熱戦の難問は面白い

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、チェックポイントを重ねる毎に難しい問題になるように配分していました。

特に、決勝戦や準決勝ともなると、強い挑戦者の戦いになるのでテレビの視聴者も分からない難問が結構ありました。

そこまで進んだ挑戦者には、優勝は誰?の興味も有り、ファンも付いている人も多くいました。

「映画」「スポーツ」「文学」など得意分野を持っている場合もあり、細部の知識も豊富で正解には驚きの声が上がりました。

第13回の準決勝は、番組史上一番の接戦で当時話題になりましたが、映画の難問に答えた強者がいました。

問・映画「ミクロの決死圏」で、体内に入った乗組員が出てきたのはどこから?

答・目

解説 この映画は1,966年に制作されたアメリカのSF映画で、世界的な大ヒット作品でした。

体内には頸動脈から入り、涙腺から脱出しました。

映画の内容は以下の通り。物質をミクロ化する技術が研究されミクロ化は成功。但し一時間を超えると元に戻ってしまいます。

この限界を克服した科学者が東側にいました。彼をアメリカに亡命させますが、敵側の襲撃を受け意識不明になります。

当時の世界は米ソ両国に2分され、東側と言えばソ連で、事ある毎に競い争っていました。

科学者の生命を救うには、医療チームを乗せた潜航艇をミクロ化し体内に注入。脳の内部で治療するしかありません。

果たして、一時間のタイムリミット内にチームは任務を遂行し体内から脱出出来るのか?

奇想天外なアイディアに加え、人間の体内を移動する潜航艇の特殊撮影。更にスリルとサスペンスで映画ファンを沸かせました。

本日の裏話は、番組史上一番の準決勝と言われた第13回のボルチモアで出された、映画問題の超難問のご紹介でした。

一般に「SF作品」は、宇宙人やUFOと思いがちですがサイエンス・フィクションなので、この種のアイディアも面白いですね。

昔はSF小説と思っていた事柄が、次々と実現し人々の夢が実現しているのが現代です。だから…

現代の医学では、実際に心臓や脳までステントを運び、傷んだ血管を補修するのですから、これもSFの世界かも知れませんね~。

 

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