ハロウィンで盛り上がる若者達

アメリカ横断ウルトラ・クイズの時代には、まだ日本に無かったお祭りが、今や若者達に大流行しています。

本日は、そのハロウィンの日ですね。その中心地とも言える東京・澁谷の街は先週の土曜日から大騒ぎでした。

仮装を楽しむ人、その姿を見学に来る人、群衆を整理する警察官も多数出動していました。

そもそも、ハロウィンは古代ケルト人が起源とされるお祭りでした。

秋の収穫を祝い、悪霊を追い払う宗教的意味合いのお祭りだったのです。

世界中、何処にでもあるお祭りの起源です。でも、人々が仮装するという特徴がありました。

それが、何時しかアメリカへ渡り、魔女やお化けの仮装をして近くの家々を回り、お菓子をもらう子供たちの楽しいお祭りに発展したのですね。

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ここで、活躍する野菜が「カボチャ」です。

そもそも、カボチャとは欧米人にとって、どのようなイメージなのでしょう?

第3回のグランドキャニオンで、これを問う問題が出されていました。

問・ずんぐりしていて美人ではない女性の例えを俗に何に目鼻という?

答・カボチャ

解説 カボチャは男女を問わず、醜い容姿の代名詞に使われた野菜のようです。

欧米では男性の場合も「カボチャ野郎!」との表現は、醜男を見下した発言で、喧嘩の時の常套句です。

その様な意味合いも在って、ハロウィンではカボチャをくり抜いて、悪魔の仮面を表現しているのでしょう。

魔女やお化けの仮装、この点が日本人の若者に受けた模様で、何時の頃からかハロウィンが大流行です。

今や10月31日は、世間の目を気にしないで、堂々とコスプレが楽しめる日になった訳ですね。

近年は、アニメや映画のキャラクターに扮装するコスプレ愛好家が増え、ブームになっています。

この条件がぴたりと一致。ハロウィンは子供や若者達の新しいお祭りになってきたようです。

我が子を、大好きなキャラクターに変身させられる年に一度のチャンスです。

童話のお姫様、アニメの人気キャラクター、夢がどんどん広がる若いお母さんにとっては楽しいお祭りなのでしょう。

若き日本の偉人たち

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の常識的な知識を正面から問う問題もありました。

クイズ問題の王道とも言える設問で、意外性や面白さという点では、興味を持てないかも知れません。

でも、常識問題には強いとの挑戦者のキャラクターを描くためには、この種の問題も必要なのです。

第12回のフェゴ島で次のような問題がありました。

問・「面白き ことも無き世を 面白く」と言う辞世の句を詠んで、若くしてこの世を去った長州藩士は誰?

答・高杉晋作

解説 明治維新に活躍した人物には、若くして亡くなった人物が多数います。

坂本龍馬、高杉晋作、吉田松陰などが、答えの有力な候補ですね。

彼らの人物像を勉強した人ならば、この問題には迷わず正解出来るでしょう。

高杉晋作は、尊王攘夷の志士として騎兵隊を組織、長州藩を倒幕の方向へ導いた幕末の偉人です。

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志半ばにして、28歳の若さで結核のためにこの世を去っています。

晋作の師である吉田松陰も、幕末の偉人ですが、彼の場合は若くして山口県の萩市に「松下村塾」という私塾を建てました。

門弟には明治維新で活躍した多くの人材を輩出。しかし彼は江戸で29歳の時に刑死しています。

その後、世田谷区の墓所近くに、神社が建立され現在では神として崇められています。

また、土佐藩士の坂本龍馬は、維新に大きな存在感を示したものの、京都の近江屋で刺客に襲撃され暗殺されています。

享年33歳。いずれも明治維新に影響を与えた近代日本の礎を築いた偉人達は若くして世を去っていました。

皆さん、若し存命ならば明治維新後、日本政府の重鎮になった事でしょうね。

例題に挙げた方々は、近代日本史に欠かせない人材なので、日本人なら知って欲しい基礎知識と言えるかも知れません。

オリンピック騒動に思う

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、時の話題を重視して創っていました。

今年の話題を考えると、東京都知事に小池百合子氏が当選したことで、世の中は騒々しくなりました。

それまでに進行していた豊洲市場への移転オリンピック会場問題等の見直しが連日話題になっています。

この様な時代にピッタリな、言葉の問題が第16回のフロリダキーズで出題されています。

問・偽りを隠していたものが現れ、化けの皮がはがれる事を、何を現すという?

答・馬脚

解説 馬脚とは芝居の馬の脚の事です。

歌舞伎で使う馬の場合は、張り子の胴の中に間が入って足の役をしています。

東京都が進めていた、築地市場から豊洲への移転計画。オリンピックの会場設置問題の見直し。

いずれも、不透明な杜撰な計画が明るみに出たため、進行に待ったが掛かっています。

正に馬脚を現して、現在の騒動に発展している訳ですよね。

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特にオリンピック関連では、IOCの会長が緊急来日するなど、仕切り直しに躍起となっています。

とは言え、バッハ会長は「東京オリンピック組織委員会」の応援に駆け付けた印象はぬぐえません。

場所選定の不透明な闇、予算案の杜撰な計画、これ等の疑問は果たして拭われるのでしょうか?

まだまだ、判明しない部分が大多数です。

やがて、スッキリと全ての馬脚を現す日が来るのか? 逆に有耶無耶に終わるのか、日本の国民性が問われる年になりそうです。

「巨悪は眠る」、もう聞き飽きたフレーズですね。そのようにならないよう願いたいものです。

 

盛り上がる米大統領選

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、大統領に関する問題が多数出題されていました。

アメリカを旅しながらクイズを行う番組ですから、その国の代表者である大統領に関する知識を問うのは当然の成り行きでした。

今年は大統領選挙の年なので、世界中のメディアが注目し、日本でも連日関連ニュースが流れています。

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特にトランプ候補が過激な発言をするため、過熱になり面白可笑しく話題になっているとも言えるでしょう。

処で、アメリカ大統領の名前は多くの日本人が知っていますが、その中の記録的な人物を問う問題がありました。

第11回のワシントンDCで出題されています。

アメリカの歴代大統領の中で、ただ一人四期務めた大統領は誰?

答・フランクリン・ルーズベルト

解説 第2次世界大戦の時の、敵軍の大統領として戦中派の日本人にとっては忘れられない名前です。

彼は、1932年から1944年までの選挙で、連続4回当選し16年間大統領を務めています。

その後、ルーズベルト大統領を凌ぐ人物は現れず、この記録はアメリカの歴史に燦然と輝く事でしょう。

さて、11月には暴言の多いトランプ氏か、はたまた女性初のヒラリー氏か?軍配はどちらに上がるのでしょう。

いずれにしても、世界に影響の多いアメリカ大統領選挙だけに、今年の10大ニュースが決まるまで、後わずかに迫りました。

日本にとってもどのような影響が出るのでしょう? 評論家は様々な予想をしています。

丁と出るか、半と出るか、今やバクチの結果を待つ心境で、政治家の皆さんもドキドキハラハラ状況かも知れません。

 

世界一は雑学の宝庫!

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、森羅万象の雑学の中から、面白そうな話題を選んで創っていました。

クイズに強い人達は、各方面にアンテナを張り巡らして雑学的な知識を吸収していたのでしょう。

我々も新聞、週刊誌などの書籍を丹念に調べ、面白そうな話題を探していましたが、実は雑学の宝庫とも言える「畑」を発見したのです。

それは「日本一」「世界一」というレッテルの張られた事象の周辺です。

或いは「世界で初めて」「日本で初めて」もその周辺には面白い話がゴロゴロと転がっていました。

例えば、世界で初めてSOSの救難信号を発したタイタニック号だけでも、周辺を調べると何問でもクイズ問題が出来そうです。

問・目的地は何処だった? 問・出港から何日目に沈没したの? これ等は第6回の決勝戦、その他で出題されています。

また、「世界一」では中国の万里の長城がありますね。

同じく第6回の決勝戦で、次のような問題がありました。

問・秦の国を建て「万里の長城」を築いた中国の皇帝は誰?

答・始皇帝

解説 世界の七大奇跡と言われる世界一の建造物で、秦の始皇帝の号令の基、春秋時代に建設が始まったと伝えられています。

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この時代は戦国時代。紀元前2世紀頃と言いますから、今から約2,300年も昔の事です。

外敵の侵入を防ぐ目的で、以後1700年もの時間を掛けて建造されたと伝えられています。

全長は22,000Kmと言われ、現在は3分の1が残されているとの事ですが、中国人の気の長さには驚かされます。

月から見える地球上の唯一の建造物、との伝説も有るくらいで、今や中国観光の超目玉となっています。

俗に中国三千年の歴史と言われていますが、昔からやる事は桁外れだったのですね。

近年も南沙諸島の埋め立てで、フィリピンともめていますが、尖閣諸島問題など、我が国にとっても他人事ではありません。

中国人観光客の「爆買い」もそうですが、彼らは年期の入った桁外れの驚くべき隣人だったのです。