アメリカ横断ウルトラクイズのブログを書き出してから、有難いことに読んで下さってる方から質問を受けることがあります。
中でも、比較的多く聞かれることは
「誰がどんな権限でコースを決めるのでしょうか?」
といったものです。
多少、手前味噌に聞こえるかも知れませんが、確かにあの番組ほどアメリカ各地を廻った番組は他に記憶がないほど、いろんな場所を探して旅をしたものです。
といって、チェックポイント(クイズ会場)を誰か権力者が好き勝手に決められるモノでもありません。
では、どのようにして毎年のコースが決められていたのか、その辺の事情を今日はお話したいと思います。
まず、大きなルートですが、それはプロデューサー、ディレクター、構成作家の主だったメンバーが最初の会議で候補地を出し合い、話し合いをして取り決めます。
大まかなコースが決まったところで、そのコースに沿った場所で、何か面白い習慣、出来事、祭り、イベントなどがないか、あらゆる情報を集めます。
この情報集めは構成作家、ディレクター達が手分けをして、より良い情報を収集しなければ、能力を疑われ次の仕事には繋がらない、という事にもなりかねません。
だからみんな必死で面白そうな話題を探します。
例えばそのイベントそのものが罰ゲームになる、と言うようなモノであれば、現地に問い合わせをして、実行の日時や状況を詳しく調査します。
例えば第13回でニュージランドのショットオーバーでのバンジージャンプなどは、候補に上がった時から、ここでの罰ゲームは「これで決まり!」といったように、すんなり決定してしまいます。
また同じ回のツイン・レークスでは、敗者が村人からトマトの爆弾を身体中に投げつけられる、という悲惨な罰ゲームを受けています。
勿論これは村興しのためのイベントで、観光客を誘致する作戦の一環だったんですね。
つまり、その情報があったからこそ、ロッキー山脈の中腹で標高3,000メートル近い村まで出向いて、ウルトラクイズが行われたわけです。
このように罰ゲームが先に決まっているなどと言うのは、そんなに数が多い事はありません。
それよりも、ロケハンで現場を見て、最初の情報通り、ロケ場所にぴったりという場所はそう簡単にはありません。
また、訪れた場所でどのようなクイズをすればより効果的か、という事を考えながら現地を見るのですから、好き勝手に各地を遊び回っているわけではなかったのです。
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参加規定に載っていたルートや場所と、実際のルートや場所とに違いが出ていたのですね。
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おはようございます。
毎年、毎年、異なるルートやチェックポイントを行っていたので、どうやって決めてるのかな?と不思議に思っていましたが、、
各候補地を選ぶのも、大変な作業と言うか労力を使っていたんですね。