二大文学賞の話です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は、義務教育の中で学習しているので、記憶力が良ければ誰でも正解出来るレベルの問題でした。

問題のランクで言えば、易しいレベルなので挑戦者は先を競って早押しボタンを押していました。

第5回のノックスビルで出された問題をご紹介しましょう。年齢に関係なく正解出来ると思います。

問・太宰治の命日は桜桃忌。では、河童忌と言えば誰の命日?

答・芥川龍之介

解説 文学ファンなら誰でも知っている七月二四日が毎年の「河童忌」です。

大正時代を代表する芥川龍之介は、生前に好んで河童の絵を描き短編小説にも「河童」の作品が残されています。

純文学の代表作家である彼の好みを記念して、命日を「河童忌」と名付けたのでした。

一方、大衆文学の方は太宰治の「桜桃忌」が有名で、毎年熱心な太宰ファンが集って思い出話を愉しんでいます。

太宰治は三八歳の六月一九日に、入水自殺をし亡くなりました。この日は奇しくも彼の誕生日でした。

生前に太宰と親交のあった直木賞作家である今官一が、太宰の誕生日と亡骸が発見された日を「桜桃忌」と名付けました。

文学作家を目指す方には「芥川賞」があり、日本の文学界の登竜門として毎年何人かの作家が誕生しているのは周知の通りです。

また、大衆文学では「直木賞」が登竜門で、本日の裏話は日本の二大文学賞の成り立ちのご紹介でした。

「桜桃忌」は六月一九日、「河童忌」は七月二十四日。何れも文学ファンに取っては楽しみですが、今年の集会は難しそうです。

理由は? 誰でも知り過ぎている「コロナ騒動」のため、蜜の集会は止めなければならないからです。

本日も結論は、コロナの悪口になってしまい申し訳ありません。そろそろいい加減に、コロナも幕を引いて欲しいですね~。

 

 

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