今年最後の投稿です

アメリカ横断ウルト・ラクイズの問題に関して裏話を書いていますが、今年最後の投稿なので総括的な言葉を挙げて考えてみたいと思います。

今年の流行語大賞を取ったのは「忖度」で、この言葉が多くの場面で使われていました。

そもそもは、森友学園・加計学園問題で首相の側近や官僚が国会答弁で「資料は廃棄した」を繰り返しました。

これは真っ赤な嘘で、その答弁を繰り返したのが、財務省の佐川局長です。

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国会答弁での嘘は公務員には許されない行為。なのに彼は国税庁の長官に大出世、安倍総理を守ったご褒美です。

国税庁の長官は、全国税務署職員56,000人のトップで、これには納税者が黙っている訳には行きません。

恐らく来年は、この問題で国会は揉めるでしょうが、安倍総理は日本国のリーダーとして適格なのでしょうか?

組織のリーダーには、どの様な人格が求められるのか? 代表的な例がクイズ問題にありました。

第16回のグアムで出された、次の問題です。

問・直訳すると「みじめな人たち」。日本では『ああ無情』という題名でも知られているビクトル・ユーゴーの作品は何?

答・レ・ミゼラブル

解説 一片のパンを盗んで入獄したジャン・バルジャンが更生に成功、市長にまでなった人間愛溢れる物語です。

この作品を読まれた方の中には、理想の上司、或は部下になりたいと思われた方が多いと思います。

中学の授業で、読書感想の時間に尊敬する人物にジャン・バルジャンをあげた友人がいました。

あの作品には、リーダーの「人間愛」とはこうあるべき、が見事に描かれています。

結論はジャン・バルジャンとはいかないまでも、取り巻きの忖度よりも国民に尊敬される総理になって欲しいものです。

 

平穏な年末を迎えたい

 アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を読み返すと、今更ながら「へー、そうだったの」と気が付く常識があります。

クイズ問題は、一般常識の中から創られる訳なので、多くの人が知っている知識と理解するべきでしょう。

テレビの視聴者は、自分が正解なら「常識人」と満足するし誤答だと「知識が不足」とがっかりする。

そうした自分の知識を測りながら、愉しむのがクイズ・ファンには多いとのデーターがありました。

最近は国際問題の話題が多いので、国連に関して是非とも知って欲しい常識問題がありました。

第14回のニューヨーク決勝戦で出題された問題です。

問・ニューヨークの国連本部前には、加盟国の国旗159本(放送当時)が立てられていますが、一番先頭の国旗はどこの国の国旗?

答・アフガニスタン

解説 国旗は加盟国の名称でアルファベット順に並んでいます。一番最後はジンバブエ。日本は78番目でした。

この事実、知っていれば物知り。もし誤答なら頑張らないといけませんね。

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現在の加盟国は193カ国に増えていて、国旗の並び順も変化しています。

現在は北朝鮮の将軍さまとアメリカ大統領閣下が、互いに悪口の言い合いで、戦争の危機が迫った状況です。

国連の事務総長をはじめ、多くの国の代表者が両者を宥めるコメントを出しており、平和的解決を願っています。

でも、両者の突っ張り合いはエスカレート。

今年の重大ニュースの1位が、「世界大戦勃発」等と言う事にならないよう願いたいものです。

何はともあれ、年末年始は静かに迎えたいこれが万民の気持でしょう。

元号について考えよう

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を読み返すと、今年のクイズ問題でも良い、タイムリーな物がありました。

第4回ですから、今から36年前のクイズ問題で、イエロー・ストンで、次のような問題が出されていました。

問・明治になって「菊は栄える…」さて枯れたものは何?

答・葵

解説 菊は日本人なら誰でもが常識の天皇家の紋章。大政奉還で天皇が国家の象徴で、代表的存在になりました。

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それまでは天皇家は、国を治めず象徴であり、実際に国を動かしていたのは徳川幕府でした。

その徳川家の紋章は御存じ「葵」のマークです。菊が栄えて民主国家になり、枯れたのは葵となった訳です。

さて、平成も今年限りで、来年4月から新しい年号に切り替わりますね。

まだ、新年号は発表になっていませんが、年号に関して考えるという意味では、今年はタイムリーな年と言えます。

年号が変わると、新しい希望が湧いて来ると喜ぶ人は多い事でしょう。

でも、逆な人もいます。昭和、大正生まれは「古臭い昔の人」とのイメージになりそうで嫌、との人もいます。

年号が変わる毎に、こうした論議が繰り返され、それを嫌って自分の生年月日を西暦でしか話さない、との人もいます。

各人、自分のイメージを若く見てもらいたい、その努力は結構ですね。

でも、元号でも西暦でも齢相応に見えるが一番でしょう。

 

人気スターの宿命

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、今年のクイズ問題でも良いと思える設問がありました。

クイズの問題は、常に旬の話題が理想であり、その条件に符合する問題が、30年以上前の第11回で出されていたのです。

風力発電の多数ある事で知られるパームスプリングスで、出された問題でした。

問・♬人は誰もただ一人旅に出て~で始まる「風」。歌っていたのは、どんなグループ?

答・シューベルツ(はしだのりひことシューベルツ)

解説 はしだのりひこさんは、今月2日72歳で亡くなり、彼の偉業が数々紹介され、年末の時の人とも言えます。

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はしださんと言えば、フォーククルセイダーズの「帰って来たヨッパライ」で一躍スターになりました。

この時のメンバーは、はしださんの他、作詞の北山修加藤和彦さんと3人組で記憶に残っている人も多いはず。

この曲はオリコン史上初と言われるミリオンセラーになり、デビューと同時に脚光を浴び、スターになりました。

しかし、ヒット曲の「風」は学生時代のグループ、シューベルツ時代の曲だったのですね。

しかも、作詞が北山修、作曲・はしだのりひこ、だったのでフォーククルセイダーズの曲と思われる方も多いはず。

はしださんは、シューベルツの他、フォーククルセイダーズ等幾つものグループでリーダーとして活動していました。

従って、はしだのりひこと「グループ名」が入れば,  いずれも正解と我々は考えていました。

理由は自分で作ったヒット曲は、当然どのグループでも歌うのでグループ名より、はしださんの印象が強く残ります。

正解のシューベルツも、その典型的な例でしょうね。

当時はグループサンズが大ブームで、数多くの有名グループが活動しましたが、今では懐かしのご対面番組でしか見る機会がありません。

今年も余すところ僅かとなりました。年末になると今年亡くなった著名人のお名前がリストで上がります。

華やかなスターも、何時かは亡くなりファンを淋しい気持ちにします。

年末には、毎年亡くなった皆さんの活躍していた時代の映像を流し、当時を忍ぶ番組が恒例です。

今年亡くなった皆さんのご冥福をお祈りします。                ー合掌ー

 

 

 

 

パンダのブームに考えよう

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題では、人気者のパンダに関する設問が多数出されていました。

最初に出されたのは、何とウルトラクイズ史上初のクイズ問題で、後楽園球場での最初の問題でした。

問・上野動物園のパンダ夫婦の名はリンリンとランランである。〇か✖か?

答・✖

解説 カンカン(雄)とランラン(雌)。昭和54年にランランが死亡、翌年に新妻のホアンホアンがやって来ました。

問題のリンリンとランランは、当時のコマーシャル・ソングで連日テレビで放送されており、パンダ夫婦と錯覚した人が多かったようです。

処で昨日、上野のパンダ親子の試験的な公開が始まり、パンダ・ブームの再来を思わせるフィーバーぶりです。

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そこで、本日はパンダに関する知識をざっと振り返って見ましょう。

上野動物園では、今までに3頭の赤ちゃんが誕生。

その中で、31年前にトントンが生んだ赤ちゃんは性別不明で正式な名前も広まらない中、死亡していました。

2頭目の赤ちゃんパンダは、1988年に生まれたユウユウで、シャンシャンは29年ぶりの赤ちゃんパンダです。

パンダは中国から借用しており、費用は年間1億8千万円と言われています。

但し、希少動物のため上野動物園は中国と共同研究のため、他の動物園より費用が安いとの事。

他国で生まれた赤ちゃんパンダも、中国から借用の身分で2年後には、母国に返す事に決められています。

従って、シャンシャン(香香)も2年後には母の母国へ帰国する運命なのだそうです。

2年後は人間に換算すると、6~7歳で小学校に入学する程度の児童です。

そんな子供が、母と離別するのは可哀想との声もありますが、希少動物の血縁を考えた上での判断だそうです。

世界中に貸し出したパンダで、近親交配を避けるための苦肉の策と言えそうです。

シンシンとシャンシャンの親子パンダを見物出来るのも、2年間の限定付きなのです。

しかも2年後には、シャンシャンも大人と区別が付かないほど成長するでしょうし、大小の親子を見られるのは、早い方が得策かもしれません。

東京・上野では街中がパンダ・グッズで溢れ、賑やかな年末を迎えています。

本日は、ウルトラ・クイズの常連問題パンダに関する話題を振り返って見ました。