アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は難しい問題もありますが、小学生でも答えられるような易しい問題も沢山含まれていました。
家族で愉しんで戴きたい番組、という主旨からいえば小学生でも参加出来るレベルの問題は当然必要です。
但し、問題に遊びの要素があれば理想的、という観点で問題を作成していました。
第3回のグランドキャニオンで次のような問題がありました。
問・カエル、雷、ネーブル、ゴマ。関係の深い言葉は何?
答・へソ。
解説 現代の小学生では難しいかもしれませんが、当時流行したコマーシャルで、カエルの置物の前で、悪ガキ風の子供が「おまえヘソ無いじゃないか!」というのがありました。
悪ガキのキャラクターと、カエルにヘソが無いのを題材にしたヒットCMでした。
雷さんは人間のヘソが好物で、「お腹を出していると雷さんにおヘソを取られちゃうよ」というのが昔の親の教えでした。
夏に子供がお腹を冷やさないために考えられた、親の知恵から生まれた格言なのでしょう。
ヘソの垢をヘソのゴマと呼んでいたのは、昔からの日本人の考えた言葉です。
また、ブラジル原産ネーブルオレンジは、球形ないし楕円形で、頂点がヘソのように盛り上がっていることから輸入された当初はヘソと呼ばれていました。
このように、数個の単語に関連する言葉を探す問題は小学生でも参加出来るクイズ問題として、時々採用されていたのです。
このブログにコメントをお寄せ下さる方の中にも、小学生時代から番組を見ていた、という人が多いのに驚きます。
当時の我々の願いが、この皆さんに伝わっていた証であり、とても嬉しく思います。