アメリカ横断ウルトラクイズでは、全部で17人のクイズ王が誕生しています。
知力、体力、時の運の3拍子揃った人が何万人の挑戦者の頂点に立つという番組ですから、当然バランスがとれていなければ勝ち残る事は出来ません。
知力は抜群、普通のクイズ番組だったらその人が優勝するでしょうね。
また、体力だけは負けない、という人。
でもオリンピックじゃないので、それだけでは勝つチャンスは少ないでしょう。
時の運なら任せておけ、という人。
運だけで勝てるのはジャンケンと○×クイズくらいで、いくら運が強くても宝くじに当たるようなわけにはいきません。
この様に考えると、体力と時の運は、時々試すチャンスが有りますが、何といっても重要なのは知力が第一なのは当然です。
知力、それも特殊な分野の深い知力を試すような問題は数多くありませんでした。
何故なら、専門家しか知らないような難しい問題を出したところで、視聴者が興味を持てないからです。
多分そのような出題があった瞬間から、テレビの前のお客さんは蚊帳の外に置いてきぼりにされてしまうでしょうね。
クイズの面白さは、見ている人が同時に参加出来る程度の難解さ。
答が頭の片隅にありそうで、思い出せない、その辺が共感を呼べる問題と言えるでしょう。
自分が思い出せない事を、素早くボタンを押して答える挑戦者。
そのような場面で「この人は凄い、応援しよう」とファンが付いて行くのだと思います。
私達はその様に考えて問題を作っていましたから、日本人として常識的な知識を如何に蓄えているか、これが挑戦者を試す最も大切な要素でした。
歴史、文学、地理、社会、音楽、芸能、スポーツ、このような分野の中から、盲点になっている知識を探し出し、味付けをして問題に仕上げる、我々は調理師のような仕事をしていたのです。
例えば、
問・童謡「お山の杉の子」で ♪これこれ杉の子起きなさい、と声を掛けたのは誰?
答・おひさま(太陽)
当時の日本人なら子供の頃、誰でも歌った唱歌です。
テレビの前の子供からお年寄りまで、家族みんなで考えられる理想的な問題と言えるでしょう。しかし、残念ながら歌詞までは覚えていない、それがクイズ問題になるのです。
特にこの問題は、ジリジリと太陽の照り付ける熱い場所で出題しようとと作られ、第7回のデスバレーで実現しました。
挑戦者は暑さで顔中汗だらけ、太陽が恨めしい中での答えです。
司会の福留さんも、答えのフォローが遣り易い状況です。
全てが計算の通りに進行するわけでは有りませんが、我々はクイズ地と問題は出来るだけ関連させながら問題を分類、配列していたのです。
話は17人のクイズ王に戻りますが、彼らの回答を見ていると、例外なく日本人の常識的な問題には実によく正解しています。
結論は、クイズ王は全員がバランスの取れた常識問題の達人でした。
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>福岡ソーシャル・ネット集客でイベント開催の『太陽」さん
コメントが読み取れないのですが。
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いきなりお邪魔しました。勝手ながらコメントも残しておきます。
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>マイナス25kg達成!!ダイエッターえな☆さん
ブログ読ませていただきます。
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おじゃまします☆ブログ拝見させて頂きました(・ω<)☆彡他の方のブログを見るのは色々とやっぱり勉強になります(。??艸?)えなの記事も是非読んでみてください(≧∇≦)色々感想お待ちしています♪では~(o*・ω・)ノ
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>マル51さん
テレビの制作者の質の問題でしょうね。私は批判的なコメントはご遠慮します。
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本日放送(一部地域を除く)されたフジのクイズで「大河ドラマ主演当て」と番組表にありました。
自分は一部地域に住んでいるので、別番組があって遅れての放送予定ですが、正直、愕然としました。
この大河主演の問題、同じフジで短期間に、これが3度目の出題となります。
先月に「平成以降」で出て、昨年末は「過去10年」で出していて、まだ2度であればカブる事もよくあるし、正解の限定も異なるので別に構わないです。
しかし、仏の顔も三度、また出すか?
他局ならまだしも自社の番組同士で潰し合ってどうする?
視聴者だって、もう「答え」嫌でも覚えちゃってげんなりでしょうね。
ウルトラでも10回記念・ハワイの敗者復活で大河のタイトルを答える問題が出ましたが、今ではNHKのHPで大河・朝ドラの作品リストがあるので、誰でも容易に覚えたり、クイズを作る事が出来ます。
しかし、そこから色々と捻ったり限定して出すのがプロの作り手でしょう。
そうすれば、アレ? 出てこない! といったプレッシャーがあるから面白いのに…
兎に角、フジの視聴者センターにこの事を伝えました。
ただでさえQ番組が多いのだから、「似たり寄ったり」と言われない様、他番組で出た問題をしっかりとチェックしてもらいたいものです。
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>まささん
正に豊かな常識人、それが知識が豊富なチャンピオンに相応しいと私も思いますよ。
歴代のチャンピオンは皆さん、そのような人だったと感じています。
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>マル51さん
確かに学校の教育だけを考えると世代間ギャップは生まれるでしょうね。
ただ、日本の昔からある童謡や童話のような類は親が子供に聞かせるもので、そこまで幼稚園や学校に任せるのはどうなのでしょうか?
私は親も子供の人格形成に、もっと責任を持つ社会が理想だとおもいます。
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>とどさん
クイズ問題は、その場の状況に合わせて配列しなければなりません。
単純、簡単、或は難問、のように組み合わせて並べます。音楽の楽譜と似たようなところが有るのです。つまり我々は音楽で言えばアレンジャーの役目もしていました。
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>TOMOandKANAさん
担当者の考え次第ですね。
視聴者が何を望んでいるのか?
一緒に考えて楽しみたいのか?
或は単に知識の名人戦を見たいのか?
これによって問題の質は全く変わってきます。ウルトラの決勝戦は名人戦を狙っていましたが、その他はみんなで参加が理想でした。
番組はこの様に緩急つけないと、視聴率は取れないのです。
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>城明日華@TeNYさん
おはようございます。
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>月舟さん
色々なタイプのクイズ王が居ましたが、日本人の常識的な知識が平均してあれば、クイズ王になれる、その様な考えで問題を作っていました。勿論、普通の人より、好奇心が高い人の方が有利なのは言うまでも有りません。
例えば文学の問題でも、作者と題名だけ知っているのではだめです。やっぱりその作品を読んでないと答えられない、その様な作り方です。
学校の試験とそこが異なるのです。
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料理に関しても、ベーシックな料理が土台となって人気料理店のスペシャリテがありますね。
普段の生活の中で昔から言われて来ていること、生活の知恵を問題文にするとウルトラらしいクイズになっている気がします。
7回、14回大会チャンピオンのように、クイズ経験がなくても、日本一のクイズ王になるには、普段の生活、歴史など何事にも興味を持ち、自分の知識にするのがいいんでしょうね。
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ごめんなさい。
自分は「お山の杉の子」をよく知らない世代です。
園児・児童だった頃に歌った、聴いたといった記憶が全くありません。
早速、通販と音楽配信で検索して試聴すると、確かにサビで歌っています。
美空ひばりさんの作品など、結構この曲が収録された童謡集があるんですね。
もうすぐ小学生になる甥っ子は、アニメや幼児向けのテレビで流れるものを歌うことはあっても、流石に「お山の杉の子」は教えてもらってはいないでしょう。
盲点以前に、今の若い人は「ベタ」な童謡しか学校で習わないのかな?
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過去の映像などで気づいたことなのですが、モニュメントバレーやアルバカーキーなどで行われた「ばらまきクイズ」では、体力の消耗が激しいためか(もちろん「ハズレ!」が2割、3割入っていてきついこともあったのだと思うのですが)、問題が通常のクイズよりも面白かったと感じています。たとえば…
問題 「竹やぶ焼けた」を反対から読むと「たけやぶやけた」。では「たこやき焼けた」を反対から読むと?
(答え)たけやきやこた
とか、実際の問題は覚えていませんが以下のような問題。
問題 小麦粉や牛乳などを混ぜ合わせて、熱したフライパンの上に流し込み、狐色になったところで表裏をひっくり返してさらに焼き、ふっくらしたところでお皿に盛り、バターやメイプルシロップなどを添えて食べる、食べ物は?
(答え) パンケーキ(ホットケーキ)
など。変わった問題が多かったような気がしています。暑さなどを考慮して(一方で頭が回らない状況下での誤答を期待して)、問題が出題されていたのでしょうね。もちろん、「ばらまきクイズ」ですから、どの問題が誰に出されるかはスタッフでもわからないはずですが…。
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「クイズの面白さは、見ている人が同時に参加出来る程度の難解さ」とは、まさにその通りだと思います。ウルトラの問題を考える方がそんなふうに視聴者の立場を大切にして番組作りをされていたこと、今更ながらに嬉しく思います。
子供の頃、偉人伝や学研ひみつ漫画が大好きだった私にも、これわかる!という問題が時々あり、ウルトラを見ながら問題を答えて行くこと自体が楽しみでした。
また反対に、さすがは勝ち抜いた挑戦者だ!と尊敬を感じることもありました。例えば13回の準決勝で「平家物語の冒頭の二節を答えなさい」という問題がありましたが、ちょうど私は中学校で平家物語を習ったばかりの時期だったのです!しかし、あれ、何だったっけ?と思い出す間に、TVの中の永田さんはスラスラと答えられ、鳥肌が立つ思いでした。
ただ、その後1990年代前半に、ウルトラに対抗するように、他局で難問ばかりを出題することを売りにしたクイズ番組が乱立し、クイズの猛者の方たちが活躍されましたが、逆に視聴者にとってはレベルが高すぎて、問題の意味すらわからないような、置いてけぼりを食らわされた気分になる番組ばかりで、これが逆に反動を産み、クイズブームが一気に終焉してしまったという気がしてなりません。
また、私が高校生クイズに挑戦していたころも、問題自体は「自分にも全国大会に行って活躍できるチャンスがあるのでは」と思えるような難易度であり、それがゆえに参加者も全国で10万人近かったと思うのですが、最近はやたらとエリート校向けの高難易度だったり、反動で昨年は参加者に媚を売るように、やたらと簡単過ぎたり…。「指定された場所にたどり着けたら、答えが書いてある」のは、クイズとは言えません。
なんだか、迷走していて、残念に思います。
かつてのウルトラのように、参加者としても、視聴者としても、楽しめるクイズ番組というのは、もう望めないのでしょうか?
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゚。*★お は (。・∀・)ノ よ う★*。゚
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童謡・唱歌の題名、童話・昔話の結末などはみんな知っているものでも改めて問われると「そういえば何だっけ?」というのが多いですよね。
これこそみんなで考えられて、知っていれば「よく知ってるね」といわれ、答えられなくても正解を聞いて「へー、そうなんだ」とちょっと話のネタになりそうで得した気分になる、ウルトラらしい気持ちのいい問題ですね。
クイズ少年だった私は『クイズ王』といえば、やはり難問を早押しでバンバン答える長戸さんのようなクイズ王になりたいと憧れましたが、『TVクイズ』としてのウルトラクイズの存在意義をちょっと俯瞰して見てみると、次は自分も出てみようかな、自分にもチャンスが巡ってくるかもと思わせる『視聴者代表』的な意味で『ウルトラクイズ』のクイズ王らしいと私が挙げたいのは第7回の若旦那・横田尚さんです。