アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
一般常識は、日本人なら誰でも知っている知識です。中には小中学校の生徒でも知っている知識も含まれます。
クイズ問題は「易しい」「中程度」「やや難しい」「難問」と四種類に分類されていて、最初は易しい問題から出されています。
第三回のツーソンで出された「易しい」部類の問題をご紹介しましょう。
問・地球は太陽の周りを一年に一回だけ回りますが、月は何回まわる?
答・一回
解説 この問題はうっかりすると勘違いする問題でしょう。毎日回るので三六五回と思う人もいるようです。
しかし、月は地球の衛星である事をお忘れなく。衛星なので地球と一緒に一年に一回しか回りません。
夜になると、美しい姿をあらわしますが回っているのは地球の周りであって、衛星とは主たる星の子供のような存在です。
子供ですから、親について地球の周りを回っている訳で、太陽の周りを回っているのではないのです。
我々のクイズ問題は、このように記憶の盲点を突いた問題を時々出していました。従って易しい問題は要注意だったのです。
それにしても、夜空に輝く月の存在は様々な幻想を与えて呉れます。「かぐや姫」の物語はその代表でしょう。
また、日本では「十五夜」「十三夜」のように月の美しい時に、月を見る祭りを考えました。
昭和の時代までは、各家庭で秋の実りの「団子」と共に果物などをお供えし、家族で月を見て楽しんだものでした。
この様な日本独特の行事も、次第に忘れられているのが年長者に取っては寂しい事です。
逆に、今の若者は「ハロウィン」や「バレンタインデー」のような外国からの行事には熱心です。
これも世界的な流行で、国際化した結果なのかも知れません。「世界は一つ」この精神で紛争を無くしたいものです。
世界平和が一番、誰でも解っていながら平和な時代が中々実現しないのは何故でしょう?
最近もアフガニスタンがテロリストの「タリバン」に占領されたとの事件がありました。
世界の対応は様々ですが、今年はいろんな事が多すぎます。「コロナ騒動」日本では「大雨による各地の災害」。
本日の裏話は、月に関するクイズ問題から、「世界平和は何故実現しない」と難しい話題になってしまいました。
結論! 間もなく九月です。スカッとした秋晴れの日が懐かしいです。久々に「お月見」をしたいな~。満月が恋しいデス。