日本の方言は面白い

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は学校で勉強する常識と、社会生活で身に付ける知識もあるので、年少者より年長者の方が有利の場合も有ります。

年長者の方が社会生活が長いので、その分だけ多くの知識を吸収するチャンスが多いからです。

第16回のフィラデルフィアで行われた準決勝で出された問題をご紹介しましょう。

問・意地を張る事の意味で、俗に「土佐のいごっそう」「肥後のもっこす」というが、津軽は何?

答・じょっぱり

解説 「いごっそう」は頑固者、偏屈、へそ曲がり。「もっこす」は頑固、生真面目。

 

 

 

 

「じょっぱり」は頑固者で、いずれも同じような性格を表し、特に酒を呑んで酔うと、この性格が顕著に現れるようです。

日本の各地には、同じような性格を表現する「方言」が沢山あるでしょうが、彼らは酒を呑むと対立する事が多いようです。

でも、喧嘩状態になっても「酒の上での事」との言葉で、仲直りするのも日本人の特性と言えるでしょう。

一言で言えば「頑固者」は、裏を返せば「人が良い」とも言われそうですね。

人間の性格は「百人百様」ですが、誰とも話を合わせる「八方美人」よりは、頑固者の方が信用出来そうですね。

本日の裏話は、方言の問題で「頑固者」の各地の共通語のお話でした。

処で皆さん、会社や友人の知人を思い出してください。頑固者は居ますか? 八方美人は?

よくよく考えると結構居るもので面白いです。仲の良い友人はどちら? 「えっ、自分と似ている?」類は友を呼ぶですね~。

新刊の小説が出ました。宣伝です

今日わ。久々に私の書下ろしの小説がアマゾンで発売されました。タイトルは「組長は高校生」です。

ネットで「アマゾン、萩原津年武の書籍」で案内が提示されますので、一度覗いて見てください。

世の中では、幼稚園から老人ホームに至るまで「いじめ」が横行し、多くの被害者が苦しんでいます。

これを撲滅させようと、私立女学園の主人公が立ち上がります。彼女は学園では、男女に人気がある陽気な女の子です。

学園の同士を集め、「いじめを無くす」団体を結成。世界の秘密結社「フリーメイソン」を真似た掟を創り活動を開始。

小中高の学生を小使い程度の会費で会員を集め、行動を開始すると学園の虐めが実際に減少します。

この傾向は、学園を離れイジメ撲滅が東京都内、近県の神奈川、埼玉にまで広がり組織は拡大するのです。

更に、大きな夢に向かって高校生たちの活躍が展開。知恵と活劇など、青年たちの「青い絆」が将来を見つめます。

最後まで、読んでお楽しみください。面白かったら知人の女子高校生にお勧め頂ければ最高でーす。

萩原津年武、6月29日

魚の食習慣は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は、誰でも知っている知識なので、クイズ問題としては簡単な部類で、挑戦者は競って早押しボタンを押していました。

第15回のジャクソンで出された、ご当地問題ですが、挑戦者は皆さん自信を持ってボタンを押しました。

問・ミシシッピー州の漁獲量は全米一。白身の魚で、高蛋白、低カロリーで、ダイエットには持ってこいの「キャット・フィッシュ」と言えば何?

答・ナマズ

解説 問題の前半は解らなくても、後半の「キャット・フィッシュ」だけで誰でも正解出来る問題でした。

 

 

 

ナマズは世界中に分布する魚ですが、日本の魚屋さんではあまり売られていないので、食べる人も少ないでしょう。

でも、釣りをする人なら川魚では大物なので、釣った人なら食する場合も多い事でしょう。

アメリカでは、フライドポテトと同じ状態でカップに入れ、街道筋の店で売られていました。

我々スタッフも、時々買って食べていましたが、癖になるほどの美味で良く買ったものでした。

日本にはこの様な食品は無いので、食べる事も出来ません。アメリカの食品は何でも流行するのに不思議ですね。

ナマズを食品として食べる国は、そう多くは無いと思います。魚の趣向は国によって大差がありますね。

マグロのトロや鯛の刺身等、日本人の大好きな生の刺身は、欧米人は昔は食べませんでした。

また、日本では「うなぎ」や「サンマ」は昔から良く食べられた魚でした。

お隣の中国では、それほど食べられない時代が永く続いたはずです。処が近年は、中国人もこの美味を知ってしまったのです。

その結果、日本の漁獲量が激減し、我々庶民も昔のように気軽に口に入り難くなってしまったのです。

世界はインターネット時代で、どんな情報も素早く知れ渡るので食の傾向も平均化しているのでしょう。

本日の裏話は、ナマズのクイズ問題から、魚類の食生活の話に進んでしまいました。

処で、日本を代表する食とは何でしょう? 寿司、蕎麦、天ぷら、ラーメン? 好みによって異なりますね。

オリンピックで外人観光客が多数来日するでしょうが、彼らはどんな日本食を食べるのでしょうか?

恐らくデーター好きのメディアが、統計を取る事でしょう。その結果、第一位は?

「えっ、焼肉?」それって日本食でした? その区分けは難解ですね~。和食じゃないけど日本人は好きでした。上カルビ~。

 

懐かしのヒーローは今何処?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

日本人だけに限らず、世界の一般常識も知識として蓄えた方が有利なのは当然ですね。

一般常識は、時代によって変化する分野も有り、例えば流行などは時代が変われば過去の遺物になる事も結構あります。

そんな時代によって変わる、世界の常識問題をご紹介しましょう。お父さん、お爺さんの時代のお話です。

第14回のグランドテイトンで出された問題です。

問・密林の王者ターザンは、もともとどこの国の人?

答・イギリス

解説 「類猿人ターザン」は 1932年に映画化された品です。

物語は二人の象牙商人とその娘のジェーンは、象の墓場を目指して秘境へと旅立ち、野獣に襲われるが青年ターザンに救われる。

彼女の美しさに惹かれたターザンは彼女をさらい密林の奥へと姿を消してしまうというのが最初の話です。

 

 

 

 

 

 

 

この作品は世界的なヒットとなり、続編が次々と作られ戦後の日本でも人気の作品でした。

ジョニー・ワイズミューラーの主演で、彼らの前身が明らかになりますが、ターザンはイギリス貴族の息子だったという話です。

主演のワイズ・ミューラーは、元オリンピックの水泳選手で、逞しい裸が人気の的でした。

現代では「ターザン」の名前さえ、過去の遺物扱いですが映画ファンなら、この名を知らない人は居ないでしょうね。

本日の裏話は、懐かしいヒーロー「ターザン」に関する問題から彼の前身は、イギリス貴族の息子だったとのお話でした。

何時の時代でも、正義の味方であるヒーローは人気の的です。鉄腕アトム、スーパーマン、ウルトラマン等、数多く居ますね。

それぞれが子供の時代に夢中になったヒーローですが、それも時代と共に忘れられて行く。時の流れは無情ですね。

「ああ無情」という話もありジャンバル・ジャンでしたジャン。

 

日本語は難しいですネ

アメリカ横断ウルトラクイズ問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は誰でも知っている知識なので、忘れていなければ誰もが正解出来る「易しい問題」と言えるでしょう。

でも、中には問題の文章よって、直ぐに思い出せない事もあるようで、我々は設問の言葉には気を配っていたのです。

第11回のパームスプリングスで出された問題をご紹介しましょう。

問・深い恨みはここまでしみ込むと言われる、人間の骨の内部にある柔らかい組織は何?

答・骨髄(髄)

解説 「恨み骨髄に徹す」という言葉がありますね。骨の芯までということで、表現としては「最大級の」との意味になります。

恨みは、最高に大きいとの表現であり、ここまで恨まれるというのは恐ろしい事です。

 

 

 

 

 

小説やドラマの復讐劇は、大抵の場合が殺人という手段で恨みを晴らしていますね。

現実では、一般にここまで恨まれるような事は無いでしょうが、でも殺人事件が発生している限り、実話もあるのでしょう。

話を「骨の髄まで」に戻しましょう。

言葉としては「骨の中心まで」の意味で、腐っているのように悪い意味の表現に使われています。

逆に「骨の髄まで反省している」のような使われ方は有りません。この場合は「心の底から」というような言い回しですね。

本日の裏話は「骨の髄まで」のクイズ問題から、日本語の難しい使い方の話になってしまいました。

さて、我々日本人が心の底から願っている良い事はオリンピックの成功でしょうね。

紆余曲折ありましたが、今となっては成功して後世に伝わる素晴らしい大会になって欲しいものです。

反対に骨の髄から願っているのは? 言うまでも無く「コロナ騒動」でしょう。コイツばかりは骨の髄から許せな~い、ですね。