アメリカ横断ウルトラクイズは、クイズ形式によって時々とんでもない問題が作られる事が有ります。
第11回で、リンカーンという街へ行った時の事、一問で答えが幾つも有るという変則なクイズをやりました。
リンカーンはネブラスカ州の州都です。
ここは西部開拓時代に、東から西に向かって旅をし、ミズリー河があり、それを渡るといよいよ西部の始まりとなったのだそうです。
その時代の物語は、アメリカの西部劇でお馴染でしょう。
さて、ネブラスカ州の州都リンカーンの郊外に出ると広大な穀倉地帯になります。
我々はこの穀倉地帯のお百姓さんにご協力を戴き、「大農場コンバイン刈り取りクイズ」というクイズ形式を考えました。
お百姓さんに畑とコンバインを借り、一問正解すると畑のコーンをコンバインで刈り取り、それを上空から眺めると大きな棒グラフが描かれるというバカでかいスケールなのです。
棒グラフは長ければ長いほど、スケール感が高まります。
従って、一問のクイズで正解が複数あった方が棒グラフが長く描けるという理屈で、問題を作りました。
一問多答という訳ですね。
ここで使用されたのは以下のような問題でした。
問・日本には「五穀豊穣」という言葉がありますが、アメリカで年間の売上高ベスト5に入る農作物は?
答・1、とうもろこし、2、大豆、3、小麦、4、綿花、5、煙草。
解説
綿花と煙草は予想外でしょうが、ベスト3は知らなくても予想できます。その他ポテト、米、オレンジといったような誤答もあったように思います。
この様に一問で正解が幾つかあり、5ポイント勝ち抜けでクイズが行われました。
ウルトラクイズは、馬鹿馬鹿しい思い付きを実際にやってしまうというのが売り物でした。
その意味では自分の得点を挑戦者が畑の中にコンバインで棒グラフで描いて、その状況を空から写す、何と壮大な馬鹿馬鹿しさでしょう。
冷静に考えれば「漫画じゃないんだ、まじめに考えろ!」と叱られそうなアイディアでしょうね。
でも、その様な破天荒なアイディアを「実際にやってみろ!」と了承してくれたテレビ局も、大した決断でした。
また、9台もの大型のコンバインとコーン畑を提供してくれた地元のお百姓さんも、ユーモアを理解するアメリカ人ならではの事だと思います。
恵まれた時代の恵まれた協力者が有ってこそ実現した番組だったのです。
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>HIDEさん
我々は桁外れのデカイ事を好んでやっていました。今では企画で没になりそうですね。
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>マル51さん
私は約20年前に双方向の視聴者参加番組の企画を提出していました。でも、ほとんど理解されず没になってしまいました。これからは時代が熟したので、多分多くなるでしょうね。
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>ノリさん
視聴者には人気の温井さんでしたが、ここで敗れましたね。
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>アーチェ=ファンタジアさん
さあ、細かな展開までは記憶に残っていないので解りません。悪しからずご了承を!
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こんばんは。
リンカーンの棒グラフは今でもスケールが大きいですね。
第13回のチムニーロックでの爆走コンボイリレークイズもしかり、ネブラスカ州でのクイズはスケールが大きいのが印象的です。
勝ち抜けジングルも同じ曲でしたよね。
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NHKの視聴者参加Q番組があと1回で終了となり、また厳しい時代に入ってしまいますが、一方で、テレビをネットにつなげて、リモコンの4色ボタンで解答(回答)する双方向Q番組がいくつか生放送でやっています。
この間はNHKで47都道府県で正解率を争うというのをやってました。
さらに、自分の住む名古屋地区では、福澤朗さんの司会で地元に関する問題を出していて、出演者より正解数が多ければプレゼントに応募できるという番組があって、この春からレギュラー放送する様です。
テレビ(チューナー)にデータ放送機能がなくても、パソコンや携帯で参加できるので、環境のハンデはほぼないです。
自分はBSデジタル開局の頃から電話線で双方向Q番組に参加して、まだ受信している人が少なくて競争率が低かったからか、賞金5千円を貰ったことがあります。
一般参加番組に比べたらまだまだ認知度は低いですが、Qマニアしか予選を勝ち上がらないモノとは違って、みんな同じ条件でクイズに挑むことができる利点があります。
あとは問題の難易度がいい塩梅かどうかが今後の課題となりそうです。
これらを踏まえて、tsutomuさんは双方向Q番組をどう評価されますか?
これからテレビの主流となっていくのでしょうか?
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こんばんは、ノリです。
第11回見てました。
リンカーンでのクイズは、「大農場コンバイン刈り取りクイズ」です。
コンバインで刈り取ってその成績がグラフになっているところが面白かったです。
特に覚えている問題といえば、「西武ライオンズの歴代監督3人」、「コシノ3姉妹」ですね。(放送当時)
ちなみに答えは、前者は「根本陸夫、広岡達朗、森祇晶」、後者は「ヒロコ、ジュンコ、ミチコ」です。
敗者になったのは、僕が応援していた女性である温井さんです。その時の罰ゲームは温井さんにとってはきつかったかもしれませんね。
それにしても農場でのクイズはまさにカントリー気分です。はい。
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日興証券(ニックネーム)さんは大スランプで敗者になられました。終盤の国会の3つの種類では男性陣があえて簡単なものを残したように思うのですが…どうだったんでしょうね
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>マル51さん
何処から入って来る情報なのか?
情報網の多さに驚いてしまいます。インターネット時代の産物ですかね?
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>ゆうのすけさん
挑戦者の事情通ですね。驚いてしまいます。
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>城明日華@TeNYさん
その様なクイズ有りましたっけ?
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>まささん
日本ではこの様な協力を得られないと最初からあきらめてしまうでしょうね。アメリカは全てが桁外れなので、色んな試みが出来ました。
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>茨城のどうでしょうふぁんさん
アメリカ人はユーモアが良く解り、番組は作り易かったのも、ウルトラが成功した理由です。他の国では出来ない番組でした。
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>とどさん
クイズ形式を納得頂け、この記事が役立ったのは嬉しいです。
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ここでのクイズで大活躍したのが、アメブロやってるチャーリーさんですよね。
特に記事にあった1問目、アメリカの農作物ベスト5で先に思い浮かぶ3つを言われ、他の挑戦者が苦戦する中で「綿花」と答えるあたり、今のQ界でよく言うファインプレーですよね。
ダテに女性機内トップじゃない所を見せつけました。
その後も農業問題などを答え続けて、気が付けば、5問連続正解!
ノーミスでトップ抜け、見事メキシコ行きを決めました。
振り返れば、チャーリーさんは好不調の波が激しかったです。
機内トップになったと思えば、泥だらけになったり、それでも復活戦で這い上がり、綱引きでは弱音を吐いて福留さんに「そんなことでアメリカに行けるかっ!」と言われるも、勝った瞬間に2人が抱き合って、チャーリーさんが泣いちゃったシーンが印象的でした。
本土上陸後も、実力を発揮して勝ち続けると思えば、バラマキでデッドヒートとなり、辛くもラスト抜けできました。
これだけの展開を見たら、11回のヒロインであるのは言うまでもないですね。
それだけに、カンクンでの敗退が悔やみます。
攻めにいってマイナスPを重ねてしまい、一度も答えられなかった人に負けてしまいました。
ルールとはいえウルトラクイズは残酷ですね。
これも含めて、知力・体力・時の運ですから…
あれから四半世紀以上が過ぎ、チャーリーさんはNHKのQ番組で久々に公の場に出ました。(ゴメンナサイ! 自分は仕事して観られませんでした)
現在は、12回のフェゴ島敗退・カメちゃんさんらと「7位の会」という集まりをしているそうですよ。
今なお、ウルトラの長旅をした者同士で交流しあってる様でうらやましい限りです。
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tsutomuさん、お久しぶりです。
第11回・リンカーンの「大農場コンバイン刈り取りクイズ」、アメリカならではのスケールの大きさだからこそ成せる技だと思います。僕もこういった大きな棒グラフを、一度でいいから描いてみたいものです。
ここで敗れたのが、「血が騒ぐ女」こと温井さん。罰ゲームはヘイスタックでした。藁をトラックに積み、崩さずに旗を一周し、その藁を降ろすというものでしたが、福留さんのナレーションにもあるように、何でもスポーツにしてしまうというのがアメリカの国民性ですね。
さて温井さんですが、藁のバリケードに囲まれたと思いきや、今では何と社長さん。20年以上経っても、運の強さは不変ですね。
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バケツリレークイズ
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壮大なクイズでしたね。
後に高校で習った(3ちゃん農業)をウルトラで予習とは思ってもいませんでしたが、多くの解答権があるから、幅広い知識が必要だったように思います。
土地を提供したアメリカの方の懐の広さがすごいですね。
コンバインの運転と罰ゲームを手伝った方のノリのよさもアメリカならではでしょうか?
もし、日本だったら・・・・田んぼで稲を刈るのかな?
北海道の広大な所もいいですね。
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第11回では、一問他答の他にも『エアボートカルタクイズ』のように答えに繋がるように言葉を考える形式がありましたね。
こちらは無理やりなこじつけあったり楽しかったですね。「単純に答えたほうが楽だ~!」と思った挑戦者もいたでしょうね(笑) 正解が簡単でも答えることを難しくすることもできるのですね。まさにアイディアの勝利ですね!
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どでかい農場を快く提供したアメリカの農家もすごいなぁ。当たり前だけど「日本じゃ絶対に出来ない」クイズですね。広大な日本の農場として例えば北海道の富良野とか……うーん,多分許可でないでしょうねぇ。
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リンカーンで畑に正解棒グラフはインパクトがあり、大スケールの代表みたいなものですが、冷静に考えればそこまでしなくても…と思ったチェックポイントでした。でも、記憶に残るチェックポイントでした(今でも覚えているのですから…)。
それにしても、棒グラフのアイディアから、クイズ形式を早押しで最初に答えた人から一巡するまで全員に解答権がある一問多答とは…。放送当時は「?」と思っていました。少しひねくれですが、別に早押ししなくても一問多答が得意な人なら(答えの数にもよりますが)、解答権がまわってきて正解して、5問連続で答えれば基本勝ち抜けできるのですから…。
このクイズ形式、今回の記事を読んで納得しました。