アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
クイズは知識を競うゲームなので、世界の常識も数多く蓄積した方が有利なのは当然の理屈です。
世界の常識は、普通は中程度と難問の問題があり、難問は決勝戦に近い場所で出されるのが我々のパターンでした。
決勝に近いという事は、クイズの強い挑戦者が残っているので正解する確率が高いからです。
第8回のバハマで、世界の難問が出されていたので、ご紹介しましょう。
問・ヤマタのおろちを退治したのは、スサノオノミコト。では、ギリシャ神話で九つの頭を持つ蛇(パンドラ)を退治したのは誰?
答・ヘラクレス
解説 彼ははギリシャ神話の中で、第一の英雄です。神話の中では十の怪物を退治した後、天に上ったと伝えられています。
ギリシャ神話と日本神話の中に、同じような怪物とそれを退治する英雄が登場するのは偶然の一致とは言え面白いですね。
「神話」そのものが神の世界の物語なので、人間の想像力としては同じような思考になるのでしょう。
古代ギリシャは、エジプトと並び世界で最初の文明国だったので、その頃、日本はまだ縄文時代ですから夢のような話ですね。
本日の裏話は、古代ギリシャの神話のクイズ問題から、古代ギリシャの英雄のお話でした。
日本の歴史は、神武天皇を初代天皇と仰ぎ、歴史が始まりその経緯は日本書紀に記されています。
最も文字が中国から伝来したのは、更に何世紀も過ぎているのでギリシャの歴史とは比べ物になりません。
今年はギリシャで始まったオリンピックが、東京で開催されるので「ギリシャ神話」を取り上げたのもタイムリーでした。
しかし、七月にオリンピックは本当に開催出来るのでしょうか?これも「コロナ騒動次第!」。困った奴ですね、コロナめは~。