ジャズの本場へ演歌で殴り込み

第15回ではジャズの本場、ニューオリンズに行きました。
この街では、街角を曲がる度にジャズが聞こえてくると言われます。

だって、ジャズはこの街で生まれ育ったのですから、無理も有りません。
フレンチ・クオーターバーボン・ストリートといえば、古きよき時代のフランス風の建物が並んだ素敵な町並みでした。

↓フレンチ・クオーター

フレンチ・クオーター

↓バーボン・ストリート

バーボン・ストリート

(その後、2005年の8月に超大型のカトリーナ台風でニュー・オリンズの街が壊滅的に破壊されたニュース映像を見ましたが、どこまで復元されたのでしょうね)

ともなると、通りのあの店、この店から軽快なジャズのメロディーが流れてきます。
つまり、街中に音楽が流れていて、ジャズ・ファンにとってはたまらない環境です。

↓夜のバーボン・ストリート

夜のバーボン・ストリート

そこで、がスタッフは
「今夜はここで日本の歌を披露してやろう」
と相談がまとまりました。

我らが泊まったホテルの2階のバルコニーは、バーボン・ストリートに面しています。

美術を担当するグループが、即席でステージのセッティングをしました。
カメラマンはストリートに三脚を立て、カメラが何台もステージを狙います。
テレビの撮影をしているような状況を作り上げました。
勿論、お遊びですからテープは回していないのですが、道行く人々は何が始まるのかと、野次馬が集まってきました。

がスタッフの中には、芸達者が何人も居ます。
その上みんな負けず嫌いと来ているから出演者には事欠きません。

只のカラオケではつまらないので、物マネ演歌大会をやろうと相談がまとまりました。

通りに向けてスピーカーがセットされ、照明もバッチリ当て、音楽番組の始まるような雰囲気が出来上がりました。

そしてジャズの街のメインストリートで、演歌物マネ大会が始まったのです。
物マネですから大袈裟なジェスチャーで、北島三郎から森進一、八代亜紀、辺見まりと歌が進むに連れて、ホテルの前は黒山の人だかりになりました。

ジャズの本場で、演歌大暴れしたというバカバカしい悪戯ですが、スタッフも長いこと旅を続けていると、たまにはこうした息抜きも必要なのです。

「ジャズの本場へ演歌で殴り込み」への3件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    小さい罰ゲームだったのに、強烈なインパクトがあり覚えています。。。
    何かを仕掛けるにも、全て規模が違う…。テープが回ってなくても常に「驚かせてやろう」の精神があるがらこそ、あういう番組を作り上げることができたんですね。妙に納得してしまいました。

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