アメリカ横断ウルトラ・クイズの裏話を書いていますが、コメントには出来る限り知っている事をご返事しています。
でも、中には返事に困ってしまう事もあります。
最近の例では、クイズ問題の正誤に関する質問でした。
第13回のゴールドコーストの1問多答問題に関する指摘でした。
問 唱歌「手のひらを太陽に」出て来る7種類の生き物は?
の問題で、答えは10種類あるはず、との指摘でした。
当時の問題用紙が残っていれば、確認してハッキリと答えられるはずのご質問です。
ですが、残念ながらその様な資料は残っていません。
私は当時の裏付け調査に自信がありましたので、抜けている生き物が答えになっても、誤答にはならなっかったはず、とお答えしました。
何故なら、当時審査員の手元には歌詞の全文ががあったから、間違えようは無いはずでした。
ところが、もっと的確な情報を提供して下さった方がいました。
つまり、あの時代には7種類の生き物で、歌詞は間違っていなかった、という事です。
つまり、その後に、作者のやなせ・たかしさんが歌詞に書き加えたのだという情報でした。
確かに、時が移れば、答えが変わる事もあるのですね。
私は度々クイズは「時代の鏡」という事を書いていますが、時が経てば状況が変わるのは世の中の常です。
クイズ問題の答だって、時代によってはどんどん変化する事もあります。
その様な視点で昔の問題を眺めたら、変化している答えが沢山有りました。
例えば、外人力士の出身国で一番多い国は?
あの時代にはハワイ出身者が多かったので、アメリカが正解でしょうが、現代では全く状況が変化しています。
この様に、問題によっては毎年、答えが変わって来るものもあります。
それが、クイズというゲームの持つ特徴なのですね。
皆さんが、このブログを本当に熱心に読まれている事が解り、改めて気を引き締めている今日この頃です。
油断大敵、という事でしょうか。