古都も内乱で大被害を受けた

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識の中でも、子供でも知っている常識から、高等教育を受けた知識人なら知っている常識まで幅が広いのは当然です。

問題の難解さでは、易しくもなく、逆に難しくもない「中程度」の問題をご紹介しましょう。

第13回のモーリーで出された日本史の問題です。多分、中学か高校の教科書で学習した出来事です。

問・足利氏が政権を握っていた室町幕府が衰退していくきっかけになった事件とは何の乱?

答・応仁の乱

解説 応仁の乱は1,467年に発生し、1,477年まで実に11年間に亘って継続した内乱です。

原因は室町幕府の重鎮である二名の家督争いから、有力大名を巻き込んで東西に分かれ、大乱に発展したのです。

 

 

 

この戦いで、京都の街は焼け野原と化して伝統的な寺院なども多く消失してしまいました。

この復興には長年の年月を要し、現代の美しい街が残された訳ですね。その後も戦国時代を迎え、内乱は各地で発生しています。

でも、伝統的な市街地を焼き払った内乱は「応仁の乱」が最大と言えるでしょう。

東軍、西軍の陣地の後も「西陣織の発生の地」として有名です。でも、現在は西陣の地名は残されていないそうです。

折角知名度が高いのに、区画整理で町名が改まるのはどの市町村でもある事で、惜しい話と言えるでしょう。

本日の裏話は、室町幕府の衰退を招いた「内乱」の問題から京都の甚大な損害を振り返って見ました。

京都は歴史的に天皇の御所が置かれ、長いこと日本の首都と見られていました。

国際的には首都とは「元首」の住む地なので、京都が首都なのは当然ですね。

明治維新で、御所が旧江戸城に移った時点で「江戸」改め「東京」が首都に定まったという事ですね。

その東京も世界大戦では焼け野が原になり、短期間で世界の大都市に生まれ変わりました。

人間の進歩は本当に凄い!これを破戒する戦争は愚行ですね~。

 

 

 

 

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