アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、語源と名付けられた分類がありました。
語源には、日本古来のもの、外来語など範囲が広いので、中には思わぬ面白いエピソードが隠されたものなどがあります。
そんな中から、記憶に残る傑作な問題をご紹介しましょう。第15回のグアムで行われた「突撃〇✖泥んこクイズ」での問題です。
問・ズボンは、足を「ズボン」と入れるところから、この名が付いた。〇か✖か?
答・✖
解説 一般の日本人がズボンを履くようになったのは、明治時代になってからです。従って、語源は外来語と考えるのが普通ですね。
そこまでは正しく、フランス語でペティコートを表す「ジュボン」が訛って「ズボン」になったようです。
最近の若者は「パンツ」と呼んでいるようですね。ジーンズパンツ、「ジーパン」からこの呼び名になったという説が有力です。
言葉は時代によって変化する、そうした性格を持っているようで、古い言い回しをすると、「トシだねえ」とからかわれたりします。
その意味で考えると、ズボンもやがて「死語」になる運命かも知れません。まだ20~30年は大丈夫でしょうがね。
本日はクイズ問題から発して「語源の妙」についてのお話でした。