アメリカ横断ウルトラ・クイズのお蔭で毎年アメリカ中を旅をしました。
最近は日本にも外国人が沢山やって来て、今年は1000万人を超えたというニュースを見ました。
外国人が沢山やってくれば、宿泊費、交通費、お土産など外貨を獲得できて、景気が良くなる、と喜んでいる人達がいます。
確かにこの辺で、昔のように景気が回復して欲しいというのが、国民の願いでしょうね。
日本へやって来た外国人たちの日本の印象は、兎に角日本人は親切、街が衛生的、食べ物が美味しい、と評判は上々です。
やっぱり、国を離れて異国の地で、人に親切にされる事ほど嬉しいものは有りません。
我々がウルトラクイズでアメリカ中を旅をしていた頃、アメリカ人は皆さん明るくてフレンドリーに扱ってくれました。
多少英語が通じなくても、ゆっくりと解りやすくしゃべってくれますし、身振り手振りを交えればほとんど意思は通じます。
難しい交渉は英語の達者なスタッフがいましたし、アメリカ人のコーディネーターが上手く説明してくれるので言葉で困った事は有りませんでした。
しかし、アメリカ人は我々日本人には親切でしたが、アメリカ人同士だと上手く運ばない交渉事もあったようです。
例えば我々のコーディネーターは、全員ニューヨーク在住の生粋のニューヨーカーでした。
細かい言葉は別にして、ニューヨーカーには、独特の発音と喋り方があるのだそうです。
ところが地方には南部訛り、テキサス訛りのように、その地方独特の方言が有って、彼らは方言に誇りを持っているのでしょう。
その様な人の中にはニューヨーカーの喋り方を
「何、気取った喋りをしているのだ」
と嫌う人達もいるのだそうです。
場所によっては、お店のサービスまで変わって、ぞんざいに扱われてしまうのだそうです。
コーディネーターの中で、特に日本語が達者なL嬢などは、
「これから私、英語の東北弁で喋るからね」
と断りを入れて、変わった英語を使い始めたりします。
彼女は日本語でも、関西弁、東北弁、名古屋訛りなどを使い分ける日本語の達人でした。
我々にはどの様に変わったのか解りませんが、アメリカ人の同僚は、彼女が喋る様子を見て大笑いして、手を叩いたりしています。
つまり、彼女たちは、(コーディネーターは全員女性だった)いつもアメリカ中を仕事で歩いているので、この州はニューヨーク訛りが嫌われている、という情報を熟知しているのです。
郷に入れば郷に従え、の精神で地方に合わせた喋り方で仕事を順調に進めていました。
日本の場合は、お国訛りはその土地の宝、といった考え方で大切にされていました。
しかし、都会に出てしまうと、どうしても標準語に矯正してしまうような人が多いのも事実です。
東北のお国訛りが聞きたくて、上野駅に行ったなどという詩も有りましたが、故郷の言葉ほど心を癒してくれるものは有りません。
世界中から人間が集まって出来たアメリカでさえ、お国訛りで差別をする、当時はちょっと意外な思いがしました。
我々のコーディネーターは、優秀なプロの集団でしたから、その様な差別を避けながら毎年頑張って働いてくれました。
アメリカでは、お国訛りの他、ドイツ系、イタリア系など出身国によっても訛りがあるそうですから、言葉って難しいですね。「だから英語の授業は嫌いだったんだ」、言い訳です。
SECRET: 0
PASS:
>ゆうのすけさん
方言はお国の宝ですから、皆さん自信を持って使って欲しいですね。方言をイジメの材料にされるような世の中は避けるべきです。
SECRET: 0
PASS:
tsutomuさん、こんばんは。
アメリカにも、もっと広げて言うと英語にも方言が存在するんですね。同じ英語でもアメリカとイギリスでは微妙な違いがあったりしますよね。例えば「first floor」がアメリカでは1階、イギリスでは2階(1階は「ground floor」)というように。
一方、日本語において、お国訛りはその土地の宝というのは確かにあてはまっていると思います。その最たる例が、何と言っても関西弁です。
僕が子供の頃はちょうど漫才ブームで、ザ・ぼんちやB&Bなどのおかげで関西弁には結構慣れたほうでした。今でも明石家さんまさんやダウンタウンが使っているので、関西弁に慣れている方はきっと多いのではないでしょうか。特殊な例だと、佐藤唯ちゃんの山形弁、東国原英夫さんの宮崎弁などがそうですね。
日本語までも使い分けるコーディネーターの方もすごいですが、我らが福留さんも標準語だけでなく、時にはナレーションで関西弁も使い分けてらっしゃいましたよね。第14回のグランドテートンだと、
「おっと、間違っちゃいけねえぜ。俺ぁトミーって呼ばれてんだい」
と、江戸っ子弁も出ていました。福留さんも負けてはいませんね。
SECRET: 0
PASS:
>まささん
長く記憶され、有難うございます。
私は東北予選と聞いて、当時を思い出しました。予選で九州や北海道へ行ったのを、懐かしく感じています。
SECRET: 0
PASS:
>月舟さん
面白い企画ですね。私が局の編成担当者なら、即採用ですが、今は力の無い過去の人ですから残念!
SECRET: 0
PASS:
>城明日華@TeNYさん
正月なので初耳を重ねてください。
SECRET: 0
PASS:
広大なアメリカですから方言みたいな英語があるんですね。
私は一年間大阪におりましたが、東北弁のとの字もなく、寂しかったですねー
年に一回用事があって大阪へ行くのですが、不思議なものですね。『懐かしい』と、里帰りした気分になります。
方言といえば、史上最大の敗者復活戦の東北予選で行われた島民にアンケートをとる三択は良かったです。
福留さんのアナウンサーとしての力量がお見事。
島民の声を引き出し、尊重する。
魅力あるクイズでした。
SECRET: 0
PASS:
『ウルトラクイズ』は日本人がアメリカを旅しましたね。
今は『クールジャパン』なんていわれて、国内を始め世界中に日本好き・日本通の外国人がいるそうで。
そんな外国人のみなさんを集めて日本の名所・旧跡、北の大地・知床からオタクの聖地・秋葉原、霊峰・富士山、千年の都・京都、平和へのシンボル・原爆ドーム、琉球の都・首里城などを巡りながら『日本』の問題のみを日本語で解答していく、『日本縦断お・も・て・な・しクイズ』なんてどうでしょう?
挑戦者が外国人ばかりなので何回もできないと思いますが、単発なら日本人が見ても楽しめると思います。
流暢に日本語を操り、日本人以上に日本に詳しい外国人に感心すると共に視聴者の日本人も思わず応援してしまうこと間違いなしだと思います!
SECRET: 0
PASS:
初耳