アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、タイムリー性が重要視されていました。
最近の重大なニュースの中で、日本にとって記念するべき出来事は何といっても、オバマ大統領の広島訪問でしょうね。
現職のアメリカ大統領の広島訪問は、永い間、日本人の祈願でありました。
原爆投下以来、71年目にして実現した快挙と言っても良いかもしれません。
広島、長崎の原爆に関しては、クイズ問題にはなり難い分野ですが、幾つかは出題されています。
例えば原爆投下に使われた米軍の爆撃機B29の名前? エノラ・ゲイはクイズ問題の定番でした。
また、第14回のエリーでは、次のような問題がありました。
問・広島で灯されているのは「平和の灯(ともしび)」。では、長崎で燃え続けているのは?
答・誓いの火。
解説 オバマ大統領の演説は、世界中へ同時配信され、多くの人がテレビを通じて目にした事でしょう。
この場面に、赤々と燃え続けていたのが「平和の灯」でした。
一方、長崎の爆心地、平和公園には「誓いの火」が燃えています。
この火は1,983年にギリシャ政府から贈られたもので、次のような意味が込められています。
古代オリンピックの故事によれば、4年に1度オリンピックの開催中に聖火が燃えている間は、全ての戦いが中止されていたと言います。
聖火は「平和の象徴」と言う意味で、アテネからこの火が運ばれ、「誓いの火」として燃え続けるようになったのだそうです。
このお話は、世界中に知って欲しい知識なので、これからのクイズ番組でも、是非とも採用して頂きたいネタでもあります。