で、五月の七日に横浜市でペットとして飼われていたアミメニシキヘビが脱走したとのニュースが有りました。

このヘビは3・5mもある大蛇ですから、近隣の犬や猫に取っては恐ろしい天敵です。

勿論、人間にとっても危険な存在なので連日捜索が為され, 3週目に天井に潜んでいた処を発見、無事に回収されました。

本日の裏話は最近のタイムリーな話題から、クイズ問題のご紹介でした。処で、ペットブームは永く続いていますね。

猫、犬、小鳥など「可愛い」動物としてペットになるのは理解出来ますが、ヘビや鰐、トカゲといった爬虫類は?

一般的には理解に苦しむかも知れませんが、愛好家に取っては格別「可愛い」という方が多いそうです。

人間の趣味趣向は、百人百様ですからどんな動物を飼っても問題は無いでしょう。

とは言え、管理が不十分で脱げ出されるのはダメです。近隣の犬、猫などのペットに取っては恐ろしい事ですから。

勿論、付近の住民にしてもウッカリ散歩も出来ません。こうした特別なペットは管理を十分に頼みますよ。

ペットを飽きたので、捨ててしまう酷い人が多いとの話もあります。これは文明人として言語道断です。

そこでペットに成り代わってお願い。我々は家族の一員のつもりです。家族として、最後まで頼みま~す、捨てないでニャ~ん。