今年の締めです

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題に関連して、現代の目で見つめ直し、様々な裏話を書いて来ました。

本日は大晦日、今年最後の日なので形式を通常と変え、現代の世界の事をクイズ形式で書いて見たいと思います。

世界は今どんな状況なのか? 世界の現状と言っても政治や経済などのお話ではありません。

昔、学校で学んだ地球に関する状況を、おさらいして変化している事は? また現状はどうなっているでしょう?

つまり、今のクイズ的知識を設問の形をとりながら、見直して見ましょう。

先ずは、地球の海と陸地の割合ですが、どんなものでしょう?    ①半々。②海が多く7;3 ③海が9割

正解 ②

解説 7対3で海が広いのは、教科書で学んだ昔の通りです。しかし、この割合がこのまま続くとは限りません。

最近のブログで書きましたが、地球温暖化の影響で、北極の氷山が解けて海水が増えているのです。

現在はまだ少ないのですが、小さな島が海水に飲み込まれ、島国の中には避難を開始している国さえあるのです。

永い目で見ると、陸地が狭くなり海の割合が増えるのは確実と科学者も証言しています。

さて、こうした地球上には、何人の人間が棲んでいるのでしょう? 一番国民が多い国は? 知っておきたい知識ですね。

世界人口白書によると、2,011年に世界人口は70億人に達しています。それから4年後の2,015年には73億人に。

凄い速さで、増えていますね。昔を振り返ると、1,800年には10億人だったのです。それが165年後の1,961年には30億人へ。

人口はネズミ算的に増え続けています。国別に見ると、大体予想通りだと思います。

2,018年の統計では、次の順列です。

①中華人民共和国 13億8,600万人 ②インド 13億3,900万人 ③アメリカ合衆国3億2,500万人

因みに日本は⑪で、1億2,600万人

今後、我が国は高齢者社会になるので、総人口は減少の方向に向かうと見られていますが、大変な時代になりそうです。

さて、地球儀を見ると、太陽の通り道を赤い線で結び赤道と呼んでいますね。

ここで、ウルトラクイズの裏話、我々にも秘密にしていた重大な失敗談がありました。

第1回のロケの時、ディレクターの某氏は操縦室でパイロットに注文を付けていました。

「日付け変更線を超える瞬間を教えてください」機内放送で機長からのアナウンスを聞いた方は多いでしょうね。

カメラマンに対しては「赤道の方角を狙って!」と指示します。

機長が「只今、日付け変更線を通過しました」と機内放送。

その瞬間「あれ? 赤い線が見えませんが」と、ディレクターの某氏が不審な顔で機長を見たという話です。

機長は意味が解らず、首を捻っていた事でしょう。

この話は今年の春、番組初期のスタッフが集合した初めての同窓会でカメラマンK氏から暴露されたものです。

ディレクター某氏も「オレは赤道は海の上に張られていると思っていたんだよ」と告白。爆笑を誘いました。

世界地図を見ると、赤道は赤い線で記されているので世の中には、結構この様に勘違いしている方も居るかも知れませんね。

但し、挑戦者の皆さんの中には、こんな人は居ないでしょう。クイズ好きは森羅万象に詳しい人ばかりですから。

本日の裏話は、スタッフも今年まで知らなかった大失敗の暴露でした。

これは特殊な例で、スタッフはクイズに詳しい人間が多く、ご安心ください。では皆様、良いお年をお迎えください。

日本の名所、潮来とは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、最近話題になった地名に関する設問があり、今なら易しい問題となるでしょう。

それは、第11回のグアムの深夜トレード早押しクイズで出された次の問題です。

問・「潮来笠」「潮来花嫁さん」などの歌で知られる潮来は何県?

答・茨城県

解説 潮来は茨城県北東部、霞が関と北浦をつなぐ北利根川に面した千葉県との県境にあります。

問題の「潮来笠」は橋幸夫の大ヒット曲。この橋幸夫が、今月女性誌やワイドショーで脚光を浴びています。

しかも、私生活での驚くべき行動がスクープされ、長年のファンを唖然とさせたのです。

と、いうのは40年以上連れ添った奥さんと離婚。しかも、離婚発表と同じ日に、新しい女性と再婚しているのです。

最近の世の中は、離婚、再婚は珍しい話ではありませんが、それにしても長年スター街道を走った人だけに驚きですね。

これは、旧奥様との話し合いで決めたことで、突発的な行動では無いと釈明されていました。

この情報の中で、潮来笠がヒットした裏話として、潮来の解説が細かく報道されたのです。

その他、潮来花嫁さんの「嫁入り舟」は日本の珍しい伝統として、外国人観光客に人気があります。

インスタ映えがする、と言う意味では外国人に限らず、日本人も好きそうな風景ですね。

こうした話題が重なって、潮来が茨城県との知識は広まっていたのです。

今日の裏話は、日本の地名に関するお話でしたが、それに関連して芸能人のゴシップに脱線してしまいました。

結論は、テレビのワイドショーは人気番組。人々はゴシップが好きなのですね。今も昔も!相も変わらず…。

 

四文字熟語はクイズの基本

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には言葉というジャンルがあり、四文字熟語を覚えていると有利です。

何故なら漢字の問題、熟語の意味、熟語の反対語は? 等クイズ問題になり易い知識が沢山含まれているからです。

第8回のハワイで、四文字熟語を問う典型的な問題が出されていました。

問・何かをするとき、ひたすら他人の力を当てにすることを〈何本願〉という?

答・他力本願

解説 これは鎌倉時代前半から中期にかけての僧侶・親鸞によって広められた言葉ですね。

多分、中学の国語の時間では、次のような意味を学んだ事だと思います。

親鸞は浄土真宗の開祖であり、他力本願とは仏教の基本で、全ては阿弥陀様によって救済されるとの意味です。

クイズは他力本願では、勝ち進む事は出来ません。反対に頼れるのは自分の力で這い上がる「自力」でしょうね。

ノーベル賞を取るような秀才、金メダルを取るスポーツマンなどを天才と呼びますが、彼らは天才と呼ばれる事を嫌います。

何故なら、他人知れず努力を重ねて栄冠を勝ち得ているので、天から与えられた才能だけでは無いという事でしょう。

間もなく一年も終わりますが、今年話題になった著名人も、皆さん努力を重ねた結果だった筈です。

そこで年末の決まり文句「来年こそは頑張ろう」。

本日の裏話は、来年こそは三日坊主と言われないようにしたいものですね。

 

 

クリスマスの贈りもの

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、本日クリスマス・イブに関する問題がありました。

世界的に、今夜は子供達が楽しみにしているサンタの叔父さんが、プレゼントを届けに来る嬉しい日ですね。

第12回のバローで、次のような問題が出されていました。1問多答クイズです。

問・北極圏に領土がある国は全部で八つ。その国名は?(4人でチームを組み全員が正解すれば勝ち抜け。1人でも誤答はダメ)

答・アメリカ、アイスランド、カナダ、スウェーデン、ソ連(現ロシア)、デンマーク、ノルウェー、フィンランド

解説 サンタクロースは、クリスマス・イヴに良い子の元へプレゼントを持って訪れるお爺さんです。

国籍はフィンランドとされ、トナカイのソリに乗って空を飛び、煙突から家に入るとの説があります。

処で、このサンタさんにはモデルが居たとの話がありました。

話は古く4世紀の頃、トルコに実在した聖人で、日頃から不幸な人を助け、庶民の味方だったそうです。

従って、モデルはソリには乗らないし、衣裳もあのように冬用の姿では無かったでしょう。

即ち、現代のサンタさんは、フィンランドから広まったので、衣裳もソリもお国柄に合わせて広まったのでしょうね。

世界的に、師走の一大イベントで、街中で多くのサンタさんを見かける今日この頃です。

今夜はクリスマス・ケーキを囲んで、家族で愉しむご家庭も多い事でしょう。

本日の裏話は、サンタさんのモデルは、4世紀に実在した聖人だったとの、知って得する面白情報のご紹介でした。

危険な薬物のお話

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、日本の公官庁や法律に関する常識的な問題が出されていました。

クイズは知識を競うゲームですから、日本人としての知っておきたい常識問題が出るのは当然ですね。

日本の公官庁に関する、基礎的な問題が第14回のタヒチで出題されていました。

問・麻薬が世界的に問題になっていますが、日本で麻薬取締官、いわゆる麻薬Gメンが所属する省庁はどこ?

答・厚生省(現・厚生労働省)

解説 麻薬Gメンは、暗黒街と戦うヒーローですね。古くはアメリカの人気テレビドラマアンタッチャブルがありました。

FBIのネス隊長達が、アルカポネを筆頭とするマフィアとの戦いでお爺さんやお父さんが若い頃に熱中した番組でした。

昭和30年代、テレビ初期のヒット番組でした。

話は日本の麻薬取締官に戻ります。

現代は厚生労働省の職員ですが、暴力団組員達との危険な取り締りもあるため、警察官と同じ訓練を受けています。

同時に、拳銃や手錠の携帯も許され、被疑者を逮捕する権限もある危険な仕事なのです。

当然の事ながら、被疑者の張り込み、尾行など警察官と同じ激務があり、一般公務員のような仕事ではありません。

自分が自由に使える時間も限られており、正義感に燃える若者でないと、務まらない職業と言えるでしょう。

処で麻薬とは? の疑問もあるでしょうね。厚生省の基準では陶酔感を伴い、習慣性を生じやすい薬物としています。

代表的には、モルヒネ、コカイン、大麻などがあります。

中でも、依存性や致死性の高いアヘンやコカイン等の麻薬は、国際協力で厳しく規制されています。

時々有名な芸能人やスポーツ選手が、麻薬Gメンに逮捕されニュースになりますが、大抵が2回3回と繰り返しています。

残念ながら、遺志の弱さと誘惑に負けてしまうのでしょうね。

本日の裏話は、誘惑に負けると怖い事になる麻薬のお話でした。本人だけでなく親や兄弟にまで迷惑な事ですからね。