アメリカ横断ウルトラ・クイズは、アメリカが好きな皆さんが観て下さった番組だと私は思っています。
だから、クイズ問題の中にもアメリカに関する問題が沢山出題されていました。
問題そのものの解説は、時々しか入れるチャンスはありませんでしたが、時には番組内で解説するような場面もありました。
私達、クイズ問題の裏付けを取る作業では1問毎に解説を書き込み、何時でも福留さんが解説を入れられるように、問題用紙には丁寧な解説文を書き込んでおきましたので、時々はそれを読んでいたわけです。
ところで、当時の問題を読み返して見ると、第15回の機内ペーパー・クイズの第1問に次のような問題がありました。
問・アメリカの名物、1番最初に完成したのは?
① 金門橋
② 自由の女神
③ エンパイアステートビル
という問題が有りました。
クイズの問題としては簡単な1問と言えるでしょう。
しかし、この問題をチェックするメンバーは、この3つの建造物に関して詳しく調査しています。
3者択一問題ですから、解説文は残っていませんが、当時を振り返って、多分次のような調査報告が纏められていたと思います。
解説文
正解は②で、1,886年の完成です。
自由の女神に関しては、皆さんが研究していたので、ほとんどの方が正解していたはずです。
追記・金門橋は1,937年の完成で、サンフランシスコにあって、世界で有名な観光名所である。
エンパイアステートビルビルは1,931年に竣工したが、世界恐慌の影響でオフィス部分は1,940年代まで、多くが空室だった。
そのため、エンプティー(空っぽ)ステートビルとからかわれて呼ばれていた時期が長く続いていた、という歴史があったのである。
因みに、このビルは当時世界一高いビルとして知名度が高かったクライスラービルから、その称号を奪うのが目的で作られたものであった。
その目的は達成され、1,972年にワールドトレードセンター・ノースタワーが完成されるまでの42年間世界一の称号を守ったのである。
?ワールドトレードセンターは、ご存じの世界貿易センタービルで、あの9・11のテロで崩壊したビルの事です。
クイズ問題には、この様に1問毎に調査がなされていたので、これらをまとめて書籍に残そうという話も出ましたが、当時は私も本職の放送作家の仕事が忙しかったので、その様な余裕が有りませんでした。
もしも、ウルトラクイズ問題・雑学辞典のような本にまとめれば、ヒットしたかもしれませんね。
でも、この様なのを捕らぬ狸の皮算用というのでしょうね。
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>城明日華@TeNYさん
勉強は楽しみながら学ぶのが理想ですね。
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>まささん
とても夢が持てるコメント有難うございます。
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>マル51さん
ウルトラの雑学的な本は、結構興味深い本になるような予感がします。今なら時間はたっぷり有りますし、電子書籍で出すのも良いアイディアですね。「雑学の宝庫」なーんちゃって。
センス古いかなあ、と言われそうです。
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>マル51さん
幻のルートって夢がありますね。でも、ロケハンに行ったという事は有りません。
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>月舟さん
いつもながら適切なご意見感謝します。若しかするとその様な雑学の宝庫みたいな本を書きたくなるかもしれませんね。
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スタジオで収録されている他のクイズ番組とは違って、大自然・大都会を移動しながら行われるウルトラクイズでしたので、時折出されるアメリカに関する問題…いや、終盤では訪れた国に関する問題…ご当地とでも言うべきでしょうか、実に興味深い展開だったのを記憶しています。
それも、過去に関わるものから現在進行形なものまで、実に多彩でしたね。
ウルトラがただ単なるクイズ番組で終わらなかったのは、人間模様もさる事ながら目の前にある「アメリカ」の1ページを感じる事で挑戦者や視聴者に何かしらの問いかけをしていたように思います。
そういった意味で、クイズ番組であり、ヒューマン・ドキュメンタリーであり、そして「歴史探訪」でしたね。
見事でした!
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よいこの世界史の勉強になりました
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出版されていたら、挑戦者のほとんどが本を持参して後楽園、ドームに集まったでしょう。
チャンピオン著者の本で、ウルトラの本は正解の欄に貴重な情報があると書いてあったのを思いだし、見てみました。
へぇーっと、付け焼き刃ではない知識が得られるような気がしました。
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ウルトラクイズ問題・雑学辞典、いいですね。
番組がやっていた当時に出していたら、単純計算で6000問を超える三択問題が出ましたから、それに全部解説付きで載せたら、かつてのイミダスぐらいの分厚さになるでしょうね。14回・東京ドームで敗者の味方・渡辺正行さんが持っていた25年分の全問題集(勿論、仮)を思い出します。
そこで、全問とは言いません。選りすぐりの数百問でもいいですから、電子書籍で出してみては如何でしょうか?
問題によっては再リサーチが必要のモノもありますが、これなら紙や印刷のコストも抑えられますし、ウルトラを知らない世代を含めたクイズファンなら絶対購入したいでしょう。
もし実現したら、自分もすぐにでもキンドルを買いますよ。予算さえ余裕があれば…。
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幻の17回にルートがあったそうですが、という事は、番組打ち切りの発表前に、ロケハンに行ったのですか?
せっかくの取材が「水の泡」でしたか?
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ウルトラクイズ雑学辞典、いいですね~! 絶対ニーズがありますよ。
問いに対する答えだけというクイズのためだけの問いと答えという無味乾燥なクイズは好きではありません。クイズに勝つためだけに詰め込んだ知識みたいで。
クイズが好きな人というのはクイズ以前に知的好奇心が旺盛で知りたがりの人だと思います。
だから解説や本筋から脱線したちなみに…なんて話なども大好物です(笑)
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アノお昼の長寿番組が来年3月で終了することを発表しましたが、それに因んで、1993年にアメリカ横断ウルトラクイズの終了を発表した時の心境はどの様なものだったのですか?