アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、に日本人の一般常識を基本に創られていました。
日本の常識と同じレベルで、世界の知識も記憶していれば安心で同じようなレベルの強敵と戦えるでしょう。
ウルトラクイズで予選を勝ち抜き、海外渡航した挑戦者はいずれ劣らぬクイズの達人達と考えて良いでしょう。
第16回のキャメロンパークは、アメリカ中の飛行機大好き人間が集まった特殊な場所でした。
各家庭には飛行機の格納庫があり、一機~二機のマイ・プレーンが収まっているという夢のような町でした。
従って、クイズ問題もご当地関連のクイズが多かったのですが、その一つをご紹介しましょう。
問・飛行機の歴史で、最初の部分で良く引用される、ロウで固めた鳥の羽をつけて飛ぶ、ギリシャ神話に登場する人物は誰?
答・イカロス
解説 イカロスはギリシャ神話では、蝋で固めた翼によって自由自在に空を飛べる能力を持ちます。
飛んでいる内に、更に高くへとの欲が出て太陽に接近します。このため蝋は溶けて翼が無くなり墜落して死を迎えました。
ギリシャ神話では「人間のゴーマンさやテクノロジー」を批判する神話として有名です。
尤も、人間はテクノロジーに挑戦し、19世紀に産業革命が起こり、ライト兄弟によって飛行機が発明されました。
それから百年も経たずに、我々は大型ジャンボ機に乗って世界中を飛び回ってクイズを実行、人間の知恵は驚きですね。
本日の裏話は、アメリカの趣味が高じた町、キャメロンパークのクイズ問題から飛行機の歴史の話でした。
戦後、アメリカの家庭では一家に何台も「自家用車」を持つ、との話に日本人は仰天しました。
苦節〇〇年、我々の家庭でも自家用車が持てる時代になりました。と、思った時にはアメリカでは自家用機です。
我々は、常にアメリカ人の生活を追いかけていましたが、現実はアメリカでも貧富の格差は広がっているのです。
結論は一言です。「隣の芝生は美しい」。我々日本人は憲法で戦争放棄を決めた平和な国です。
平和な国の一員として、楽に愉しく長生きしましょ~っと。