アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
常識は、日本人として社会生活をして行く上で知っていなければならない最低の知識です。
言葉の問題、社会のルール、歴史など数え上げればキリが無い程多岐に亘る知識の集大成です。
そんな中で、普段の生活を営む上で知るべき言葉の問題をご紹介しましょう。
第6回の成田空港ジャンケン・クイズで出された問題です。
問・ことわざ、人の噂も何日?
答・七五日
解説 何故、七五日という数字が決まったのでしょう?
昔の暦は春夏秋冬の季節は、約七五日だろうと考えられていました。これで計算すると一年が三百日で、現実と矛盾します。
でも、正確な学問の話では無く、人々の日常的な感覚ではその位が適当な日数だったのでしょう。
一つの季節を過ぎる頃には、人の噂も忘れられるだろうとして、この七五日説が固定したようです。
現代の噂は、SNSで拡散されるので、一日で全国に浸透しますが飽きるのも早く、季節が変わる時には遥か過去の話です。
火のない処に煙は立たず、の言葉も有りますが火が無くても想像や捏造などで無責任に噂を振りまく人間もいます。
噂が好きな人は、自分だけに留めず噂を広げるのに情熱を注ぎ込んで自己満足にひたるようです。
本日の裏話は、噂話のクイズ問題からその日数の原点をご紹介しました。
処で、昨年は無責任な噂話を「苦にして悩み」自ら死を選んだ有名人が多数いました。
「気にするな」と他人は言いますが、ご当人はそうは簡単に忘れられないという事もあります。
そこで、新年に当たり「無責任な噂を流す皆さん、今年はその趣味、止めましょう」。もっと楽しい趣味を探してくださ~い。