アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には時々共通点があります。
例えば2つの同じような物を並べて、挑戦者の記憶を混乱させ、真実を求めるという問題です。
日本の地理で言えば島根県と鳥取県、滋賀県と佐賀県、これらの県に関しては、社会科の時間に何となく混同して記憶違いを起こす事がありますよね。
地元の皆さんにすれば「ふざけるな!」と言いたいところでしょうが、この様に2つの記憶が混同する事象というのは結構あります。
第14回のグアムでの○×クイズで、次のような問題が出題されました。
問・ハーバード大学は何とケンブリッジ市にある。
答・○
解説 ハーバード大学と言えば世界の名門大学で、留学希望者にとっては憧れの的といっても過言ではありません。
この大学はマサチューセッツ州のケンブリッジ市に本部を置くアメリカ屈指の名門大学でオバマ大統領をはじめとして8人の合衆国大統領を輩出しています。
一方、世界の名門大学にケンブリッジ大学もあるので頭は混乱します。
但しこちらはオックスフォード大学と並ぶイギリスの名門大学なのですね。
世界の名門大学を目指した人なら間違えることもないのでしょうが、世界の名門大学という記憶だけですと、所在地まで記憶にないのが普通です。
その辺の記憶を混乱させるのが目的で作られた問題だったのです。
最近ではアメリカ留学も珍しくないので、このような問題を出すと、現役大学生に馬鹿にされそうですね。
でも、20数年前のウルトラが放送されていた時代には、これでも挑戦者が迷う難問の部類だったのです。