アメリカ横断ウルトラクイズで、アメリカ各地を回っていると、アメリカらしいスケールのバカ大きいものにお目にかかる事があります。
おそらく初めてアメリカを訪れた人達は、一様にあの摩天楼を目の当りにし、度肝を抜かれた事でしょう。
それも昔の話という事で、今の若い人にはピンと来ない例えで、時代はどんどん変化していると言う事です。
さて、バカ大きい物がお好きなアメリカ人の自慢に、巨大なモニュメントが有ります。
因みに辞書でモニュメントを引くと、
「公共的な記念の目的から、特定の人物や事件などを長く後世に伝えるため、設立される建造物の総称」
と定義されています。
「公共的な記念の目的から、特定の人物や事件などを長く後世に伝えるため、設立される建造物の総称」
と定義されています。
このモニュメントは、サスペンス映画の巨匠ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」の格闘シーンの舞台として、世界中に知られるようになった名所です。
それに、勝るとも劣らない大きさの彫刻が、アトランタにあったのです。
近くではオリンピックですね。
アメリカ南部のビジネスの中心地であり、世界中で飲まれているコカコーラの本拠地があるのでも知られています。
我々がこのアトランタを訪れたのは、オリンピックよりも4年前の第16回の時ですが、ここのストーン・マウンテン公園がクイズ会場に決まったのです。
名前の通り、正面に大きな石の山がそびえ立っていたのです。
この山は世界的には、オーストラリアのエアーズロックに次ぐ、巨大な石の塊だそうです。
この中腹に、南北戦争の英雄リー将軍を始めとする4人の将軍の像が彫られていたのです。
歴史の浅いアメリカとしては、このようなモニュメントを全国各地に創り、世界に威厳を示したいという気持ちも理解できます。
それにしても、このようなバカ大きい彫刻を、自然の中に溶け込まして作ってしまうアメリカのエネルギーには、ただただ脱帽と言うしかありません。
もし、これが日本だったら「自然破壊、反対!」という市民団体の動きに抵抗され、とても実現は出来ないでしょうね。
このストーン・マウンテン公園は、アトランタ・オリンピックではマラソン、カヌー、アーチェリーなどの競技会場として、世界の注目を集めましたが、我々はその4年前にこの場所でクイズを行ったのでした。
この将軍達のモニュメントと、クイズ形式を何とか関連付けるアイディアを考えましたが、ピッタリと来る物が出て来なかったのです。
そこで実施されたのは、「私がママよ」という、現地の子供とお母さんを使ったクイズでした。
小学校低学年の描いた似顔絵をヒントに、その子の母親を当てたら勝ち抜け、子供の指名権は2問正解で得られるというルールです。
ここでは、知力と勘を働かせて、挑戦者達は結構苦戦しました。
何故って、似顔絵と母親があまり似て居なかったからです。
こればかりは、事前のチェックでも小学生に向かって
「もっと上手に描けないの?」
なんて言える訳がありません。
「もっと上手に描けないの?」
なんて言える訳がありません。
そんな悪条件でも、
「現場を楽しく盛り上げるのが司会者の腕だ」
といって若い福沢アナに注文を付けていたスタッフが居ました。
「現場を楽しく盛り上げるのが司会者の腕だ」
といって若い福沢アナに注文を付けていたスタッフが居ました。
前任者、福留さんの時にはとても言えないセリフでしたがね。
今では福沢アナもフリーになって、立派な売れっ子ですが、ウルトラに出てきた当時は若手の新人アナで、まだまだスタッフに鍛えられていたのでした。
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>MOOさん
コメント有難うございます。
誤解はありません。こちらも記憶力が怪しくなっていますので、気になさる事はありません。
ウルトラ体験者のコメントは嬉しいので、懲りずにまたコメントしてください。
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あ、誤解があればすみません。
「もっとちゃんと見てれば!」と思ったのは、
当時の僕に対してです(笑)
失礼しました(^^;;)
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>MOOさん
コメント有難うございました。
昔の記憶を思い出しながら書いているので、当時はそのように感じた、というお話です。
時には記憶違いが有るかも知れませんが、その場合はお許しを……。
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>月舟さん
いつもながら、嬉しいコメントを有難うございます。仰る事は現代のテレビ文化論のような、ご指摘で、確かに何時の頃からか、テレビの影響範囲が変化してしまったようです。
これはテレビ局側に問題があるのでしょうね。
今のままでは、テレビ離れが進むようで、OBとしては心配ですが、余計なお世話だ、という声も聞こえてきそうです。
私たちは良い時代に業界に生きていた、というのが感想です。
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まったく。あの絵のおかげで僕は敗者になったんです!(笑)
冗談です。
近くでよーく絵を見たら、特徴はちゃんと捕えてて、「もっとちゃんと見てれば!」と思いました。
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ウルトラに憧れた人なら多かれ少なかれ同じことをしていたと思いますよ(笑)
『アメリカ横断ウルトラクイズ』とはそれだけ魅力的だったということです。
今は娯楽も趣味も多様化し、自分の好きなものが選べます。それはそれで素晴らしいことですがその反面、自分が関心のないことは全く知らないということが起きています。自分の関心の狭さもありますが、送り手がターゲットを絞り込み過ぎているとも思います。
自分の知らない歌が巷ではミリオンヒットと騒がれていることがよくあります。
ウルトラの頃は子供でも『雨の慕情』を知っていましたし、お年寄りでも『UFO』を知っていました。
今では第12回バローの『カラオケクイズ』は成立しないかもしれませんね。
テレビに選択肢がなかった、一家に一台だったからともいえますが、悪いことばかりではなかったと思います。
一家でウルトラを見ながらアメリカで奮闘する挑戦者を応援し、たまに自分が正解すると『お前、よく知ってるな』なんて言われて得意になったり親が正解すると『やっぱり大人には敵わないなー』なんて思ったり。
こんな光景がどこの家庭でも見られたと思います。
ちょっと懐古的になってしまいましたが、番組の感想だけでなく、すっかりウルトラ中心になってしまった日常など、みんなで語れる共通体験があるということは素晴らしいことですね。
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>かとけんさん
細かい分析を有難うございます。正にウルトラクイズ評論家の域に達しているようです。
今後もブログの監視を宜しくお願いします。
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>月舟さん
永い事ウルトラクイズを応援してくださり、感謝です。
あなたのような熱心な視聴者が居た事を日本テレビに知らせてあげたいのですが、すでに当時の関係者は在籍していないので、それも叶いません。
悪しからず、ご了解下さい。
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>ういんちゃんさん
ご指摘の通り、3回同じ場所でクイズをしています。年代も変わっているし、担当者も別の人間なので、このような事も起こるのはご理解下さい。
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第1回と第16回の背景が全く同じなんですよね。
違うのは人数とクイズ形式だけ。。。
高所恐怖症の福澤アナがストーン・マウンテンの上に
立たされたのもスタッフの愛のムチだったのでしょうか?
第10回はアトランタでもケネソー古戦場というところ
みたいですが、都市のイメージがあるアトランタでも
こういったのどかな場所もあるんですね。
「私がママよクイズ」は12回、13回の子供たちの方が
絵は上手かった様な気がします。。。
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第8回は、一視聴者からウルトラ出場へ気持ちが完全にシフトした思い入れのある回です。
当時、小六だった私は新聞で特集されていたラピッドシティでの『ご先祖さまクイズ』の記事を切り抜き、学級新聞に提供したことがあります。
新聞といえば、ラテ面の下にあったウルトラの広告も切り抜いて今も取ってあります。ずいぶん変色してしまいましたが(泣)
ウルトラ熱に取り憑かれた頃だったので、とにかくウルトラクイズに関するものなら手当たり次第に集めてました。といっても小学生ですから程度は知れてますがね(笑)
コメントしながらとっても懐かしい気分です。
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記念すべき第1回でも会場になったところですね。
確か、第10回の時も一緒のところだったと思います。
となると、3回も同じ会場という事になりますよね。