アメリカ横断ウルトラクイズでは、アメリカ中を旅をしながらクイズを行ないました。
その度にホテルに宿泊するわけですから、アチコチのホテルに宿泊しました。
その中には、珍しいホテルや変わった事で、話題を呼んでいたホテルもありましたが、その代表的なのが第13回で訪れたテネシー州のメンフィスにあるピーボディというホテルです。
メンフィスには何度か訪れていますが、ここの知名度を上げたのは、何と言っても今世紀最大のスーパースター、エルビス・プレスリーの出身地という事でしょう。
ロケハンでは、ご当地の観光スポットであるプレスリーの豪邸を観て、その時に泊ったのが由緒あるピーボディ・ホテルでした。
我々が夕方ホテルにチェック・インすると、ロビーに沢山の人だかりがしているのです。
何事かと思って見ていると、ピーっと口笛を吹く者や拍手をする者など、周囲が騒然となってきたのです。
もしや、誰かスターでも泊まっていて、それを野次馬が見物しているのか、と我々も人垣を掻き分けて覗いて見ると、何とロビーの中央にある池から、5羽のカモが飛び出して、ヨチヨチ歩きで、エレベーターに向かって歩き出したではありませんか。
実はこの5羽のアヒル達はホテルの屋上のペントハウスに棲んでいて、毎日11時になるとエレベータに乗って1階ロビーにある池まで歩いてやってくるのだそうです。
そして1日中池で愛嬌を振りまきながら泳いで、夕方5時になると1斉に池から上がって、エレベーターに乗って、屋上のマイハウスへ帰っていくのだそうです。
しかも、この行動は人間に命令されるわけではなく、自由意志で行動しているというのですから、これが評判になって、見物客がホテルに泊まり、ホテルはいつも超満員だというのです。
つまり、このホテルの宣伝担当のカモだったのです。
こんな面白い情報を見逃すわけには行きません。
エルビス・プレスリーの豪邸でのロケを断られた事もあり、それならアヒルの行進でクイズをやろうと、直ぐにこのホテルをロケ地に決定しました。
「カモ」では何となくイメージが湧きづらいので、便宜上「アヒル」と呼ぶことにして行なわれたのが、「アヒル・タイムレース・クイズ」でした。
ルールはアヒルが池から出た瞬間にクイズが開始され、家に帰りついた瞬間に終了する、というものでした。
その間に早押しクイズで何問正解するかが勝負であり、得点の1番少なかった1名が敗者になるというものです。
アヒルの気ままな歩き方で、勝敗が決まってしまうなんて。
敗者は嘆いていました。
オレは「いい鴨だ!」
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…ペーパークイズのBGMが頭にこだまします(笑
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>シャングリラさん
コメント有難うございました。
13回は、思い出も多かったので、これからも書くチャンスが多いと思います。
どうぞ、ご期待下さい。
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かもだったのか…。
全然疑ってなかった…。
今の今まで、カモだと言われるまで本当にアヒルだと信じてました。
・・・。
・・・・・・・。
・・・面白かったからよし!(開き直った)
メンフィスとアヒルさんは放送当時第13回で最も印象に残っていました。
今ネタばらしされてこれだけのインパクトがあるということはツボにストライクゾーンど真ん中だったということでしょうか。
ネタの選択といい加工といいさすがウルトラスタッフ、脱帽です。
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当時は日本でも可愛らしいカルガモちゃんが話題でした。
こちらのカモちゃんもお尻をフリフリ劣らぬ可愛さでしたが、ご丁寧にエレベーターにまで乗ってマイハウスに帰るお利口ぶりには驚きました(笑)