働き蜂は日本人だけじゃない

メリカ横断ウルトラクイズで、何度もアメリカ各地を歩きました。
我々は良くロスの近くに位置するモハーベ砂漠で、ロケをしました。

モハーベ砂漠

車で移動して2時間~3時間の距離が多かったと思いますが、この様なロケの時には3時起床4時ホテル出発というスケジュールが普通です。
9月とはいえ3時、4時といえばまだ辺りは真っ暗闇です。
しかし、ホテルから車が出発する頃には、ハイウェイに煌々とライトを照らした車が結構沢山走っているのです。
一体車の主は何故こんな時間に走っているのか、現地のアメリカ人に聞いた事が有るのです。
すると
「ビジネスマンが移動しているのだ」
との事でした。
日中は車が混雑するので、車の少ない時間に移動しているのだ、との事です。
現在の日本でも同じような傾向が有りますが、アメリカ人も本当に働き者が多いのに驚きました。
世界では日本人は「働き蜂」エコノミーアニマルと皮肉を言われていましたが、アメリカ人も決して負けてはいませんでした。
何しろアメリカは実力社会ですから、勝ち残ろうという人達の心意気も半端じゃない、熱気を感じてしまいます。

周囲が暗い内に砂漠地帯に向かいますと、やがて次第に明るさが感じられ、夜明けを迎える事になります。
夜明けの風景は何処でも美しいものですが、中でも砂漠の夜明けは言葉を失うほど、素晴らしい美しさです。
特に太陽は、油の中にジリジリと浮き出てくるような、不思議な輝きをみせます。
こんな景色が拝めるなんて、なんと有難い仕事だろうと、感謝せずにはいられません。

砂漠の夜明け

3時起床は「いい加減にしてくれ」と悲鳴が出そうなスケジュールですが、その様な恨み節もいっぺんに吹き飛んでしまう程の忘れがたい光景でした。
私だけではなく、スタッフはみんなこの砂漠の夜明けが大好きでした。
だから、記念に写真を撮っていた人も沢山いました。

それにしてもアメリカ人の早起きは全国共通のようで、サンフランシスコでも、ワシントンでも、或はアトランタでも、ホテルの窓から見ると暗い内から車がどんどん走っていました。
勤勉なビジネスマンは日本人だけの特許ではない。
ウルトラクイズのロケで学んだ私のアメリカ評です。

働き蜂

「働き蜂は日本人だけじゃない」への10件のフィードバック

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    楽しく拝見させて頂きました☆共感が持てるブログで気になりました♪それでは、また~(・ω<)

  2. SECRET: 0
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    >まささん
    早起きなのですね。早起きは3文の得といいますが、勤勉な日本人の典型のようで、これからも続けてください。

  3. SECRET: 0
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    >Kayさん
    確かに同じ国内に時差が有りますから、勤務状況も日本の常識で諮る事は出来ないでしょう。
    だが、アメリカ人も勤勉な働き蜂も多かった事を伝えたかったのです。

  4. SECRET: 0
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    >月舟さん
    大陸では島国で見る事の出来ない自然現象に出会う事が度々あります。世界は広いという事の証でしょうね。だから旅の楽しみが各地にあるのでしょう。

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    世界共通なんですね。
    私は仕事上3時半起きで日の出前に仕事をすることがたまにあるのですが、明るくなって来ると得した気分になります。(お昼頃には眠くて仕方ありませんが)

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    以前の仕事で使っていた機械に
    ついてきた製造元(合衆国西海岸)の
    マウスパットに書いてあった営業時間が
    「朝6時から夕方5時まで」
    これを早起きだと感心しちゃいけないんです。
    ……9時始業だと東海岸のお客さん、
    昼まで問い合わせを待つはめになりますから。

  7. SECRET: 0
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    以前のブログの記事によると、現地のアメリカ人スタッフも大変よく働いてくださっていたそうですね。
    日本は島国なので水平線からの日の出は見られますが、地平線の彼方から昇ってくる朝日というのはなかなかみられませんよね。
    夜と朝を分かつ瞬間を私も見てみたいものです。

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